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【書評】賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか(井出留美、幻冬舎新書、2016年)

2016-11-03

井出留美さんが先月末に出版した『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』(幻冬舎新書)が Amazon.co.jp の「添加物・食品汚染」のカテゴリでベストセラー1位となっています。カスタマーレビューも☆5つが9人、☆4つが1人と、レビュワーからの感想も軒並み好評のようです(11月4日現在)。書誌情報およびカスタマーレビューの詳細はこちら

『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』の著者の井出留美さんは食品ロスやフードバンク活動の第一人者として知られておりますが、私どもの国際情報農学研究室のOGでもあります。現在は株式会社 office3.11 の代表を務めるかたわら、ご自身の活動を日本国内だけではなく海外にも積極的に発信しようと精力的に取り組んでおられまして、今月後半にはマレーシアで開催される国際会議(Food & Society International Conference)で発表する予定です。この国際会議では、著者の井出さんが同書で解説している「賞味期限」や「3分の1ルール」などに焦点を当てつつ、食品ロスを減らすために私たちに何ができるのかを発表することになっています。この国際会議の詳細はこちら

以下、簡単な書評です。Amazon.co.jp のカスタマーレビューにも投稿しましたのであわせてご覧ください。

本書は以下の5章(計45項目)から構成されており、読者の興味に応じてどこからでも読めるようになっています。

第1章 賞味期限のウソ
第2章 「これ食べられる?」を自分で判断する8つのポイント
第3章 捨てるコストはあなたが払っている
第4章 あなたは、あなたが「買うもの」でできている
第5章 食べ物をシェアする生き方

また、本書の最後の箇所で、「今日から家庭でできる、食品ロスを減らすための10カ条」が分かりやすくまとめられています。食品ロスを減らすために、今すぐできることから行動したい方は、ぜひ本書を読まれることを強くお勧めします。

 

 

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