国際農業工学22
担当教員: 溝口勝・荒木徹也 (農学国際専攻/国際情報農学研究室)
【講義】金曜日13:15-14:45 オンライン講義
出席カード-->https://forms.gle/zoUAwq4JtGrCbvdK7
【感想220527】
- 熱移動には濃度が重要な役割を果たす。
- 氷の比熱は水の約半分であるなど、水と氷では熱物性値が大きく変化するということ
- 扱う食品ごとに複数の熱物性値を合わせて考える必要があること。
- 比熱と熱容量と熱伝導率の違い
- コーヒーの濃縮度によって凍結の仕方が違うということ。小学生の時の自由研究でかき氷のシロップの濃度と凍結時間について調べたので懐かしく感じた
- 冷却を考える上では冷却(加熱)の方式(対流、伝導、放射)に応じてfluxを考える必要があることと、単純なモデルの場合でもその計算が難しいこと。
- ステファン・ボルツマンの法則(放射エネルギーは絶対温度Tの4乗に比例)
- 冷却のプロセスは単に温度だけでは決まらない。
- 物理が苦手で頭の隅に追いやっていた熱伝導の話を頑張って思い出したこと
- 熱は伝導・対流・放射によって伝わり、フーリエの法則・式が基本となっている。
- 伝熱の式がいろいろあるということがわかった。
- 冷凍を行うには、濃度や状態などによって食品ごとに適切な冷凍法があり、それを見極めなければならない。
- 温度の移動が式で定量的に表せるのはとても面白かった。何となく熱いものの近くは熱くなる、くらいで考えていたが、溶媒溶質と同じく定常状態があり、勾配ができるというのは興味深い。
- 定常状態と非定常状態の熱伝達について・この二つの大きな違いは時間が関与するかであり、時間が関与する非定常状態の熱伝達については偏微分方程式を用いて複雑な計算を求められる。
- 熱伝達係数は物質によって異なるということ。
- 非定常状態にある物質の熱伝達は代数計算で解くことができないこと。
- コーヒーの凍結に関して、濃度によって結果が変わるのが興味深かった。また、溝口先生の補足から、土壌でも同じ現象が確認されることも面白いと思った。
- 食品を冷凍加工するときに食品内部で熱物性値がどうなっているのかを考えることは、熱交換器を開発する上で重要だが、単純な計算では把握しきれない。
- 熱物性値。
研究室のトップページ
大学院農学生命科学研究科・農学国際専攻
東京大学
Last Update 2022/5/27