国際農業工学23

担当教員: 溝口勝・荒木徹也 (農学国際専攻/国際情報農学研究室)

【講義】金曜日13:00-14:45


【4月14日の講義で重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。】

  1. 日本の玄米社会
  2. 食品ロス削減のため、賞味期限の表示を年月日から年月に変更したこと。そうすれば、消費者が無駄にロスを出してしまうことを防ぐのみならず、メーカー→小売り店の物流の遅れによって以前であれば生じてしまうような大規模な食品ロスも十分に防げるようになったのだと推測できる。
  3. 籾摺りの有無が農業工学の展開に与えた影響
  4. 玄米流通と籾流通のそれぞれの利点と問題点が与えた農業文化に与えた影響
  5. 籾の処理を誰が行うかという細かな問題が、大きな差を生んだ
  6. 籾流通と玄米流通が品質向上のインセンティブに与える影響
  7. 流通形態の違いのみでも様々な違いが生まれること
  8. 籾摺りを農民が行うか、精米所が行うかという小さな差異が大きな変化を生んだ可能性があるということ。
  9. 籾を取るか取らないかという、些細な違いによって、農民の立場、技術力が大きく変化することになった点。技術導入や制度が生まれる際に、どのような結果になるかはかなり変わるものだと思った。
  10. 農業の形式(籾流通か、玄米流通か違うこと)で農民の生活など一見関係ないところにも関わってくるとということ
  11. 米の流通について学習できた点
  12. 籾摺りが誰の仕事かで社会システムが変容するように、小さな違いが大規模な変化をもたらすということ。
  13. 諸外国では籾流通が主流であったことに対し、日本ではより農民への負担が大きく、技術面での利益も少ない玄米流通が主流であったことによって生じた影響が重要であると思った。
  14. 籾のまま流通させることで鼠などの被害から守り、品質を向上させられるという籾流通の利点
  15. 親しみの強いコメの収穫や加工について外国の違いや歴史が深いこと。
  16. 玄米流通の日本と籾流通の海外では、流通方法や、保存方法、必要な機械などが異なるため、発展する技術なども異なるということ。
  17. 食料流通について(物理学的な理解)
  18. 農業や農業技術の歴史の変遷が分かったが、より便利な機械が存在しながら今でも昔ながらの手法を使う農家のこだわりを感じることができた。
  19. 諸外国では籾流通が一般的で、籾摺りは精米所で行われる。しかし、日本は農民が籾摺りを行い玄米を流通させるという点で特異である。この相違は些細なものだが、日本の農業史を特徴づけている重大な要素である。
  20. 今までコメ生産と機械化を考えるにあたり、「生産」のプロセスにばかり注目していたため、農業機械化の進展が「収穫後」のプロセスにおいて始まったという点が大変興味深かった。
  21. 日本の精米所の特異的な性質
  22. 海外では籾の状態で出荷されることを初めて知った。国や地域によってそのような違いがあることを知ることが大事だと思った。
  23. 籾流通と玄米流通について

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東京大学

Last Update 2023/4/14