国際農業工学21
担当教員: 溝口勝・荒木徹也 (農学国際専攻/国際情報農学研究室)
【講義】金曜日13:15-14:45 オンライン講義
出席カード-->https://forms.gle/kB8HGRtu7cVZMRUWA
【感想210423】
- 農業技術の発展により失われた職業もあるというのを聞いて、これから自分がしたいと思っている仕事も何年後に不要とされる時代になってもおかしくはないと改めて考えた。
- 食品の流通には様々な技術が使われているのだと知りためになった
- 籾摺りは技術的には農民がやるべきではないが、歴史的に見ると、農民がやることでたくさんのメリットがあることが分かった。
- 戦後、日本を民主化・非軍事化するために小作農制度を解消するため、GHQの指導のもとで小作人が地主から低額で土地を入手し、農協を形成して団結したこと。籾摺りなどを自ら行って玄米として売る日本特有の形は、米の品質改善のインセンティブを農民に与えることとなり、技術的な工場につながっていった。
- 農民が籾摺りをやっていたことが、今日の日本の農業を形成したことが分かった。
- 食品の物理的化学的、生化学的特性を理解したうえで、食品の品質評価をすること。
- 日本は玄米にして精米所へ米が渡されるが、海外では籾のまま精米所へ渡されること。
- 籾に注目することで農民の地位の話などの農業史に繋がる話ができることが面白いと思った。
- 食品はその見た目や味にのみ注意するのではなく、物理的や化学的な性質を理解して品質を評価することが重要となる
- 無駄を発見することが解決の糸口になる可能性があるという汎用性の高い事実に気付かされたこと。
- 技術の進歩によって、米を生産するのにかかる労力は昔に比べて数倍から数十倍ほど少なくなっているのに、今なお生活に苦しむ農家さんがいることは、生活水準が上がりすぎていることを意味していると思います。
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大学院農学生命科学研究科・農学国際専攻
東京大学
Last Update 2021/4/30