東京大学総合科目一般・食を支える水と土の環境科学23
農村地域における生産と生活のインフラを誰が整備するのか?
担当: 溝口勝
このページは、受講生のレポートを共有することにより、講義を単に受けっぱなしにせず、自分の考えを主体的に表現し、自分とは異なる視点もあることに気づくことで、より深みのある講義にすることを目的に作成しています。
資料
農村地域における生産と生活のインフラを誰が整備するのか?(2023.4.20) 受講者26名
講義スライド
この講義を受講する理由・期待
- 環境に対する恐怖です。
- nhkの番組(サイエンスzero)で土のすごさを紹介していたのを見て、土についてもっと詳しく知りたいと思ったから。
- 環境に興味があるため。
- 農業の面から環境についての知識をつけたかったから。、
- 農業に関するこうがくてきなちしき
- 受験の地理で、環境について興味を持ち、現状について深く知り、考えたかった。
- 日本の農業の問題、解決策について学びたかったから。
- 文系だが、社会と自然の調和が必要とされる農業に興味があるから。
- 農業の基盤となる水と土について学ぶことができるという期待があります。
- 農学の基礎を理解する、追い出しに利用する
- 農業というものに身近に触れて生きてこなかったが、土、水という最も基本となるものから農業を考えていくというテーマがおもしろいと思ったから。
- 農業について、植物体からだけでなくその育つ環境や糧となる水について知りたかったから。また土の中について何も知らないが、深い世界が広がっていると思っており、それを知りたいと考えていたから。
- 環境学や農学に興味があり、受講した。この講義で農業の基盤となる水と土についての知識を深め、今後の研究等に活かせるようになることを期待している。
- 食料システム、農業、環境分野への関心があり、将来どのような分野を専攻するかを考える材料とするため。
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- 人の生活を支える農業について、環境と絡めて学べたら興味深いと思ったからです
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- 自分の進路をもうすこし絞り込むためにいろんな先生の話が聞けるこの授業をとりました。
- D~F系列を探していたら一番面白そうだったから。色々勉強している最中なので普通に日常を過ごしててあまり知れないことを知りたいです!
- シラバスを見て、内容的に面白そうだと感じたから。
- 私は森林水文学を専門にしたいと考えており、水に関わる講義を探していて、本講義に出会いました。水が多すぎても少なすぎても人間は困ってしまう、という文脈はしばしば耳にしていましたが、人間がどのように水を利用しているのかについては、未だ知らないことばかりなので、利水に関する歴史や知見を知る機会にしたいと考えています。
- 社会に出る前にそれを一番下で支える基盤について最低限の理解を得たいと思ったからです。
- 元々PEAKのES・Program(環境化学)の学生で、もっと環境に影響与える問題について習いたかったです。そして、日本語力も高める目的があります。
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- 国際系と農業系の両方に興味があったので受講しました。
今ホームシック中で、将来は農業の盛んな地元に帰って働きたいと思っているので、農業についてこの講義で知ることができればいいなと思います。"
- 人口増加への対応と、環境破壊の防止を両立しながら食糧生産をするにはどうしたらよいのか関心があるから。
- 自分は世界の貧困問題などの社会問題に関心があり、農業は世界の貧困に苦しむ人々を救うことができることであると思い、農業関連のことについても学びたいと考えたから。
- 環境にかんしての新しい視点を得ることができれば、と思った
- 環境学や農学に興味があり、受講した。この講義で農業の基盤となる水と土についての知識を深め、今後の研究等に活かせるようになることを期待している。
- nhkの番組(サイエンスzero)で土のすごさを紹介していたのを見て、土についてもっと詳しく知りたいと思ったから。
- 元々PEAKのES・Program(環境化学)の学生で、もっと環境に影響与える問題について習いたかったです。そして、日本語力も高める目的があります。
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- 国際系と農業系の両方に興味があったので受講しました。
今ホームシック中で、将来は農業の盛んな地元に帰って働きたいと思っているので、農業についてこの講義で知ることができればいいなと思います。"
- 人口増加への対応と、環境破壊の防止を両立しながら食糧生産をするにはどうしたらよいのか関心があるから。
- 自分は世界の貧困問題などの社会問題に関心があり、農業は世界の貧困に苦しむ人々を救うことができることであると思い、農業関連のことについても学びたいと考えたから。
- 環境にかんしての新しい視点を得ることができれば、と思った
- 自分のダメダメな知識量が裏打ちされました。
- 高校時代に日本史をとっていなかった私にとってはかなりハードなものだった。しかし大化の改新や墾田永年私財法くらいは分かった。
- 農地や水の歴史的な捉え方をあまりしたことがなく、面白かった。
- 倫政選択だったので全然分かりませんでした。
- 理系なのになんと7個もあってた
- 過去の功績に今の自分が支えられていることを改めて感じた
- 利根川の水脈が現在と過去で異なっていることは、はじめて知って驚いた。
- 日本史はわからない...笑
- なんとなく意識として、日本の土地や川というのはずっとそのままであると思いがちですが、今と昔では、川も土地も全然違うのだということを実感しました。
- 農業施設の歴史は、その重要性にもかかわらずほとんど知らないことを痛感した。
- 日本史は中学受験と中学日本史以来だったためけっこう忘れていた。
- ほとんどわかりませんでした。農業のことについて何も知らないのだということがわかって勉強頑張ろうと思えました。
- 上段は歴史で習ったためそれなりだったが、下段はほとんどわからなく、知識の浅さを痛感した。
- 農業用水、農業インフラは当たり前に存在するものだが、これらは先人たちによって計画的に建設・整備されたものであり、これらには想像を絶する労働を伴ったということが実感できてとても面白かった。
- 農業インフラの歴史の深さや、その具体例である利根川の東遷など初めて知ることが多くておもしろかった
- 太閤検地の一問しかわかりませんでした。
- 農業施設全然分からなかったです。分かってないことが分かりました。
- 自らの教養の無さを痛感しました。
- 日本史が得意だったので、上の段は埋まりましたが、下の段は難しくてほとんど埋まりませんでした。でも面白かったです。
- 用水や疎水の歴史が思っていた300倍ほど古くから続いている!今ある農地はそうした歴史の堆積である、ということを初めて実感しました。脈々と継承されてきた、そのことへの敬意とか神秘性とかをほんのりと感じました。
- 池や用水の名前は覚えているものなんですか?
- 日本に住んだことあまりなくて、そして日本語力が足りかったので難しかったです。
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- 利根川を見つけるクイズで、勘違いして今の利根川に線を引いてしまいました笑
利根川が今と全く違うところにあって驚きました。
歴史の穴埋めクイズは世界史選択だったので全然できませんでした笑"
- はるか昔から日本の大地を少しずつ変えていきながら、農業インフラが開発されてきたことに驚いた。
- 入試で日本史選択だったのに、かなりわからず、反省した。
- よく分からなくて自分の歴史への弱さを痛感した
- 上段は歴史で習ったためそれなりだったが、下段はほとんどわからなく、知識の浅さを痛感した。
- 高校時代に日本史をとっていなかった私にとってはかなりハードなものだった。しかし大化の改新や墾田永年私財法くらいは分かった。
- 日本に住んだことあまりなくて、そして日本語力が足りかったので難しかったです。
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- 利根川を見つけるクイズで、勘違いして今の利根川に線を引いてしまいました笑
利根川が今と全く違うところにあって驚きました。
歴史の穴埋めクイズは世界史選択だったので全然できませんでした笑"
- はるか昔から日本の大地を少しずつ変えていきながら、農業インフラが開発されてきたことに驚いた。
- 入試で日本史選択だったのに、かなりわからず、反省した。
今日の講義(4/20)で最も重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。
- インストラクチャー
- 農地と農業用水は一つの世代が自由に使っていいものではなく、後の世代のことまで考えて使っていくべきものだ。
- 特に農村ではインフラは現地の人の協力が必要。
- 水環境の重要性
- インフラとは社会の下支えをすることである
- 既存の農業インフラに満足せず、情報を含めた新たなインフラの必要性
- 農業のインフラ整備には水田が必要だということ。
- 土壌と水の整備が農業において最も根本的に重要であるということ。
- 農業基盤こそが社会を支えていると言っても過言ではないということ。
- 中村哲さんのような活動を政府や企業、研究者などが組織的に継続、拡大していくことが重要だと思いました。
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- まずは基本のインフラを整備すること。
さまざまな視点から農業をある種コントロールすること。"
- 先生のわくわく度の変遷。わくわくしたときに全力で取り組んでいらっしゃるところがすごいと感じましたし、多種多様な分野にわくわくを感じいていらっしゃるところも感銘を受けました。
- 品種改良で良い品種を作ろうが、良い土と水を提供するインフラがなければ多くの農作物を得ることはできないということ。
- 地域環境工学は、農業インフラ、つまり食料生産の基盤を支える学問であり、この分野が発展することは食料システムの改善にとても役に立つということ。
- 農業においても用水路や土壌などのインフラを整備することがとても重要になってくること。
- インフラの整備が農業に直結していることが中村哲さんのニュースをみてよくわかりました。
- 農業インフラは古代からずっと行われてきており、今でもとても重要であること。
- 農業インフラ整備の重要性
- インフラ整備の拡充及び省力化、高度化
- 「農業基盤=農地と水無くして、安定かつ十分な食糧生産はありえないんだ!」
- 学生時代に学問の基礎を築いておくこと。
- Agreement: I believe that decisions on infrastructure are really crucial as they typically affect farmers in a region regardless of their stance on infrastructural decisions. Therefore, it is absolutely crucial that farmers, scientists and lawmakers work together to be best informed and make good decisions.
- インフラがあってこそすべてが成り立つということ。
- 中村哲さんのアフガニスタンでの水利事業が示すように、農業インフラの整備は多くの人の命を救い、生活を支えることができるということ。
- 人々の生活を支え、平和をもたらす、水路といった農業インフラの重要性を多くの人が知り、行動を起こすこと。
- 自分の夢や生き方がうまく定まらず焦っていたが、先生の話を聞いて今は諸事に対する基礎づくりに励めばいいのだと安心しました。
- 品種改良で良い品種を作ろうが、良い土と水を提供するインフラがなければ多くの農作物を得ることはできないということ。
- 農地と農業用水は一つの世代が自由に使っていいものではなく、後の世代のことまで考えて使っていくべきものだ。
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みぞらぼ, 農学国際専攻, 農学生命科学研究科, 東京大学)
mizo[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp
Update by mizo (2023.4.21)