環境修復学23@岩手大学

担当教員: 溝口勝(東京大学)

【講義】2023/10/26-27
時限:木3,4,5コマ, 金1,2コマ


【講義の質問・コメント】

金2コマ

  1. 土壌放射線量の問題は危険性があるため、結果に対して疑問の声が上がることは、致し方ないと思が、情報を受け取る側にも必要な姿勢があると感じた。仮にも、私は岩手大学の農学生であるので、信憑性のある情報を正確に読み取ろうと思う。
  2. 土壌に含まれる放射線についてほとんど知識がなかったので、あらたな知見になりました。放射性セシウムは地下深いところにあるイメージでしたが、実際には5cmほどの浅いところにあるということを学びました。また、メディアの報道について、ここでも都市と地方の価値観のギャップが生じることがあると分かりました。情報を鵜?みにするのではなく、本当に事実に即しているのか疑う目も必要だと感じました。
  3. 復興における我々農業農村工学の活かされる道を少し理解することができた。
  4. 放射線と土壌、植物の関係について初めて知る内容や今まで勘違いしていたことが多かったことが分かった。植物はカリウムを吸収することから、セシウムがカリウムに置き換わることや、表土を削るだけで大部分のセシウムを取り除けるなど、実験を通してから根拠のある事柄を知ることができた。
  5. 飯舘村の除染の話を聞いて先生がこんなにも復興に貢献していたことに驚いた。
  6. 土壌の除染はすぐにできる。
  7. 去年行った土壌物理学の復習とともに、福島で行った地域復興について理解を深めることができた。
  8. 最後の講義は土壌物理学の特別版ということで農業土木について聞き覚えのある内容でした。ただ、溝口先生の復興などに関する取り組みなどが印象的でした。
  9. セシウムの除染作業の内容について初めて知ることができた。実際の様子を知る機会はなかったので貴重な経験となった。
  10. 今回の講義では二日間という短い間ですが現代直面している問題と私たちの世代にしなければならないことを再確認することができた。
  11. 土壌物理分野の研究を調べているとよく農地保全だとか除染というワードを見かけていて、実際どうやっているのか実例を知ることができて良かった。
  12. 私は福島県出身なので放射線で汚染された飯館村の環境の修復は身近な話題でとても興味を持った。農業において土壌は一番大切と言っても過言ではないと思うので、さらに修復学について学びたい。
  13. 福島県飯舘村での除染活動等を土壌物理学を絡めつつ学んだ。何事も、その場に向かいそこがどうなっているか学術的観点含めて判断することが必要であると感じた。個人的に現在酒米栽培から日本酒の販売まで学生団体(いわてi-Sakeプロジェクト)の活動として少し携わらせて頂いているが、自分は最近活動に積極的に参加しておらずなあなあに在籍していた。しかし今回の飯舘村での活動や現場を知る意義を学ぶことが出来、初心を思い出して今の活動形態を見直したいと感じた。
  14. 私は、水理学や土壌、材料工学など農業工学に直接関わる分野ではなく、地域デザイン・まちづくりの分野の研究室に所属している。しかし、授業のスライドで書かれていた「現場から課題を自ら発見し、解決する学習の強化」は、まちづくりの面でもすごく重要なので、この言葉を忘れずに勉学に励んでいきたい。
  15. 福島県内での土壌観察と改良について、土の中にセシウムが吸着される点に興味をもった。他の授業でシリカ4面体とアルミナ8面体のことを聞いた覚えがあるが、土の中心のケイ素が鉄と置き換わった時に余った荷電がカリウムなどのイオンに結びつき、陽イオンがセシウムと置き換わるという仕組みを知り、驚いた。さらに、土のろ過を行った後の栽培試験で、白米には線量があまり多くないため、酒米を作ろうというように、現場に行きそこから今できることを続ける姿勢が勉強になった。
  16. 災害復興に際して、今まであまり意識していなかったが、今回の講義を通して意識を高めたいと思った。農業土木の立場からどのような貢献ができるだろうか。
  17. 祖父母の家が福島にあり、震災直後はしばらく福島にいくことができなかったので原発事故についてのお話はとても興味深かった。

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Last Update 2023/10/27