東大むら塾と飯舘蕎麦 ポスター
いいたてハチ公そばの秘密
- なぜ「いいたてハチ公そば」なのですか?
(回答)
飯舘村には渋谷駅前の忠犬ハチ公のオブジェがあります。そのハチ公の飼い主は東京大学農学部教授だった上野英三郎先生です。その後輩の教授や学生たちが2011年の原発事故直後から飯舘村の農業復興支援のために活動を続けています。そんな中、ハチ公生誕100周年にあたる2023年11月に東大農学部食堂に生誕100周年記念メニューとして「上野ハチ公ラーメン」が登場しました。
一方、飯舘村の道の駅「までい館」の食堂には地元産の蕎麦粉から村民蕎麦打ち会(愚真会)が打ったそばが提供されています。そこで、農学部のハチ公ラーメンと同様に「いいたてハチ公そば」が発案されました。
- なぜトッピングに焼き鳥なのですか?
(回答)
ハチ公は焼き鳥が好きだったという噂話に由来します。ハチ公の死後に解剖したら胃の中から竹串が出てきたという記録も残されています。東大農学部の正門横にある農学資料館でホルマリン漬けの臓器と一緒に展示されている剖検記録の7行目をご覧ください。
- かまぼこの絵はなぜ子犬なのですか?
(回答)
子犬のハチが上野先生と暮らしたのはわずか16か月でした。この絵は先生がハチと初めて出会い嬉しくて「高い高い!」をしている様子をイメージして作成されています。上野先生が三重県出身で三重大との関わりがあったことから、三重大を通じて東大生協からハチ公かまぼこ製造の依頼を三重大近所の業者に依頼しました。(速報かまぼこニュースより)
飯舘村に来て「いいたてハチ公そば」を食べると、上野先生とハチ公のような素敵な出会いがあるかも知れません。
- 子犬を持ち上げられるの何歳までしょうか?
(回答)
ドックイヤーという言葉があるように犬の成長はとても速いそうです。秋田犬の体重データを入手してグラフにしてみたら、何と半年で30kgになるようです。ということで上野先生がハチを「高い高い!」できたのは出会った頃だけだったと推定されます。
(C)mizo
上野英三郎先生とハチ公コレクション
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大学院農学生命科学研究科・農学国際専攻
東京大学
Last Update 2024/01/04