はじめに

 現在、地球規模の気候変化や水循環変動に関する研究が盛んに行われている。こうした中で、衛星によるリモートセンシングデータを検証するために、農地土壌水分の空間的・時間的な変化を把握する技術の開発が求められている。また、各国が連携して地球温暖化に関連する様々な地球観測データを蓄積しつつある。しかし、それらのデータを具体的に何にどのように利用するかについてはあまり議論が進んでいない。こうした中、東京大学が中心となって、これらの地球観測データを統融合させ、農業分野において利用するための研究も始まっている。

フィールドサーバによるリアルタイム農地情報モニタリングシステム

  1. はじめに
  2. フィールドサーバ(FS)
  3. システムの構成
  4. 事例
  5. おわりに

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