東京大学総合科目一般・食を支える水と土の環境科学
農村地域における生産と生活のインフラを誰が整備するのか?
担当: 溝口勝
このページは、受講生のレポートを共有することにより、講義を単に受けっぱなしにせず、自分の考えを主体的に表現し、自分とは異なる視点もあることに気づくことで、より深みのある講義にすることを目的に作成しています。
資料
農村地域における生産と生活のインフラを誰が整備するのか?(2022.4.14) 受講者104名
講義スライド 講義動画
この講義を受講する理由・期待
- 進振りで農学部に進学する予定であり、自分が農学を通じてどんな社会貢献ができるのかということや、農学にはどんな面白い世界が広がっているのかを知りたいため
- 地学、地理には高校時代から興味があったため
- 農業を学びたい
- 自分は地方創生にもともと興味があり、衰退の抑止にはその地域と結びついた産業や生活が必要だと思っています。派生して、農業は人々がその地域と強く結びつく大きな要素だと思うので農業の実情などに興味を持っています。
- 農学部の扱う学問に興味があり、この講義の内容が初歩的な入門編のように思えたから
- 受験期から大学に入った今までほぼ触れてこなかった分野なので、前期教養課程のうちに広く浅く学びたいと思ったから。
- 文系ですが、もともと食や農業に興味があり、その基盤を学びたかったため
- 自然環境にとても興味があり、農村地域の活性化と、それぞれの長所を生かした暮らしを作りつつ自然と調和していくヒントを見つけたい
- 農村の管理や環境維持を学びたいと思ったから。
- 農業に興味があるから
- 農学に興味があった。
- 高校地理で食糧生産について学習した際に、将来の食糧不足などについて問題意識を抱いたことがきっかけで農業や食糧生産に興味を持っていたから。
- 自然に興味がある。その仕組みと人間の活動との関係を知りたい。
- 農学部に進学したいと考えているため、農業系の講義に興味があるから。
- 農学部に興味があるから
- 特定の分野でなく幅広い教養が得れそうだから
- 農業など今まで自分と関わりの少なかったことに関しての知見を増やしたいから。
- 大学受験の地理の学習を通じて農業に対する興味が沸いたというのが理由の一つです。オムニバス形式ということで、色々な先生方から多様な視点を学べる事を楽しみにしています。
- 高校地理を活かしたい。
- 農学部への進学を考えているから。
- 理系授業が必須だったので
- 農学部への進学を考えているので、一度聴講させていただきたいと思いました。
- 農学部の国際農業開発への進学を考えているので、進学選択の前に関連しそうな内容を学び自分の興味範囲をはっきりさせるため。
- 食の流通や、食料生産や環境問題に関心があり、SDGsなどの国際的な問題や、高齢化などの国内問題などを文系的な面だけでなく、理系的な面からも詳しく学びたいと思ったから
- 地球環境に興味があるから
- 地理の知識を活かせるかと思ったから。
- 世界で起きている土壌や水に関する環境問題について、高校の地理の授業を通じて興味をもったから。
- 私は石川県出身で、能登が世界農業遺産に認定されている事もあり、里山里海という分野に関心があります。
- 農村について興味を持ったから
- 環境について学びたいから。
- 低い食料自給率の問題への興味から、現在の農業の実態を理解したいため。
- 環境の管理方法が食糧生産にどう影響を与えるのかに関心がある。
- 環境問題に興味があるから。
- 現代の農業の抱える問題の理解
- インフラに興味があり、都市だけでなく農業についても知りたいと思ったから
- 水が農業において,どのような役割を果たしてきたのか。現在,水不足が叫ばれる中で,今後の農業はどのような変革をする必要があるのか。
- 農業に興味がある
- インフラの問題は非常に今後の日本の未来に必要なのではないかと考えたため。
- 世界的な水資源不足の問題に関心があるため。
- インフラ全般に興味があり、農業系のインフラについても学んでみたいと思っていたから
- 食糧問題に興味があるため、農業についてさまざまな観点から知りたいと思っているからです。
- 農業に対して知識と考え方を広く身に着けるたいから
- 食が人間にとって欠かせないものであるのは言うまでもないことであり、それならば絶対に社会や環境の問題とも深く関わってくるのだろうと思いその繋がりに興味があるから。
- 農学部に興味がある。
- 僕は将来、人類を世界人口の増加と更なる経済発展が予想される中で、食料を生産する効率を上げるということはとても重要だと考えており、それに従事する人間になりたいと思い、その研究をするために東京大学に入学しました。そして、その興味にこの講義が合致していると思い、受講することにしました。
- 農学に興味があります。
- 農業に興味があるため。過去の事例に加えて、最新のstartup企業の例などが聞きたいです。そして私たちはどうしていけばよいのかを聞きたいです
- 農村とそれにまつわる環境について関心があるから
- 人間と自然、第1次産業と水や土の関係に対する見識を深めるため
- 韓国と似た農業条件を持つ日本ではどのように発展してきたのか、未来の展望はどうなのか知りたい。
- 祖父母が農業を営んでおり、そこで使われるインフラに興味があるため。
- 先程のフォームに書きました。
- 農業についての理解を深めたいから。
- 興味ある分野で、様々な方のお話を聞いてみたかったから。
- 自然環境に興味があるから。また農村も含めいろいろな社会とその問題解決について水と土という観点で見てみたかったから。
- 別の授業でも生物学の基礎を受講しており、生態系に関する周辺知識を得たいと思ったから。また、農業が社会に果たす役割について考察を深める材料ともしたい。
- 農業に興味があったが、今まで触れる機会がなかったので良い機会だと思った。
- 今まで日本の農業について詳しく学んだことがなかったので、食料自給率の低下、農村の過疎化など様々な問題の理解につながる農業についての基礎知識を習得したい。
- 農業に興味があったため受講しました。
- 農業に興味があり、全体像を知りたいから
- 高校で地理を学び、世界の農業生産に興味をもちました。もっと詳しく学んでみたいです。
- 歴史の勉強が好きだが、高校時代の歴史の勉強はどうしても中央についての記述が多く、自分なりに農村地域の解像度を上げたかったから。
- もともと農業に関心があったが、土や水という観点から農業を考えたことはなかったので興味を持ったため。
- 農学部に進学する文系の身として、農業、森林という極めて理系的な視点から様々な問題を見通せる力を養うため
- 農業インフラのなりたち
- 自分は農学部に進むわけではないのですが、地元が全国有数の農産地であり、さらに後継者不足などが問題となっているということもあるため、将来農業分野で、地元を活性化できたらいいなと漠然と考えており、この講義からそのヒントとなるようなことを少しでも多く吸収できたらいいなという思いで学びたいと思います。
- 自分は文系で今まで農業について学んだことはないが、農業は人間の社会生活を根本的に支えているものであり、地球温暖化などによって今後の農業に懸念があるのでぜひ専門家の教授に習いたいと思い、受講することにしました。
- 普段の食を支える農業に興味があるから。
- 食糧問題に興味があるから。
- 私は石川県出身なのですが、石川県の能登は世界農業遺産に登録されていて、里山里海の保全に興味があったので、この授業を受講します。
- 環境について学びたいから
- 自然地理に興味があり、世界の様々な自然環境と農業生産について理解を深めたいため。世界の様々な地域でどのような農業が行われ、それが人間に与えている影響などについて知りたい。
- 食料自給率の問題について興味があるので、現在の農業の実態を知りたいため
- 食料問題・環境問題について科学的視点から知識を得たいから
- 食糧生産に興味があったから
- さまざまな分野の見識を広めたいから
- 興味があるから
- 食糧生産と生態系との関わりにかねてより興味があり、その興味分野と重なる部分が大きいように感じたために、受講を決めました。
- あまり学んだことのない分野だったので進振りの学部を選択する前に学んでみたかった。
- 農業についてあまり勉強したことがない自分でも分かりやすそうだったから。
- 都市環境に興味を持ったからです
- 日本の農業への見識を深める
- 農学部進学に興味があるため
- 環境問題の中で特に水に興味があるから。
- 水について学びたいと思ったから。水が環境に与える影響。
- 日本において一見整備されていると思われる農業インフラにどのような課題があるか知りたい。
- 興味のある生命工学の研究分野の基礎知識として必要と思ったため。
- 農業の担い手が減っていく中で、農村に住む人の数も年々減っていることに興味を持った。農村のあり方について、何が理想的なのか、誰が担っていくのが理想的なのかを講義を通して考えられたらと思う。
- 農業系に興味があり、進振り後の進路として考えているから。
- 日本は食糧自給率が低く、その点で農業に興味があるから。
- 食と環境に興味があり、その二つが融合したような講義だと思ったから。
- 農業に関する水と土の利用と現状
- 土壌学について知りたい
- 自然環境問題に興味があるから。
- 日本の農業を支えている諸要素への理解を深める。
- 農業について漠然と興味があるため
- 農学部に進学しようと考えているので、事前に知識をつけておこうと思ったから。
- 僕は将来、人類を世界人口の増加と更なる経済発展が予想される中で、食料を生産する効率を上げるということはとても重要だと考えており、それに従事する人間になりたいと思い、その研究をするために東京大学に入学しました。そして、その興味にこの講義が合致していると思い、受講することにしました。
- 農業について学ぶため、進路選択のため
- 非耕作地域での農業に興味がある。
- 環境問題に興味があったから。
- 農村とそれにまつわる環境に興味があるから
- 農業を裏側から支えるインフラについて気になったため
- 農業について知りたいです。
- 後半の方、うろ覚えでした
- 8点 高校で習った歴史の知識を強引に引っ張り出しましたが、難しかったです
- 下がわからなすぎる
- 懐かしい単語ばかりでした!
- 建設された農業施設が本当に難しかった 8点
- 社会の出来事は頭に残っていることが多かったけど、下の段はほぼ覚えていなかった。自分が、建設された農業施設については重要だと思ってなかったんだなーと実感した。
- 地理選択でしたが難しかったです。
- 池の名前ほぼ全滅です…登呂遺跡は実家の近所(歩いて7分くらい)です
- 社会の出来事はそれなりにわかりましたが、農業施設はほとんどわかりませんでした
- 全然わかりませんでした。
- 難しかったです。
- 懐かしい単語が多いが、かなり忘れていた。
- ちんぷんかんぷん
- 施設名や大正以降の近現代の農業の法改正の知識が全然なくて焦りました。精進します。
- とても難しい
- すみません全くわかりませんでした。
- 8問正解。とても難しかった。
- 難しかったです。。
- 全然わかりません
- 社会での出来事は日本史を習っていたこともあって割とできましたが、農業施設に関しては知らないものが多く、苦戦しました。特に用水、疎水は難しかったです。
- 全然わかりませんでした
- 日本史の範囲ではうろ覚えで何個か分かりましたが、各地の固有名詞は全く知りませんでした。9点
- 全く分かりませんでした。日本史は完全に忘れてしまっていました、、。
- 難しいです
- 全くわかりませんでした
- 非常に難しかった
- 知っているものとそうでないものが混ざっていた感じで、難しいものもあった。
- 最後の方全然分かりませんでした!
- 全く分からなくてショックでした。これからついていけるか不安です。
- 地理は厳しいです。
- 12から20が難しかったです
- ほぼわからなかった
- かなり忘れてしまっていました。
- 用水は流石に分かりませんでした
- 用水路の建設って江戸時代から始まったのですね
- 難しかったです。。。
- 農業施設が一切わかりませんでした
- 非常に難しかった。日本史をやっていないので昔の内容を思い出したり、初めてのことだったりであまり解けなかった。
- 中学受験以来でした。意外と覚えていた気がしています。
- 全然わからなかったです。。。
- 中学校のときならばわかっていた分野も多くあり、意外にも当時から農業に関連のあることも学んでいたと思いました。
- 全く知らないものが多くて難しかったです。
- 10/20 全体的に難しかったけれど、用水が特にわからなかったです
- 日本史履修したことないので全然分かりませんでした。
- 施設の方は全然わかりませんでした。精進します。
- 勉強不足でした。
- 全然分かりませんでした。ちんぷんかんぷんです。
- 地理選択であるにも関わらず、下段が答えられないのは悲しいです
- 11以降全然わかりませんでした(17がわかりそうなのに出てこないが悔しいです)
- 日本の農業歴史にはあまり詳しくないので全然解けませんでした...
- 出来事は数個わかりましたが、農業施設はほとんどわかりませんでした。
- 13点でした。
- 楽しかったです。
- 9点でした。難しかった。
- 7点でした。共通テストも東大の二次試験も日本史選択だったのに…
- ほぼほぼ分からなかった。自分の無知を痛感した。
- 後半ほとんどわからなかった。
- 日本史の知識が抜けていました
- 全く覚えておらず、残念でした。
- 10点。日本史わかりません!orz
- 7点でした。11以降が全く分かりません。
- わかりません
- 用水などは地理でやったはずですが覚えていなかったです…
- 10点。用水はかなり昔からあったんだなと思いました
- 諦めました。ええ。
- 用水の歴史はさっぱりわからなかった。豊川用水は地元なのでわかった。13点でした。用水が難しかったです。
"
- 20問中8問しか正解できなかった。
各地方の有名な用水をほとんど知らなかったため、これから農業に関する知識として学んでいきたいと思う。"
- 8点。農業施設の方がほとんど答えられなかった。社会の出来事と関連し発達してきた過程を示す農業施設がたくさんあるのだと知ることができた。
- 高校では世界史選択だったので難しかったです
- 10点でした。
- 10点 地理は厳しいです。
- 5点でした
- 下段が難しかったです
- 下段が全くわからない
- 農業施設が全部分からなかった
- 地名と県が結びつかずクイズ後半は特に難しかったです
- 中学受験でちょっとやったかなくらいだから全然わからない
- 全然わかりませんでした...。6問正解だったような気がいたします。一度formを提出致しましたが、念のため再送致します。
- 全然わかりませんでした、、、、4点
- 日本史わからないです。
- 半分くらいしか分からなかったです
- 難しいです。
- むずかしかったです(5てん)
- 建設された農業施設の主なものが全く分からなかった。
- 難しすぎました。
- 社会の出来事に関しては少わかったが、農業施設に関しては一切わからなかった。自分がいかに日頃から農業に対する意識が低かったかを認識させられた。今後の講義を通して、農業インフラに関する見識と課題意識を深めていきたい。
- 通史は案外覚えていたので自分にびっくりしました。
- 全くわからなかったですが、用水が江戸時代の初期から整備され始めていることに驚きました。
-
- 答えを見ても全くピンと来ないような問題があり、難しかった。
- 6点でした。
- 難しいです
- 難しすぎる。何もわからなかったです。
- 特に下が全然わからなかった…。
- 下段は全く分かりませんでした。8点です。
- 難しかった
- 全然わかりませんでした
- 11点でした。施設の方は全然わかりませんでした。精進します。(早とちりして二つフォームを送信してしまったことをお詫びします)
- 後半は特に全く分からなかった
"
- 6/20
全然わからない"
- 全然わかりませんでした。
- 5点でした
- 全然わからないです。
- 2点です。全くわからないです。
今日の講義(4/14)で最も重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。
- 農業はその土地や用水路に始まり、地域社会と融合するという意味でもその地域に根付く生きた歴史であることを学んだ、また個人的に中村哲氏さんには農業で多くくの人を救うという異形を成し遂げた方でありそのマインドに敬服した。
- 今日の授業の中で最も重要だと思ったのは、農村地域に「情報通信インフラ」を整備することであります。都市や先進国に比べると、田舎と後進国の農村地域は「情報」とかけ離れているしかないため、このような状況を解決するために気候、環境、政策に関わる情報が得られるようインフラを設備することが非常に重要だと思います。また、発達が遅れている後進国の農村地域のためにも、先進国たちが砂漠での水路の設置方法のような優れた「農業技術」の情報を与えることも、地球社会の発展のために必要な課題だと思いました。
- インフラが農村を支えており、新しく情報インフラの整備が必要となっているということが重要だと感じました。情報基盤が必要になってきているが、実際に農村で農業を営む人々はその必要性をどの程度認識しているのか疑問に思いました。
本来であれば農学に関して扱われたことを「最も重要だと思ったこと」として書くべきなのでしょ うが、自分はどちらかといえばそれ以外、つまり「雑多な情報」の方がよっぽど重要に思えます。 今回のテーマは、農村地域でのインフラ整備の重要性及び誰がそれを行わなければならないかと いったことだったと思いますが、結局のところスライドで取り上げられた利根川東遷や巨椋池の 干拓、八郎潟干拓(?)などは行わなければならない切実な理由があったからこそ大規模になさ れ得たんじゃ無いかと思います。一農地の管理はその農家一家と近隣だけでも成り立つのでは無 いかと思いますが、いわゆるインフラみたいなものになるともっと大きな組織の力が必要で、た だこうなってくると、農業をやったことのない人々の力が必要になってくるわけです。この、農業 をやったことがある人とない人の差がどんどん広がっているのではないかと思います。経済的だ けでなく、心理的にも、経験的にもということです。この克服には当然、組織側に農業の現状や 課題をやたら自分のことのように思っている人間や、そのように一見偏った人たちの意見を真面 目に聞いて取り入れる人が必要なわけです。こういう人がいなければ、組織は組織で話し合い、 農業は農業で話し合いという風に分裂してしまってうまく行かないように思います。ではそういう 人たちがどうすれば出てくるかといえば、やはり同じような種類の人間に囲まれているうちは出 てこないのではないかと思います。自戒も込めなければならないですが、自分と同じような人と だけいるのを好むようになってしまっては駄目だろうと、そのためには、自分と同じような人間 ばかりいるコミュニティに浸かっていてはいけないのだろうと思います。2年になれば多くの人が 最低単位を取り切って少し息をついているところですが、皆が皆同じような授業の取り方をしてい てなんとも言い難いところがあります。そういう中で、気になる授業をとりすぎて平日にあくせく している同期を見ると、どこか嬉しいような気がします。
- 農業生産をどうこうしようという改革の前提には、農業インフラが大きくかかわっていることが重要だと思った。農業は、社会や医療の基盤になるし、その農業の基盤が水や土に関するインフラなんだと分かった。
- 歴史上様々な開拓・灌漑事業などが行われてきたが、今後の農業農村地域におけるインフラ整備では、情報基盤の整備や農業工学が不可欠であること。
- ICT技術を農業に活用することが重要だと思った。前回の授業で、開発が盛んに行われているにも関わらず農耕地面積が横ばいなのは、荒廃した農耕地が生まれ続けているからであると学んだ。ICT技術を利用して、一人の人が管理できる農耕地が大きくなったら、耕作の放棄を減らすことができると思う。
- 今回の講義で私が最も重要だと思ったことは、インフラが整備されていることは決して当たり前ではなく、それが農業生産を支える縁の下の力持ち的役割を担っていること、そしてそれをこれから行っていくのは私たちだ、ということです。講義内で中村哲氏のビデオを見ましたが、ひとりの人間がここまで社会を変えられるなら、何か自分にもできることがあるはずだ、という気持ちになりました。私は今のところ法学部に進学したいと思っているので、この講義で学ぶ内容を吸収しつつ、法律やルールのような観点から農村地域でのインフラ整備について自分にできることを考えていこうと思います。
コロナ禍で新しく見えてきたオンライン、テレワークの可能性だったり、急速に発展している情報に関する技術だったりを農業の面でも活用していくという考え方は、私にとって新しいものだったので面白いと感じました。同時に、はるか昔の縄文時代からインフラの整備が開始されていたという事実には驚かされました。私は保守的な人間なので、伝統的な農業の知恵や人々の生き方に惹かれる一方で、情報化社会やAIなどによる自動化等に対して懐疑的です。ただ、中村哲氏のビデオを見て洪水による被害の深刻さを知り、こうした災害の予測や被害の最小化などにおいて現在のテクノロジーを活用できるのではないか、と考えました。実際にはそんなに上手くはいかないのだと思いますが、視野を広く持ち、様々な方法の良いところ・困難が伴うところを注意深く分析しながら、それらを組み合わせていったらいいのかな、と思います。
- 農業や農村は、人為による管理・維持が必要であるが、その目的を達成するためにはインフラの整備が欠かせない点が重要であり、さらにこれから社会が高度に情報化されていくと想定される中では、情報通信技術をインフラ整備に含めることが必要だと思った。
- 重要だと思った点はいくつかあったが、一番重要だと思ったのは、治水に関するお話だ。僕は愛知県の出身で、木曽三川に近いところに住んでいたため、小学校の頃から、木曽三川における治水事業を学んできた。よって、宝暦治水は久しぶりに思い出したのだが、やはり河川を考える上で、治水というのは重要だと思った。河川の氾濫や堤防の結界が起これば、人々の生活基盤や農業基盤が壊滅してしまうため、治水事業は必要不可欠であり、現在、多くの河川で治水事業が完成し、大きな河川被害が滅多に起きていないのは先人たちの知恵と努力によるものだと思った。一方で、同じ治水でも、上流と下流ではその効果が違うことが分かった。どちらか一方の治水を優先させれば、もう一方の被害が甚大になる。よって、河川全体として、またその流域の農地や、土地の使用状況を全て考慮した上で治水がなされていることを実感した。利根川の東遷のように、治水と利水は切っても切り離せないので、両方の効能を最大限活かせるような河川整備が必要不可欠であると思った。
- 講義ありがとうございました。私は本日の授業の、農村インフラに情報通信技術を導入するという点に重要性を感じました。人力のみでのインフラ整備には限界がある上、土地状況や農業用水などについては管理対象が大規模であるため、スマート技術が役立つと思いました。スライドにも「農業基盤整備」は「公共事業」だとあったように、官民の連携が大切です。具体策としては、遠隔生産に限らず、農業機械の無人化や管理区域の拡大も可能になるかもしれません。こうした施策を行政が主導するには農家への定着や地域間格差といった課題も挙げられますが、地域活性化にはつながり、長い目で見れば経済成長が期待できる将来性の面で重要だと考えます。
- 川を整備することは、農業だけでなく災害時に被害を減らすことや交通にも役立つということが最も重要だと思いました。
- 利根川の東遷や耕地整理など、農業社会のインフラを長年かけて整備して来たことは、日本史でも学んだことがあったが、本当にそれが、今日まで農業生産を支え続けてきたのだと改めて感じ、インフラ整備の重要性を感じた。水と土に加えて情報のインフラ整備もあるというのは初めて聞いたことだったし考えたこともなかったので驚いた。情報通信インフラの持つさまざまな可能性を聞いたり考えるのは楽しかったし、来週以降の授業も興味深いと感じた。
- 今後の農業インフラの整備において、従来の要素に加えて情報基盤の整備まで必要になっていく点。
- 今回私が最も大切だと思ったのは、農村のインフラ、社会基盤は今までの例(例えば利根川)振り返ると政府が一方的におこなってきた物ではなく、人々や民衆の中の特定の人物が尽力して初めてなされた物であるということ。今までの固定観念から、インフラは公共事業であり、政府や県、市などが整備する物だと思っていたが、それは誤りであり、それはまさに私たち自身もそこに関わる可能性は大いにあり他人事に考えていてはいけないんだと思った
- 農業インフラの整備は現地の人々の健康状態の改善に直結するため「医療」の一環として捉えることができる。
- インフラは物理的なもの(水路など)のみではなく、情報基盤の整備も必要であるとう部分は見落としやすい部分で私も意識してこなかったので最も重要だと思いました。
排水施設や分水施設同士の連絡がより高度で精密なものになれば管理が簡単になり、労働生産性が高まると思います。
また、地元が秋田県なのですが、地元の農業を盛んにしたいという気持ちを強く持っています。スマート農業の開発・導入をすることで、この願望を実現することができればいいなと思いました。
本日の授業楽しかったです、ありがとうございました。
- 発展途上国におけるインフラ
- 発展途上国におけるインフラの整備が重要だと痛感しました。高校までの歴史の授業を通じて、水と土のインフラ整備はどの地域においても完了されているものだと思っていましたが、中村哲さんの特集番組を視聴し、未完了である地域が多いことや、そういった地域ではインフラ整備により穀物が育ち、生活が豊かになることを実感しました。また、情報を含めたインフラ整備が先進国で進む中で、水と土のインフラ整備が完了していない発展途上国と先進国の格差がますます拡大するのではないかという懸念も抱きました。
- 今回の講義で最も重要なことは農業農村において不可欠なインフラ整備が経済格差のために貧困国・地域では導入が難しいという事だと思う。中村哲さんのように日本人が海外でインフラ整備に活躍していることは非常に素晴らしいことである。しかし情報基盤の整備も含めた新しいインフラ整備の必要性に迫られている現在においては今まで以上にインフラ整備できる地域とそうでない地域との経済格差が拡大していくと考えられる。その中で日本などの先進国が海外の途上国などに栽培適地を求めて日本側からはインフラ整備の支援をするというのは双方にとって恩恵を享受できる計画なのかなと思った。現地の人との摩擦を起こさないように情報基盤も含めたインフラ整備を行いたいなと思った。
- 農村のインフラ整備の効果は目に見えない、意識しづらいものであるが、農業の基本であって誰かがやらねばならないこと
- アフガニスタンで用水を建設する中村哲さんのお話
- インフラストラクチャーは基盤であり、農業を支えるものであるということを再認識した。日本の農村地域は現在衰退の一途を辿っていると思うが、これからの授業で農村におけるインフラストラクチャーは今後どのような形をとっていくべきなのかということを考えていきたい
- インフラストラクチャーは人間が生活する上でなくてはならないものであるということがわかりました。また、その基盤となっているのが水と土であり、農業もその二つがまず重要であると感じました。また、授業中でのアフガニスタンの動画がとても印象に残りました。用水路を整備したことで砂漠であったアフガニスタンの土地に畑が作られ、様々な農作物が収穫できたのを見て農業における水の大切さを知ることができました。しかしそれと同時に洪水などの災害の危険性もあるため、防災も同時に必要になってくるということがわかりました
- 「農業生産は自然に達成されるものではない」という言葉が印象的でした。私たちの生活において農業が成立していることは当たり前すぎて気に留めてきませんでした。しかし中村哲さんのアフガニスタンでの活動にもあったように、今回の講義で農業を維持することは決して容易ではないと気付かされました
- 今回の授業で一番大事だと思ったのは、自分も農業インフラの整備の担い手になりうる、他人事ではないということです。特に中村医師の話が印象的で、公共事業に任せるのではなく、現地の必要を真摯に考え自ら行動する力を持つ必要があると思いました。そのために彼のように専門外でも豊富な知識を持つことに意義があると感じました。
- 用水などの農業インフラが農業生活を支える基盤となっていることが大切だと感じた。土地改良事業が申請主義であり、農家のイニシアチブが重要であったという日本およびアジアで見られるという点は水稲栽培という水が豊富に必要な農業が主である地域ならではだと感じました。
- 一番重要だと思ったキーワードは農業インフラです。これに限ります。これだと授業の全部を指していることになってしまいますが、その整備なしには食べ物を得ることができないことはおろか、中村さん登場以前のアフガニスタンのように満足な水を得られることができず、人間として、動物として生存が難しくなるからです。
- 今回の授業で最も重要だと私が感じたのは、「農業インフラは「無から生まれた」わけではない」ということだ。農業なんて(失礼だけれども)私たちのような都会人間には地味な存在で、身の回りにひっそりと存在している(食料を日々買い求めている身からすれば奇妙な話だが)上、何となく勝手に、農業という産業自体が「自生」しているような(放っておいても農業という産業は勝手に育っていくような)イメージを持っていた。しかし、本講義を受けている間、農業を農業たらしめ、改良を重ねてきた軌跡の歴史の長さを垣間見ることができた上、その農業という産業自体を維持し、改良していく努力の大変さをも知ることができた。また、日本史の中の農業の歴史に関するクイズを行い、問題中に登場した用語が日本史の教科書に載っていたことを思い出し、人間の歴史にとって、農業は欠かせない存在であることを再認識させられた気分であった。
また、そのような農業改良・維持の歴史が語られた後に、先生がおっしゃっていた「農業インフラを背負っていくのは君でしょ、今でしょ!」というような言葉も印象的であった。
私は社会基盤になるようなインフラ、特にその歴史に関して興味があり、インフラについての研究がしたい、と思って、3年以降の進学先として工学部の都市工学や建築・社会基盤あたりに行こうと考えていたが、農業分野にも、そのような社会インフラの軌跡を辿ることのできる研究分野がある、ということを知って、少し自分の将来や学問についての視野が広がった気分にもなった。
もちろん、Dr.ド口えもんのような独自のキャラクターを抜かりなく商標登録することもとても重要だと感じましたが、僕が今日の講義のなかで特に大切だと感じたことは、農業生産を支える縁の下の力持ち的役割を果たしている農業農村のインフラは、農業生産のためだけに整備されてきたわけではないということです。利根川をはじめとする大規模に整備された河川は、農業生産力を向上させるための利水を目的とするだけではなく、近隣地 域の洪水被害を回避するための治水や、水上交通網を整備し、交通を円滑化するための舟運、さらには争いの耐えない時代における敵対勢力からの防衛など、民衆の日常生活に密接に関連するものであったことがわかり、現代の都会暮らしの人々が意識することが少ないであろう、農業と日常生活との密接な関係に思わずハッとさせられました。思い返せば、僕の地元には豊川用水や牟呂用水などの整備された用水路と区画整備された農地が非常に多くありますが、これらの用水も実は治水や舟運としての役割も担っていたのかもしれないと思い、今日学んだことが僕の実生活とリアルに繋がっていることが非常に面白いと感じました。
僕の地元でも高齢化の進行と後継者不足が原因で荒廃地や売却地が増えているので、 loTを利用したスマート農業などの利用も視野に入れながら地元の農業の活性化に少しでも貢献できるように日々勉学に精進していきたいです。- 今日の授業で最も重要だと思ったのは、最後の方のスライドで紹介されている農地のITC化である。これからはあらゆる物がインターネットと接続されると予想される。農地も同様である。さらにこれに5Gなどを導入し高速化していくことが可能となれば、遠隔で生ライブにより農作物の栽培状況を確認し逐一リモートで対応するといったことが可能になる。もしこれが実現すれば、人手不足の心配もなくなり農業生産自体のハードルもかなり下がる等人類にとって大変重要な進歩をもたらしてくれるだろう。このようなことを現実とするために、ITC化が世界の先進国に比べ遅れている日本は早急に対応しなければならないと思った
- 今回の講義で最も重要だと感じたことは、農業のインフラにおいて情報通信技術を導入するということである。
日本の農業は、人材の高齢化が進んでいることや地方部で行われていることから情報基盤整備が進んでいない事が多い。
そこで、水の監視や収穫の自動化などを若い世代が中心となってすすめることで、効率化が図れるほか農業に従事している高齢者の負担軽減や農業のさらなる盛り上がりが期待できると感じた。
これは、昔から水や農地のインフラ整備を丁寧に行ってきた日本だからこそ成功しやすいのではないかとも思った。
自分も情報技術に興味があるので、農業との組み合わせはまだあまり進んでおらず面白そうだと感じた。
他にも、インフラが充実しているのは日本では当たり前のように感じてしまうが、これが当たり前ではない場所は世界中に存在しており生活を支えるためにもそれらの場所のインフラ整備をすすめることは重要だと感じた。
- 今回の講義で最も重要だと感じたことは、農業のインフラにおいて情報通信技術を導入するということである。
日本の農業は、人材の高齢化が進んでいることや地方部で行われていることから情報基盤整備が進んでいない事が多い。
そこで、水の監視や収穫の自動化などを若い世代が中心となってすすめることで、効率化が図れるほか農業に従事している高齢者の負担軽減や農業のさらなる盛り上がりが期待できると感じた。
これは、昔から水や農地のインフラ整備を丁寧に行ってきた日本だからこそ成功しやすいのではないかとも思った。
自分も情報技術に興味があるので、農業との組み合わせはまだあまり進んでおらず面白そうだと感じた。
他にも、インフラが充実しているのは日本では当たり前のように感じてしまうが、これが当たり前ではない場所は世界中に存在しており生活を支えるためにもそれらの場所のインフラ整備をすすめることは重要だと感じた。
- webloc
- アフガニスタンの動画で、水路建設後現地人が「ここで働けるようになった」というようなことを言っていた。インフラを整備して農業ができるようになれば食糧を増産できるようになるだけではなく雇用も生み出すのだと知り、インフラ整備の大切さを知った
- 農業インフラは勝手にできるものでは無いということが、この授業において最も重要なこ とだと思いました。私は歴史が好きなので、信玄堤のお話や、木曽三川の治水工事のお話 はとてもお面白かったです。加えて、中村哲さんのビデオからも、勇気と信念を持って、 命懸けで頑張ってくれた人がいるおかげで、今の豊かな生活を送ることができるように なったのだと分かりました。今後は、情報技術なども組み合わせながら、先人たちの遺産 を受け継ぎ、農業を発展させて行く必要があると思いました。そのために自分も何かした いと思いました。
- 農業は基盤となるインフラ設備があってこそ可能なのであり、それが当たり前ではないということを忘れてはならないのだということが重要だと感じました。
- 今回の講義で私が一番大切だと思ったのは、農村におけるインフラ整備では情報通信のインフラも必要だということです。水を溜め、導き、農地や道を整えるといったことは必要だと理解しやすいけれど、情報と農業を結びつけて情報基盤が必要だと考えられている人は少ないと思ったからです。私もこの講義を受ける前は、農村のインフラと聞くと水路の整備などしか思いつきませんでした。実際は、効果的な方法で農業を行うためには情報を手に入れやすい環境を整え、その土地に合った最新の情報を農業に取り入れることが大切だと知りました。また最新の情報は情報通信以外のインフラの整備における効率や質を上げることにも貢献すると考えられます。そのため多くの人々や企業にこの事実を知ってもらい、情報基盤の整備を、後回しにせずに進めていく必要があると思いました。
- 今日の授重要重要だと思った点 中村哲さんのドキュメンタリーから、用水路や貯水池などのインフラがいかに農村の人々の生活や命を支えているかということと、発展途上国や農業が困難な地域においてインフラの整備が急務であるという点が重要だと思った。
- 最も重要だと思うこと:情報基盤整備
テストの点数は八点でした
- 農業用水の管理の歴史が重要だと思った。近代以前の農業用水の管理のあり方や実際の事例を学ぶことで、現代の農業インフラの整備・発展に何かしらの形で応用したり、農業インフラの管理をする上で発生しうる重大な問題の未然回避に役立てたりすることができるようになるのではないかと思う。
【ハチ公ゲーム:都市編7400点】稲作の伝来から利根川や木曽三川の治水、戦後の土地改良を経て現在進行形のIT技術導入に至るまで、日本の農業は水と土をはじめとする環境を財産として大切に育みながら、幾多の困難を乗り越えて食糧の安定供給を獲得してきたのであり、その歴史に根ざした知恵が他国を食糧難から救う鍵ともなること。(139字) ハチ公ゲーム楽しかったです。都市編が一番スコア伸びました。
- 農地のインフラ整備について学んだが、その歴史を興味深く思った。大地への刻印で、多目的ダムや用水などの竣工に伴って利水者間での争いが歴史的にあった旨の内容が書かれていたが、農村超スマート社会を迎えるにあたって同様のことが懸念されるのではないかと思った。そのために法整備、科学技術の平等配布が求められると思った。
- 努力が報われる環境に感謝すること。
- 単純にインフラと聞いて思い浮かべることは、交通を支える各種設備やインターネットの基盤といったようなものだったが、この講義を通してより食物の生産を支える、農業を支持するものについて注目することができ、その中でも農業用水としての水のインフラが重要だと思った。特に、理由は他にもあるにしろ、かつての人々が大変なり労力を払って利根川の道筋を変化させたり、中村哲さんが一つの医療行為として水のインフラを整えることを最優先させたりしたことも踏まえると、よりその重要性を認識した。中村哲さんに関して、youtube等でその他の情報も調べたが、彼が亡くなった後も運用され成立している砂漠の穀倉地帯には感慨深いものを感じた。農地ではない場所を農業に適した環境にすることのできる可能性の大きさを感じた。
- 農業の灌漑のためや、洪水の被害などから守るためにも、農業地域に水路を整備すること。
- 代々受け継がれてきた農業用水の維持、また情報技術などを用いて発展させていくことが重要であると感じた。
- 本講義で最も重要だと考えられるものは、インフラの定義をあらためて確認するということにあると思う。
多くの人がインフラと聞いて考えることとは、基本的に都市の中におけるもののことであることが多いと思う。しかし、そもそもインフラとは、インフラストラクチャーという言葉の略語であり、「下支えするもの」という事を指す用語であり、サービスを提供する基本的な施設やシステムのことである。これに都市と農村の違いなど存在しないので、多くの人のインフラの考えは完全に正しいわけではない。
また、インフラは日本語では社会基盤、基盤施設、経済基盤という訳語も存在し、これは農業基盤ということの意味にも当てはまる。では、農業基盤としてのインフラの例としては何があるかというと、農業用水や排水、さらにはその農業を効率化するための情報設備などがある。また、合理的に管理することや他の環境への影響を考慮することにも必要になってくる。
農地を整えることもインフラを整備していることの一種である。インフラと聞いてある一つのことを思い浮かべるのではなくシステム全体を思い浮かべる方が良いのだとわかった。このように、インフラというものを改めて理解することができたということが今回の講義で最も重要なことであったと思う
- 水道技術を用いるにしても、利水や治水のために河川を管理する必要は変わらないこと。
- 人間の文化的な生活を支えるためには、食料の確保や健全な衛生環境の保持、ひいては農業基盤の整備が必要である。
- 農業農村地域のインフラ整備の重要性
- インフラ整備において農業基盤のみでなく、これからは情報基盤も整えていくべきであるということ。
- 農業用水を地域で共有し、そのために情報基盤設備を用いるのが重要であると思った。もちろん、今でも水の管理などは情報基盤設備が用いられているであろうが、そのほかの場所ではあまり用いられているイメージがない。ただでさえこれからは少子高齢化による働き手の減少が懸念される上に、農業に関する仕事の担い手は他と比べて少ないので、このような手段で省力化をすることが必要であると考えたからだ。
- 日本の歴史は農業のための基盤の整備と共にあること、をあげたい。年表を見た際にも縄文時代から池を駆使している様子がわかり、また古くから用水の整備がされ、利根川の大規模工事から小規模な畑田の整備まで、さまざまなインフラ事業が現代まで続いていると分かった。日本の全ての土地がそのまま放っておいても農業ができる、というわけではなく、先人たちから今に至るまで生きていくために食糧を得るため自然環境と戦って時に制し制されながら長い戦いがなされてきたのだと感じたために、冒頭で述べたことを本日の講義で最も重要だと思ったことに挙げたい
- 農地と農業用水は財産だということ農地と農業用水は何の知識もない私からしたらそこに元からあるように思えていたが、実際にはそれを誰がどう利用するかということを考えている人がいて私たちの食は守られているのだなと思った。また、重要ではないかもしれないが普段何の気無しに使っていた「安堵」という言葉は安全なところにいて安心という意味だと分かり日本人にとって治水は重要なことだったのだなと改めて思った。
- 今回の授業で大事だと考えたのは、利根川の流れの変化と昔の灌漑施設の利点である。昔のインフラとして挙げられていた利根川の工事など、あくまで自然の流れを少しだけ変えて利用するものだった。そのため、流れ方は違えど循環のシステムは機能しており、人と自然が調和した形での農業生産の上昇が実現するされていた。一方今では水のあるべきではないところに水を運び、世界貿易の影響で自然では起こり得ない窒素の集中も相まって循環の崩壊が生じている。そこでさとやまが古き良き循環系としてよく取り上げられるが、さとやまの生活に東京で慣れた人々が移行するのは無理がある。 ここで次世代のインフラストラクチャーとして取り上げられるべきはグリーンインフラストラクチャーであり、循環系を土壌や微生物といったマクロな分解者に関してまで再現した新しい都市開発である。人口が落ち着き始めた今こそ、新たな都市開発の指針も提供すべきだと考えた。
- インフラというと行政が整備するものというイメージがあったので、農民自らが主体的に働きかけるのだということに驚いた。農地も水も、多くの人の手によって作られてきた財産であり、当たり前にあるものではないのだと初めて思い至った。私は地球環境問題に興味があり、農業など人の営みについてはあまり関心がなかったのだが、この講義を通して少し知れたら良いと思う。
- 今に至るまで多くの先人たちがインフラ整備の技術を積み上げており、今日の講義でそのほんの一部が紹介された。それを踏まえた上で私は「自分がやってやる」という気持ちが大切だと考える。基本的にインフラは享受することが当たり前になってくるとやっていてもあまり感謝されず、むしろしっかり整備していないと文句を言われる類のものだ。そのため、自分の仕事に誇りを持っていないと到底できるものではない。中村医師はもちろんのこと他の偉大な先人たちも少なからずそのような気持ちを持っていたはずだ。具体的な技術とかではなくて違和感を感じる人もいるかもしれないがそれでも私はいわゆる利他の精神が最も大切と考える。
- 途上国に医師として赴いた方が治水に力を入れていた場面に感動しました.私自身,医学に興味があるのですが,日本のような先進国とは異なり,途上国ではそもそも生の基盤たるインフラが整備されていないことにより,感染症にかかりやすい環境に置かれていることが,治療よりも,まず第一に改善しないといけないポイントになっています.医師として赴いたからといって,医学的な業務にのみ徹するのではなく,生命を救う身として,可能なことは例外なく行い,不可能なことにも全力を尽くす.この医師の活動は,途上国への援助のあり方のモデルになるべきだと思うし,どのような職に就こうとも,見習うべき理想像だと思いました.
- 農業インフラを整えるにあたって、昔から水路を引いてくる、洪水対策としてため池を作るなど治水が主に行われてきた。しかし、治水だけでは現代の農業は成立しない、特に農業事業者減少や高齢化など、深刻な問題にも対処しなければならない。そこで現代の利点を生かした情報インフラを利用し、省力化、高度化がカギになるのではないかと考える。その情報インフラの整備を促進する事業を立ち上げ、より便利になる技術開発を行えることが、今後の日本の農業の盛衰を決めるのではないかと思う。
- 私が今回の授業を通じて最も重要だと感じたことは、農業農村インフラの管理において省力化・高度化を実現することです。農業における人手不足や高齢化が叫ばれている現在、各地の情報をリアルタイムで入手して作業効率を上げていくことが不可欠であり、またこのことは作物の品質向上にもつながるのではないでしょうか。農村内の情報と共有することにとどまらず、都市部さらには海外の情報を逐一入手することによって生産量や出荷量を調整することが可能になってくると思うので、先生が講義で仰っていたように農業における日本の全世界的な企業を作ることができると考えます。国際的な日本の信頼度と日本の技術力を活かすことで、農業データを全世界で共有するという農村スマート社会の実現に向けて日本が主導権を取ることができると思います。また、これは同時に大きなビジナスチャンスであるように感じました。
- 僕が今回の授業で最も重要だと思ったのは、情報インフラを含むインフラを整えることも、生産力を向上させるための大きな手段であるという事実でした。僕は今まで、世界人口の増加に伴い農業生産量が増えることの必要性は感じていたものの、それは作物そのものの品種の改良であったり、新たな肥料や飼料の開発などといった技術的な革新によってなされるものであるだろうと莫然と思っていました。だから、今回の講義を聞いて、農業インフラを充実させることで、砂漠のようなこれまで農業が不可能だった土地を農業に使えるようにしたり、生産効率を上げ必要な労力を小さくしたりするという形でも生産力を向上させ、人々を飢餓から救うことができるというのは、僕にとって新しい視点でした。また、農業は人間以外の自然と向きあうことが不可欠な営みであるけれど、それは必ずしも水のような作物や家畜にとって不可欠なものだけが農業インフラではなく、今やそれを制御するための情報システムもまた農業インフラの大きな一側面だということも僕があまり考えたことのない考え方でした。さて、この世界にはとても多様な文化や営みがあります。最も効率的な一つのやり方を独善的に当てはめるのではなく、その地の文化や人々の生活を鑑みて、それに添った形で農業インフラの整備は為されていかなければならないと僕は考えます。どんなに食の面で豊かになっても、各々のアイデンティティたる文化を破壊することになるのなら、それは人々の幸福には繁がらないと僕は考えるからです。僕は将来食糧生産に携わることを志す者として、自然そのものにも人間にも配慮した農業のあり方を模索していきたいと思っています。その答えはまだ見えてはいないけれど、農業インフラという面でも持続可能かつ人々の生活を豊かにする農業の形を考えることが出来ることを気づかせてくれた講義でした。これからもよろしくお願いします。
- 外国の赤の他人だった人に対して生涯を捧げた中村哲さんはすごいと思いました、あと、ファイルはなにを送ればいいのかわからなかったです
- 農業の技術を必要な人に渡すことが重要だと思った。最後のゲームが最も重要だった。
- はじめはインフラの重要性がぴんと来ていませんでしたが、中村哲氏の下りからインフラが重要になってくるということがよく分かりました。今回の講義で一番重要なのはそこなのではないかと思います。
ところで、新しいインフラの整備に問題もあるのではないでしょうか。特に水路の話だと、新たな寄生虫がもたらされたり、他地域で水不足が生じたりといったことが起こりうるのではないでしょうか。そのあたりを今後の講義で聞いてみたいと思います。
- 他者のために行動したいと思ったら、中村哲さんのように、技術と情熱の両方を持っていることが必要だということ。
- 農業を下支えしている水、土や情報技術(農業インフラ)が、非常に重要な役割を持っていることです。
- 私が今日の講義で最も重要だと思ったことは、水や土は世代を超えた財産であるということです。今日の講義を通して先人が作り上げた農業基盤を守り続けること、そして、未来の世代のためにも未整備の土地に農業基盤を地元の人々と協力して作ることが必要だと思いました。
医師の中村哲さんのような活動自体も大事であるが、灌漑や洪水対策など、水や土を次世代まで受け継いでいく活動を継続的にすることが重要だと感じた。水と土は代々受け継いできた資源だという話を聞いて、そう強く感じた。ハチ公ゲーム、なかなかこだわりがお有りのゲームでしたが、そのような形で一般の人々の農業インフラに対する意識を高めることも重要だと感じた。
- 本日の授業を通して、インフレが非常に大切であり、いつも当たり前のように感じているものがさまざまな人々に支えられていることがわかった。日本に住んでいる私たちは水などに困ることはほとんどないが、世界では水に困っている人がおり、そのために自分の命をかけてまで働いている人がいるということに感慨を覚えた
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みぞらぼ, 農学国際専攻, 農学生命科学研究科, 東京大学)
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Update by mizo (2022.6.30)