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生物資源学部学生のインターネット利用
生物資源学部 溝口勝

 平成8年度の授業開始日の4月15日、生物資源学部の「学生コンピュータ室」がオープンした。最近流行のインターネットに興味をもつ学生が自由に情報発信・受信するための基地である。利用可能なコンピュータは7台(Mac-5・Win-1・98-1)。4月中に約300名の新入生のユーザ登録を済ませ、今や本学部の全学生(約1600名)が自由な時間にインターネットを利用できるようになった。

生物資源学部では平成6年4月の部局サーバ(sansui)の立ち上げ時点から順調にネットワーク(bioNET)の環境整備が進んでいたが、昨年の大学祭企画「インターネット探検」を契機に学生専用パソコンサーバ(maric)を導入し学生の利用環境の整備にも着手した。学生サークル・マリックを組織し、そのメンバーが中心になって講習会等を企画し学生ユーザの底辺を広げてきた。また昨年度から学部1年生の学科必修科目となった情報処理の影響もあり、現在までにパスワードを設定した学生は約800名(5月19日現在)にも達している。

生物資源学部のこうした利用環境は農水産系学部の中では間違いなく日本一であろう。今後、学生利用者は増え続け、それに伴う学生のネットワーク利用に対する教育、コンピュータの台数確保、およびシステム管理者の養成などの問題が出てくることが予想されるが、まずは学生が現状の恵まれたネットワーク環境を正しく利用しながら在学中に専門レベルを高め、卒業後も社会で大いに活躍するための素地を築いてくれることを期待したい。


写真: 監視カメラ(Qcam)から見た学生コンピュータ室の利用風景
(Cuseemeで各研究室からリアルタイムに監視できます)