国際農業工学21
担当教員: 溝口勝・荒木徹也 (農学国際専攻/国際情報農学研究室)
【講義】金曜日13:15-14:45 オンライン講義
出席カード-->https://forms.gle/kB8HGRtu7cVZMRUWA
【感想210430】
- 現実の農業では生産だけでなくそれを支える農業基盤の確保も重要であり、さらにこれからの農村では情報インフラの整備が鍵になってくる。
- 農業農村開発と農業農村工学の違いが面白いと感じた。
- 農業、農村開発とは?農業農村工学とはどのような学問なのかということ。農業はただただ重労働というのではなく、今後は情報技術も必須であるということ。
- 「農業」といって有機農法やら農薬やらをまず思い浮かべるのは水に恵まれている日本にいるからであって、どのようにして水を確保するかという基盤の部分が大前提である。(今回の授業ではないが)日本だって基盤整備に多くの労力と犠牲が払われた時代があり、農業用水に困っていないということは先人の賜物であるということを認識するべきである。
- 大学の授業じゃ何も身についていないと私も疑問に思っているが、そうしていても時間は過ぎていくので、将来役に立つであろう基礎的な学問を身につけたいと思えました
- 農村にやみくもに技術を導入しても文化を壊してしまい、マイナスになるということ。
- 農業農村という単語は、農業と農村を単純につなげたに過ぎない。したがって、農業農村開発といった場合には、農業開発と農村開発とに展開するのが良い。
- 現地の人のニーズや気持ちに寄り添う必要があること
- 地元の人たちの本当の声に対等に耳を傾けることの大切さ。またそれを行うことがいかに困難であるのかということ。
- 農業開発のために学んでおくべきことは多いのだと思った
- 農家の本音を知る、そして知るための努力をすることが重要だと思った。
- 農業技術はできるだけ導入すべきだと考えていたが、その国の文化について理解することが大切であることを学んだし、技術と文化が関係しているという視点を得た。
- 農業農村工学という単語には、農業技術を発展普及させていくという科学技術的側面と農村の文化を尊重し次世代につなげていくという社会学的側面の両方のバランスをとる実学である、という背景の意図が込められているということ。
- 農業農村の基盤インフラ整備では、農地の整備や灌漑・貯水に加えて情報基盤の整備も進んでいる。農山漁村振興交付金にも情報通信環境整備の項目が含まれており、今後数十年の長期的な視点では農村にとっても欠かせないものになる。
- やはり現地の声を聞くことは大切なことだと思いました。
- 「技術」というのは、「工学」と違って、農地の人たちに寄り添い、実践に生かすことが重要であるということ。
- 技術を農村に取り入れる際、文明の押し付けになってはいけないと感じた。
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- 国境なき農業団のアイディアが面白いと思いました。
また、アフガンの村を守るために命をかけた中村さんのことを話す現地の方の様子を見て、中村さんの覚悟が現地の方にも届いていることが伝わってきました。"
- これからの農山地には情報基盤整備も重要になる。若いうちに失敗しておくことも重要。
- 農業農村技術を開発するに当たって、技術だけでなく現地の人々の声も聞きつつ行うことが必要だということを再認識した。近年発達している情報技術を用いれば、農村が抱えているさまざまな問題に対応できると思うが、開発者側が有用だと思っても現地の人の需要に見合っていなければ意味がないため、独りよがりの開発にならないようにすることが大切だと感じた。
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大学院農学生命科学研究科・農学国際専攻
東京大学
Last Update 2021/4/30