環境修復学23@岩手大学

担当教員: 溝口勝(東京大学)

【講義】2024/11/1
時限:木3,4,5コマ, 金1,2コマ


【講義の質問・コメント】

金1コマ

  1. 全体的に難しい内容だった。タイが洪水してカメラが水没した話にとても驚き、印象に残った。
  2. 先日の質疑を通じて前より深く考えることができた。
  3. 第4回目の講義では、実験、研究において予想できないハプニングが起こることを学んだ。たとえば、電子基盤を虫にかじられたり、結露で故障したりなどだ。特に、面白かった溝口先生のエピソードはシベリアに行き、気象データを取りに機械を設置したが1年後もう一度来ると、最初の三日分しかなかったというものだ。しかし、そこから遠隔でも情報を入手できる仕組みを生み出すことができたのは、失敗の賜物であるとも言える。
  4. コンピュータにソフトがないとただの箱というように、データも活用しなければただの数字や記号なので、実験データすべてに意味を持たせてあげられるようにこれから実験に取り組んでいこうと思った。
  5. 物事の変化に対して疑問を持つということが、ものに対する好奇心を掻き立てることである。土地に応じた栽培方法を定める必要があることを改めて知った。
  6. 電気伝導率など、土壌物理学などで勉強していた内容が実践にどのようにいかされるかわかり、興味深かった。またタイやインドの状況を聞き、日本とはまた違った状況で面白かった。タイが洪水で沈んでしまった話は、日本ではあまり聞かないものであったため衝撃だった。
  7. 原発事故による汚染土壌についての話を聞いたが、以前に一度聞いたよりも放射性セシウム等について詳しく学んだ。汚染土壌に対して、掘削する手法はコストが大きくなると聞いたことがある。
  8. フィールドと研究室でのギャップがあることが分かった。また、フィールドが異なることでセンサーが使えなくなることも分かった。
  9. シベリアのIoTの話が印象に残った。3日間は記録できていたが、残りの362日が記録できていなかったというのは結構ショックな話だと思った。現場に行かなくとも自分がいるところからデータの確認ができるシステムはとても便利だと思う。
  10. 福島の除染作業において、具体的な過程が説明があり、今まで漠然としていた原発被害についてよく理解できた。震災から10年以上経った現在ですら当時のイメージを持っている人も居るため、今回学んだ科学的な知見を分かりやすい形で広められると理想的だと考えた。
  11. 農業の再生、風評被害の払拭、福島復興知の定着と、多方面から復興に向けたアプローチをしている点に驚いた。
  12. 1年間計測しなくてはいけないものが、1年後取りにいくと3日分しか計測できていなかったという内容が印象に残った。
  13. インターネットが一般的に普及する前から今のスマート農業に通じるデータの遠隔観測のシステムを構築されていたのが驚きだった。今現在のスマート農業のシステムや原型は先人たちの苦労があってそれを解決するために徐々に発展していったその一端を見れた気がした。
  14. (コメントが送信できていたのか分からないため、再送します)気象データを取るためにシベリアまで赴いたのに、実際には3日間分のデータしか取れてなかった話を聞いて、もしそれが自分だったらそこで挫折していただろうと思った。なので、その失敗を糧に現地から本拠地までデータを送信できる仕組みを考えることができた発想力と気概にはとても驚かされた。この溝口先生の経験から、時代の最先端の技術(当時でいえばインターネット)に日常から触れておけば、新たな技術の発想につながるのではないかと思った。

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大学院農学生命科学研究科農学国際専攻
東京大学

Last Update 2024/11/14