環境修復学21@岩手大学

担当教員: 溝口勝(東京大学)

【講義】2021/10/27-28
時限:水3,4,5コマ, 木1,2コマ


【講義の質問・コメント】

木1コマ

  1. 今回の講義の中で水田の水位観察があり、ちょうど僕がやりたい研究内容にかぶる部分があり、非常に勉強になった。
  2. 農業IoTの活用について多くの具体例を挙げながらお話しいただきましたが、このようにリアルタイムでデータを取りながら現場の状態がわかるということは、農業を便利にしていくと感じました。これによって生態系保全にもつながるようなことができるのではないかと思いました。
  3. IOT機器の組み立てを昨日の実習で行いましたが、その作業は実際の農地で活用していく過程の中では初めの段階にすぎず、実際の現場で利用していくためには、その環境で故障や破損がすることがないように対策をしたり、どんな問題が生じるのかなど検証したりすることが必要だと分かりました。また、定点カメラによる映像は、一目で作物の状況や気象環境の比較を行えるため非常に便利なものだと思いました。
  4. リモートで水田の水位を測ることができるのは非常に画期的だと感じた。これを利用することができればわざわざ水田の様子を見に行かなくともパソコンや端末などを覗くだけで正確に確認ができるだろう。
  5. IoTの応用について具体的に先生の研究している内容を知ることができてよりIoTについて理解が深まりました。IoTをただ組み立てるだけでは実際に使うことはできないとのことで、どんな研究や調査においても新しい物を実際に現場で使うにはたくさんの経験と改良が必要なのだと思いました。
  6. emPitのプロジェクトについて、ご指摘の通り現地調査、ヒアリングが極めて甘かったと感じています。ヒアリングを怠る問題点として、技術的に農業環境の改善が行えたとしても、農家自身はそもそも何が問題なのか把握していない場合が多く、さらにどういった技術を導入すれば改善できるかといった知識もありません。そのためエンジニアはヒアリングを通して、クライアントの農家自身が気が付いていない課題や問題点に気が付き、アプローチを提案する必要があると考えています。また講義中にも挙げられましたが、農業現場の環境は予想外が多く、さらに土地ごとに環境は異なります。したがって現地調査は極めて重要。農学と工学の協同は、工学の知識がある農業者と農学の知識がある工学者どちらも必要。
  7. IOT技術を農業に応用することはとても興味深かった。実際にフィールドで実践することでしか気付けないこともあるのだと感じた。岩手大学でも稲の温度を可視化する研究が行われていたような気がする。
  8. 先生が大学一年生の時にうけた講義が現実の農業とはかけ離れた理想論のように感じたとおっしゃっていましたが、私は今まで講義の内容についてその様な視点から考えることはあまりなかったので、農業の現状を勉強したうえで、その現状と先生方の講義を比較し考え、具体的な自分の意見を出せるようになりたいと思いました。
  9. アニメや漫画といった自分にとって強い興味があるようなものの裏話などは、時間も忘れて収集・熟読しています。ですが、単に自分にとって面白く感じるものの裏話だけでなく、様々な分野の用語や法則、長い文章中にほんの1回きりしか出ないような人物の裏話というのも面白いものだろうと思いました。そう思うと、今までの人生の中で面白さを感じる機会を逃し続けてきているようで少し悔しいです。すべてとは言いませんが、少し掘り下げて調べるような癖を身に着けられたら、今よりも面白みにあふれた人生を送れるような気がします。
  10. 自然環境下においてセンサーやカメラを設置することは、容易なことではないと分かりました。昨日の実習では配線がむき出しになっていましたが、実際のところではそうはいかないので、工夫が必要になってくると思いました。
  11. IoTの活用方法について具体的な例を見て理解を深められたと思う。実験室ではうまくいっていても、フィールドでは何が起こるかわからないので、いろんな予想をして対策を立てる必要があると学んだ。
  12. 溝口先生がクリスマスイブの朝に霜柱を見たことがきっかけで研究テーマが見つかったことから些細なことから物事は動き出すことがわかった。
  13. 溝口先生のお話を聞き、偶然の巡りあわせや小さな疑問、出来事などが人生のターニングポイントになりうると感じ、良いことばかりではないかもしれないが、これからの自分の人生が楽しくなっていきそうだなと感じた。自分がこれから研究していく事柄においても、ひらめきや疑問を持つことを大切にしてきたいと感じた。
  14. IoTについて実際にどのように使っているのか詳しく知ることができてよかったです。やはりリアルタイムで現地の様子を見ることができるのはとても便利であり、科学の進歩を感じました。作ったセンサーがネズミにかじられてボロボロになったのを見て、思わぬところに天敵がいたなと思いました。
  15. IOTの応用について学んだが、水田の水位の状況を調べたり、温度の観察であったりなどいわゆるスマート農業は稲作や畑作が盛んであるが、冷涼な気候が多く、それによる農業への影響がみられる東北地方では、普及すれば非常に有効活用できる技術だと考える。
  16. 先生の研究内容が決まった時の話を聞いて、ふとした瞬間に出会えることもあることを知ることができました。フィールド調査は自然や動物による影響が強く、それこそ泥臭く折れずに続けることが大事だなと感じました。霜柱ができるときの気温変化はとても興味をそそられる事象だなと思いました。普段身近にあるものの成り立ちを調べるのも面白いなと思いました。
  17. 卒業研究の内容からシベリアの永久凍土の研究につながっていたり、院生時代に議論した中で培った話す力が後々、役に立っていたりと自分が今まで培ってきたものがいつ役に立つのかは分からないものだと感じた。何かをするためには気づきや興味を持つことが大切なのだと感じた。自分がこれから専門にしていくこと以外にも疑問を持ち、知識を楽しく学び、知見を広げていきたいと思う。
  18. 今回の授業を通して改めてIoTは今後の農業や防災に必要不可欠だなと思った。モニタリングすることで、獣害対策や、環境保全にも活用でき、今後の生活をよりよくしていくと思った。ただ、前回の授業で言っていた通り、何が起こるか分からないの実際に使う際は、故障や不具合など色々なことが起こることを想定しておくべきだと実感した。
  19. IoTの利用方法を学んだが、野生生物の要因や自然現象などで調査が上手くいかないことも再確認した。

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大学院農学生命科学研究科農学国際専攻
東京大学

Last Update 2021/10/28