国際農業工学21
担当教員: 溝口勝・荒木徹也 (農学国際専攻/国際情報農学研究室)
【講義】金曜日13:15-14:45 オンライン講義
出席カード-->https://forms.gle/kB8HGRtu7cVZMRUWA
【感想210507】
- アンモニアの環境への負荷は小さいが、アンモニアを使えばいいという訳ではない。可燃性があり引火すると爆発するし、刺激臭もある。アンモニアを家庭用のエアコンや冷蔵庫に使うのは難しい。なので、現在使われている代替フロンの代替を見つけることが大事だろう。
- 冷凍技術の歴史とその重要性。それのもたらしたもの。
- 普段便利に使っている冷凍食品でしたが、それらを加工・製造するための仕組みを今回学ぶことができました。また、冷凍食品の発展のきっかけとなったコールドチェーンは、今では当たり前のもののように感じていましたが、とても画期的なものであったことに気付かされました。特に、この仕組みによって日本人の寿命が延びたというのは驚くべきことでした。一方で、これは多くのことにあることですが、人間にとって良いものが環境にとっていいこととは限らないということも大切な点だと感じました。これからどのように変化していくのか少し興味を持つことができました。
- 人間が食品をより長く保存し、より健康で文化的な生活を送るために、コールドチェーンは不可欠だが、そのために使用する冷媒で環境を破壊するようなことがあってはならないので、安全で高性能な冷媒が必要だ。コールドチェーンの整備が、保存のための塩の利用を減少させるために、国民の平均寿命を伸ばしたというのはとても興味深かった。
- コールドチェーン勧告によって、食生活が豊かになっただけでなく、減塩によって日本人の平均寿命が伸びたこと。
- そもそもコールドチェーンという言葉を初めて知ったのですが、低温流通が日本人の食生活などを変えている、というのは考えてみれば当たり前ですが、意識したことはなかったので改めて驚きました。低温流通は全ての人間の食を支えるものなので、しっかりとした研究が必要なのだと分かりました。
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大学院農学生命科学研究科・農学国際専攻
東京大学
Last Update 2021/4/30