環境修復学22@岩手大学

担当教員: 溝口勝(東京大学)

【講義】2021/10/26-27
時限:水3,4,5コマ, 木1,2コマ


【講義の質問・コメント】

木1コマ

  1. 海外にある畑の作物の様子をスマホやパソコンでモニタリングすることが出来るというのはIOTだからこそ出来ることだと考える。また大学生協で使われている食材がどこ産なのかを意識したことがなかったので少し意識しながら利用していきたいと思う。
  2. 熱帯地域での機械を用いたデータの計測の取り組みで、同じことをしていても日本とは違った環境となるとまた別の問題が生じるのはとても面白いと感じた。新しいことにチャレンジするということは予測のつかない失敗要因が隠れていることを昨日の実習でよく学び、そのとこを今日の講義で再確認した。
  3.  1コマ目では、農村IoTの実例を交えながら更に内容を深堀った。そして、国内外の実例を通して、実地で情報収集することの大切さを改めて考えさせられた。  私も特定地域の保全に向けて活動しているが、研究対象地として選定されるような集落は、既往研究が多く、そのぶん形式知として収集されている情報も多い。しかし、課題解決に際して重要となるのは、未だ言語化されていない暗黙知の方である。今回学んだFMSは、言語化されていない暗黙知を形式知として昇華するのに非常な便利な代物に思える。ネットが身近になり、情報が簡単に集められる時代ではあるが、地域課題解決にはネットに掲載されている知識だけでは済まされない。  現場主義は私が所属している研究室の教授も掲げているが、私自身としてもゼミ生として大事にしていきたい。  ちなみに、私の研究対象地でもFMSを構築してみたいのですが、講義資料で説明されていたFRの回路図やソースコードは公開されていますでしょうか?よろしければ、共有していただけると幸いです。
  4. 農地では有線を使わないことが望ましいとあったが、動物、トラクタによる切断など、モニタリングを行うにあたって考慮しなければならないことがたくさんあり、ただただ管理できるソフトを開発できればいいというわけではないということがわかった。また、農地に機械を設置すると守ってくれるものがないので雨風の影響をもろに受けるので設置が難しいと感じた。
  5.  タイのほうれん草畑の様子を学食のディスプレイで表示する事例が面白いと思いました。IoTは農業の作業の効率化や情報化のイメージが強く、食育にも繋がることに気づきませんでした。例えば、食堂のディスプレイで定期的に畑の様子が放送されていたら、自分が口にする農作物が日々育っていくのがわかって、昨日ディスプレイで収穫している様子が映ったものが、次の日食卓に出てくる、なんて事があったら、私だったら少し感動してしまうかもと思いました。
  6. 農家が経験に基づいて行っていたであろう作業が、実際にデータが得られるによって確信をもって行うことができるようになった、ということもあるだろうと思った。
  7. 農学の分野はどうしても調査対象地域が離れた場所になりがちなので、IoTのシステムが効率的なモニタリングを可能にしていることが分かった。 東大農学食堂のディスプレイの事例はとても興味深かった。実際に食堂利用者の食品に対する認知度が上がっていることから、現地の情報を可視化して消費者に伝えることで食品に対する信頼性が上がることに繋がると感じた。
  8. 昨日の振り返りについて、自分の引き出しを広げることや学び始めはまず真似をしてみることが大切なのだと感じた。昨日の実習ではプログラミングに触れたことがない人が大半で、思ったように作業が進まなかったという感想が見られた。しかし最初はそれが当たり前で、その後学習を継続しなかったとしても次に触れる機会があったとき、それがどのような分野であるのかを知っているだけで人に頼みやすくもなるし、一度も触れたことのない分野よりも取り組みやすくなっていることもあるかもしれない。
  9. 農業IoTは生産者と農地を繋いで生産の手助けをするものだと思い込んでいたが、生産現場と消費者を繋ぐための役目を担うことも出来ることがわかった。モニタリングセンサーが一台あれば、生産現場・生産者・消費者・研究者...など多様な機関が繋げることも出来ると分かった。消費者に情報が届けられるシステムが構築されれば、現場への関心も増えると考える。
  10. フィールド測位システムについて,機械に携帯電話とソーラーパネルを設置しているのが画期的だと思った.5G通信が街中以外でも使えるようになれば大きなデータを高速で送信することが可能となり,研究の幅が広がると考えた.
  11. モニタリングによって、海外の農地の状況までわかるのは凄いなと思いました。離れたところにいても、その農地の状況が分かるので、毎回毎回現地に出向く必要がなくなるのは、負担が軽減されて良いなと思いました、
  12. 離れた農地のモニタリングをするためにはインターネット環境が必要でありますが、少し前だと地方ではインターネットがあまり発達しておらず、2000年代前半だと携帯電話の電波を利用したりなど試行錯誤していたのだと知り驚きました。十数年前まではデータをとることも難しいことであったのに、現代はビッグデータなどがありモニタリングなどのデータを活用しやすい環境になってきているという技術の進歩は素晴らしいと思いました。
  13. モニタリングの利用方法を知ることが出来て良かった。モニタリングの利点は世界中のどこでも状況を知ることができることであり、様々な利用方法が考えられ、面白いと感じた。
  14. 問題は研究室ではなく現場で起こっているという言葉が印象に残った。コンピュータ上や実験だけでなく、フィールドにでて実際の条件や問題点を知ることが大切だと感じた。また、フィールドモニタリングシステムとは、従来は農家さんの感覚で田んぼの特徴に合わせた水管理を行っていたものを、センサーでその癖を数値化することで用水計画が容易にするシステムだと学んだ。活用方法として、農家の負担軽減以外にも食育への利用などがあると知り、身近なところでも活用されていることに親近感や実用性を感じた。
  15. 農業IoTでは自然を相手にすることでの想定外の出来事や配慮しなければいけない事が多いと感じた。動物にケーブルをかじられるなど動物の行動や災害の規模、地形による特徴など現場にいかなければわからないことが多いと改めて感じた。農業を学ぶ上で机の上で議論するのではなく、現場を知ることも重視したい。 モニタリングは水田や水深の様子をチェックしてデータを収集できるのは良いと思った。タイのモニタリングでは生産者と消費者がデータを共有できて良いと感じた。農業では生産者と消費者が分離され、関わり合いが少ないのでこういった活動で生産者と消費者をつなぐこともできると思う。
  16. フィールドモニタリングシステムの仕組みが図を見ても理解できなかった。FMSを働かせる歯車の一つにフィールドルーターがあり、様々な機器を内蔵しているとわかった。FRの大きさはどのくらいなのか疑問に思った。また、FMSで得られるデータは長年やってきた農家より、経験不足な農家に必要だと感じた。
  17. 昨日の振り返りについて、自分の引き出しを広げることや学び始めはまず真似をしてみることが大切なのだと感じた。昨日の実習ではプログラミングに触れたことがない人が大半で、思ったように作業が進まなかったという感想が見られた。しかし最初はそれが当たり前で、その後学習を継続しなかったとしても次に触れる機会があったとき、それがどのような分野であるのかを知っているだけで人に頼みやすくもなるし、一度も触れたことのない分野よりも取り組みやすくなっていることもあるかもしれない。
  18. 農家が経験に基づいて行っていたであろう作業が、実際にデータが得られるによって確信をもって行うことができるようになった、ということもあるだろうと思った。
  19. モニタリングによって、海外の農地の状況までわかるのは凄いなと思いました。離れたところにいても、その農地の状況が分かるので、毎回毎回現地に出向く必要がなくなるのは、負担が軽減されて良いなと思いました。

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大学院農学生命科学研究科農学国際専攻
東京大学

Last Update 2022/10/31