環境修復学20@岩手大学

担当教員: 溝口勝(東京大学)

【講義】2020/10/28-29
時限:水3,4,5コマ, 木1,2コマ
教室:Zoom: https://zoom.us/j/2514396899


【講義内容(予定)】

  1. 一般講演:福島復興活動で気づいたこと -原発事故からの約10年を振り返る-
  2. 原発事故による農地汚染と除染法の原理
  3. 農業再生の現状と課題
  4. 農業IoTの基礎と農業再生の試み
  5. 真の地域復興をめざして
(要望に応じて講義内容に変更があるかも)


【講義の質問・コメント】

水3コマ

  1. 北海道出身故に震災の影響について身をもって知る事が出来てなかったのですが、言葉からだけですが知る事ができました。また、福島県の農業への取り組みが今回知る事ができたので勉強になりました。直接関わる事が出来ればベストですが、消費者として関わることも重要だと思いました。
  2. 放射線は様々な種類がありますが、どれにどのような対処をするなど分かれているのでしょうか。 "
  3. 福島県出身ですが、土壌の削り取り以外にも除染の方法があることを知りませんでした。私の実家でも庭や畑の土壌を削り取りましたが、やはり除染土がたくさん保管されているのを見ると複雑な気持ちになります。先生が言ったように、表面の土を入れ替え、深い部分に汚染された土を埋めることでも除染とすることができるのならその方法でも良かったのかもしれないと個人的に思いました。福島に訪れ、除染の実験をしている人がいたことを知りありがたい気持ちになりました。 "
  4. 福島県の農産物に対しての偏見が少しでも減って欲しいと思いました。また、私自身も福島県のものをたくさん食べて福島県を応援したいです。
  5. 福島の桃食べたくなりました。
  6. 福島の原発事故の現状に関しても、正しい知識を得ることで、偏見なども少なくなるのではないかと感じた。
  7. 福島の汚染問題について、その対策や現状に自分自身あまり触れてこなかったので、凍土剥ぎ取りや田車によって土壌の汚染をしていることを知れたのは農学部としてよかったし、同時に福島の原発による被害がいかに甚大で、その復興もまだ完全に終わっていないことを改めて知ることができた。姉が福島の大学に通っていたこともあり、福島の農産物は私も大好きなので、まずは自分自身が福島のものを食べ、良さを色んな人に伝えたいと思った。
  8. 福島に出向いていろいろな調査を行っていてすごいと思った。
  9. 福島に出向いていろいろな調査を行っていてすごいと思った。
  10. 風評被害に関して、トリチウム水を放出するという話題が新しいですが、トリチウムを三重水素水と言い換えれば、風評被害を防げるのではないかととても思います。わからないから、無意味に怖がる。これが一番の悪の根源だと思います。コロナも同じような理由で人災化していると思います。
  11. 先生ども現場に行って方法を考えるんだなと思った。
  12. 震災後福島の放射線汚染について気になってはいましたが、正しい知識や現状はあまり詳しくは知りませんでした。セシウムの性質や飯館村で行った除染方法などを知り、当時の状況を少し知ることができました。
  13. 震災後の福島の農業について学ぶことができました。知識のない人が風評被害を行ったりするので、このような取り組みをたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。
  14. 講義の前半は音声の接続が悪くあまり聞こえていませんでしたが自分は福島に震災後は行ったことがなく、どのようなことをしていたのか知らない部分が多かったので勉強になりました。 "
  15. 原発事故後の現在に至るまでの活動の密度が凄いと思いました。 原発事故後はまだ小学生だったので、福島県はもう住めなくなっちゃったのかななどと思っていましたが、色々な人の尽力のおかげで復興出来ているのだとわかりました。土壌汚染については知らないことがたくさんあったので勉強になりました。"
  16. 学生が被爆の可能性もある地域に入って学ぶ機会があるのは凄く貴重だと感じました。
  17. 科学的エビデンスがでても風評被害がなくならないのは無知故ということを感じました
  18. とても分かりやすかったです。
  19. 4コマの授業につながる、セシウムや森林内は除染しなくてもいいという話が頭に残った。
水4コマ
  1. 様々な除染方法について知ることが出来た。
  2. 福島での具体的な除染方法について知る事ができ勉強になった。発表の時には思い付かなかったのですが、チェルノブイリ原発事故の件を参考に出来なかったのか気になりました。
  3. 飯舘村の具体的な除染方法について学ぶことが出来た
  4. 粘土とセシウムの関係など初めて知ることばかりでためになりました
  5. 土壌のセシウムが粘土鉱物の表面の穴にはまるためにセシウムが動かないということを初めて知った。だから表土の削り取りが除去のために行われていたのだとわかった。また飯舘ブランドの日本酒を飲んでみたいと思った。
  6. 土の中での放射性セシウムの挙動が不思議だなと思いました。グループディスカッションを行うことによって、対話的で深い学びができた。卒業研究の題材の参考になった。
  7. 情報をより能動的に収集していく必要性を感じた。
  8. 資料を読んでグループでパワポを作り、発表するのは初めてでした。メンバーと要点を出し合おうという流れになり、みんながどこを要点として見ているのかがわかって面白かったです。他の班との発表では、それぞれ疑問点やなるほどと思った点が違っていて、色んな意見が聞けたと思います。農業再生において、民間団体と国・行政とのギャップが1番の壁のような気がしました。研究者は特に板挟みの状態のような気がしています。
  9. 疑問だったセシウムのう置かない理由がわかってスッキリした。
  10. 科学的なデータを現場に直接行って取り、現場の状況や声に耳を傾けながら解決に向かっていくことが大切だと知りました。地元の農家や住人などさまざまな立場の人がいますが、その人たちにわかりやすく事実、安全性を伝えて、理解を得ることが第一歩だと感じました。
  11. もう少しきちんとまとめて理解を深めてから発表することができたら良かったなと思いました。
  12. パソコンの調子が悪く何言っているのか聞き取れないこともあり、知っている人たちとではありましたがオンラインのディスカッションの難しさを久しぶりに感じました。
  13. ディスカッションを通して意見を共有できたり、新しい意見を知ることができた
  14. セシウムに対する疑問が解消できました!
  15. セシウムが粘土に強く吸着することを知らなかった。
  16. これまで色々な授業で土壌について学んできましたが、セシウムについてはあまり親しみがなかったので、新たに講義で詳しく聞くことができてよかったです。また、今日の講義でのことをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。
  17. この講義を通して、なぜ除染が難しいのかという具体的な内容を知ることができました。
  18. オンライン授業で今回のような本格的なディスカッションをしたのは初めてでした。
水5コマ
  1. 様々な記事が読めて面白かった
  2. 飯館村に住んでいた人の多くは戻ってこなかったという現実がありますが、自分たちの住む場所のために自主的に立ち上がり前を向いて行動している人々の姿を知り、感動しました。そうやって地元の人もよそ者も関係なく、みんなで立ち上がろうとする姿が真の復興につながるのかなと思いました。
  3. 農業における情報基盤整備は、莫大な予算がかかるし、それを全国に普及させるのは難しいと思った。
  4. 忠犬ハチ公が焼き鳥を食べに行ってただけかもしれないという可能性があることに驚きました。
  5. 昔からハチ公の本当の死因が気になっていましたが、先生の見解だと老死の可能性が高いと言っていて、病気や事故で亡くなったと思っていたのでおどらきました。
  6. 新聞記事の中でもハチ公が面白かったです。焼き鳥が好きだったというのは知らなかったです。ホルマリン漬けがあることは驚きですが、後世に残すという点では大切なことだと思いました。
  7. 自分は、発表したのですが上手く自分の言いたいことが言えなかったような感じがしたので少し後悔しました。
  8. 私の周りの東大生も小さい頃から塾に通って学んできた人が多かったので記事を読んでなるほどと思いました。
  9. 緊張しましたが発表がんばれました。
  10. ハチ公にまた愛着が湧きました
  11. ディスカッションを久しぶりにしましたがズームでの会議も新鮮で面白かったです
  12. スマート農業の発展具合について、知りたい。
  13. コロナ後の地方分権の話で、最初はそんなことあるのかと思ったが、話を聞いてみてなるほどと思った。
  14. コロナによる生活や社会活動のシフトを、課題を解決するチャンスとするプラスの思考は重要だと思う。
  15. コロナによって大きく時代が進むことになったことの実感と、現場で実際に目で見て手で触れることでわかること(復興とは何か)があることを知った。
  16. グループで記事の内容を話したのが面白かったです。
  17. いろいろな記事を読んだが、二番目の記事が一番好きだった。私自身復興に対して今まで受け身だったことに気づかされた。復興に向けて今自分ができることを実践していくのが復興への近道なのだと感じた。 "
  18. 2020年のコロナ渦におけるオンライン授業で登校しなくとも大学の講義が可能である事が分かったため、今後は登校しないでも卒業可能な大学スタイルも現れるのではないのかと思う。 病気等で登校出来ない人はもちろん、経済面的に親元を離れられない人でも大学教育を比較的負担を減らして受けられるのは良いことなのでは無いのかなと思いました。 会社も同様にリモートワークが可能であれば人口が都市に一極集中する理由も減り電車等の利用人数が減る事でコロナのような感染症によるクラスター被害が減るのでは無いのかなとも思いました。"
木1コマ 木2コマ

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大学院農学生命科学研究科農学国際専攻
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Last Update 2020/10/26