Q&A@レポート(環境修復学25)
【質問と回答】
- ICTやIoTの活用によって効率化が進む一方で、人間同士の関わりが減ってしまう可能性もあると思います。先生はこの「人と技術の関係」について、どのようにお考えでしょうか?
-->なぜ人間同士の関わりが減ると考えるのかがわかりません。私は逆にSNSによってこれまで以上に人と人とが繋がりやすくなったと思います。今後、対面でしかできなかったこともAR・VR・MR技術でできるようになっていくでしょう。結局は、「人間同士の関わり」に自分が何を求めるか次第だと思います。
- 霜柱が研究者としての道を見つけてくれたとの内容だったが、予期せぬ状況が研究を決定づけることはどの学問でも起こり得るものだと考えるか。
-->新発見にはセレンディピティも大切です。この言葉を調べてみてください。
- 霜柱を発見した瞬間から、土の凍結現象という研究テーマに結びつくまでの思考プロセスはどんなものだったのか。
-->霜柱って面白いな-->土が凍るって現象は奥が深いな-->あれっ?土の中の水分移動現象なのにうちの研究室で誰もやっていないな!-->論文を調べても土の凍結過程の水分移動のメカニズムはまだ解明されていないらしい-->土壌物理の中でも超難問らしい-->じゃあ、俺が解明してやろうじゃないか!
- 大学の講義内容に感じていた「理想論」について、現在はどのように感じているのか。
-->相変わらず大学の研究は理想論が多いですね。でも現場に出ず研究室で論文しか読まなかったらそれしかできないもの仕方がないような気もする。アインシュタインやファインマンのような理論物理屋は別だろうけど。(私は高校生の頃、数式だけで自然現象を説明できることに面白さを感じていました)
- 農学の中でも、細かい分野ごとにどのくらい「理想論」を語っているかに差はあるのか。あるならば、「理想論」であると感じる分野と、そうでない分野はそれぞれどの分野なのか。
-->農学そのものが実学なので果たして理論農学という分野があるかは疑問です。江戸時代に書かれた農書に基づいて「農とはなにか」を極めるような研究はこれに近いのかも知れない。でも細分化されたどの分野であっても教科書の「はじめに」には、その分野の歴史や目標が書かれていることが多いので、その意味ではその分野の「理想論」ともいえる。
環境修復学25@岩手大学
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大学院農学生命科学研究科・農学国際専攻
東京大学
Last Update 2025/11/17