121208報告「飯舘村の水田における農業土木的土壌除染法の試み」の要点
溝口 勝 (東京大学 大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻 国際情報農学研究室)
講演要旨 発表スライド Ustream講演 Ustream質疑応答 当日のプログラム
参考資料:
- 覆土による放射線量低減法
- 水田代掻きと湛水による、放射線遮蔽効果に関する現地実験
- イネがセシウムを吸収しないことさえ証明できれば、普通に水田稲作だけで生活圏内放射線量を減らせます。耕作放棄地でも水を貯めておけば雑草の繁茂を防止できます。
- 砂による泥水の濾過実験
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泥水は砂の層を通るだけで透明になって出てきます。土のもつ濾過(ろか)機能によるものです。放射性セシウムのほとんどは粘土粒子に強く吸着(固定)されていますので、セシウムだけが水中に溶け出ることはありません。農地の下の土はこの実験の砂の層よりも厚い上に、砂よりも細かい"土壌"で構成されていることが多いので、放射性セシウムを固定した粘土粒子は土壌間隙(土の隙間)に次々に捕捉されます。
- 質問コーナー
関連情報 ふくしま再生の会
Mizo lab
Laboratory ofInternational Agro-informatics
Department of Agricultural Sciences
Graduate School of Agricultural Life Sciences
Univ. of Tokyo