東京大学 大学院農学生命科学研究科 アグリコクーン講義「国際農業と文化」

国際農業と文化ゼミナール2020


このページは、受講生のレポートを共有することにより、講義を単に受けっぱなしにせず、自分の考えを主体的に表現し、自分とは異なる視点もあることに気づくことで、より深みのある講義にすることを目的に作成しています。

国際農業と文化ゼミナール2020講義日程

2日目(6月11日)「農業と資源」
10:00〜11:45 植物資源利用(斉藤)
13:00〜14:45 水産資源利用(八木)
14:45〜16:40 動物資源利用(松本)
16:50〜18:35 総合討論「農業と資源」(司会:八木、斉藤)

1日目2日目3日目

Q2-1.斉藤教員の講義で重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。

  1. 林業は細やかな手入れが必要だが、従事者がハイリスクローリターンになってしまっている。
  2. 林業も少子高齢化のようなことが起こっているので、成熟した木を切って、新しい木を植えることが必要。
  3. 林業の持続を可能にするために必要なことは、人工林の管理を行うことである。
  4. 林業の維持が経済的な面以外でも重要だということが分かったが、材木の価格や林道の状況を見ると現実はかなり厳しそうな感じがした。農学部の学生としてちゃんと考えなきゃいけない問題だと改めて思った。
  5. 木材資源の持続的利用
  6. 木材資源の価値の再認識
  7. 木材強度が意外に高い
  8. 木材を歴史的建造物の修復に活用することで、文化が継承されていること。
  9. 木材の潜在能力と木材利用のサイクル
  10. 木材の将来の持続性のために、古い木材の伐採と植林、価格的なアプローチなどといったことが必要
  11. 木材の機能的な特徴。日本における林業の深刻さとそれによる国土への影響。木材の持つ文化的な側面。
  12. 木材の運び方についての内容面白かったです。
  13. 木材のすごみ
  14. 木材という材の性質は現代合理主義に合致していないと感じた。 経済という強力なインセンティブを得られない中、木材資源の保持、保全はいかに図られるべきなのだろうか、悩みどころである。 同様に経済的に立ち向かうというのは分が悪い戦いのような気がする。もちろん最後に出てきた例のように観光業とうまくかみ合えばよいがそれがかなわない地域も沢山あるだろう。 もし、国産材を普及させるという立場に立つのであれば、生産の側だけでなく販路をいかに確保するか、いかに消費者に訴えるかに注力しなくてはならないと思う。日本の一次産業に共通して言えることなのではないかと思う。
  15. 木材が火にも強いことや機能性の再認識などで、今後の木材の見方が変わりました。木材を活用すべきと思いましたし、今後の林業に対する取り組みについてもアクションを起していくべきと感じました。昔の里山がはげ山だったことは知らなかったですし、文化に密接に関係する里山のありかたや歴史を学びたいと感じました。
  16. 文化財に使われる木材
  17. 日本は森林がたくさんあるのに利用できていない.
  18. 日本の木造建築物は温かみがあって好きなので、最近デザイン的にも木造建築が増えてきていて嬉しい。
  19. 日本の漁業の方法や保全の考え方が欧米と異なることを知ることができた。互いに良い面を学びあったり、知を共有したりすることが重要だと思う。一方で、その国や地域に根付いた考え方、方法、制度を変えることは難しいだろうと感じた。
  20. 日本の漁業において、後継者確保;コスト削減のための人員削減、経済効率とのジレンマなどの問題があり、これをうまく取り持っていく方法を模索・実施していく必要があること
  21. 日本における木材文化継承の必要性
  22. 杉の木が1本600円程度にしかならないというのは衝撃的でした。 私の実家でも山を所有しているのですがここ数年は手入れがなされていないので、環境保全のためにもなんとかしなければならないと思いました。
  23. 森林の利用を通じて、文化が受け継がれているということ。
  24. 森林の役割を効能だけでなく、伝統技術などの文化と共に認識することの重要性。
  25. 森林の手入れにかかるコストや労力を削減できると良いなと思いました。
  26. 材料
  27. 今後の林業再建には木材価格の上昇が必要である。
  28. 今まで林業について学習をしたことがなかったため、恥ずかしながら森林は伐採せず、そのままで保存するのが良いのではないかと考えていた。しかし、適度に伐採をして利用していくことで、再生産にもつながることがわかり、資源としての木材について興味がわいた。
  29. 工学材料
  30. 古典的利用法〜高度利用まで、需要を誘発し、伐採→利用→植林のサイクルを活性化させる必要がある。

Q2-2.八木教員の講義で重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。

  1. 北欧やアジア、アフリカの漁業の違い
  2. 日本国内の森林を適切に利用していくことや、そのためにも技術を次の世代へとつなげていくことが重要だと思った。木材について学んだのははじめてだったので、知らないことばかりで面白かった。森林伐採はよく問題として目にしていたが、森林を使わないことで問題が生じることも知ることができてよかった。
  3. 日本は魚種が豊富であるということ。諸外国がなんと言おうと日本は種の保全に成功しているのだと私は感じました。
  4. 日本の漁業で機械化が進んでいない原因を聞いて、中国は同じ原因かもしれないと思いつきました。取った魚の種類が多いので機械だけなら対応できません。日本では刺身のための魚も中国では料理のための魚もやはり新鮮さが第一と思われているので、この点から見ると日本も中国も欧米と違う気がします。
  5. 日本と海外の考え方の違いを歴史的観点から考察していた点が面白かったです
  6. 日本と欧米では漁業の管理の方向性が異なっているので,そのままあてはめようとしてもうまくいかない.
  7. 日本と欧米では環境への捉え方が違うこと
  8. 日本と欧米では、人間と環境の関わり方が異なっていて、それが魚の保全についても影響しているということ。
  9. 日本と欧州の動物に関する考え方の違い
  10. 世界的に成長産業である漁業で、一人負けしている日本という構図
  11. 水産資源利用にあたって、経済・環境・社会のバランスが大切であること。
  12. 水産資源の動向を把握すること
  13. 森林飽和によってむしろ海岸が後退している話が意外でした
  14. 資源保護のための施策には各国の資源に対する捉え方も反映されているため、そこにも難しさがあること。
  15. 資源循環型漁業、森川海で連携し、環境を保全しながら漁業を守り、発展につなげる。
  16. 雇用と人件費のトレードオフはどの産業にも起こりうる
  17. 権利の配分に応じて、漁業者が保全しようとする対象が変わってくる。文化や地域で環境への意識が変わる。
  18. 経済性と雇用のジレンマはかなり難しい問題だったが、重要なポイントであると思う。でもこれからは「規模の経済の追求が正解」みたいな話だけじゃなくなってくるのではないかとも思うので、日本の漁業も新しい価値を作り出せるんじゃないかなあと考えています。
  19. 魚種保全型も環境保全型の漁業もその地域、環境に即した結果の管理形態である
  20. 漁業資源の管理には日本的な漁場の制限と欧米的な漁獲量の制限の2つが考えらる。
  21. 漁業活動をどうコントロールするべきか
  22. 漁業の日本と世界の比較
  23. 環境ごと管理するという日本の考え方はすごくおもしろいし好きだなと思った。
  24. 海外と日本における漁業を取り巻く価値観や需要などの相違点。
  25. 以外にも近隣諸国でも漁業の展開の仕方や状況にかなり差があることを知り、多様な視点から漁業に関する対策を考える必要があると思った。 "
  26. どの、一次産業でも直面する問題だが規模拡大によって経済的に高い効率を達成するか、文化という面を意識するか、というのに水産業はより直面しているかもしれない。 循環経済というのがひとつのキーワードになるかもしれないと思った。"
  27. それぞれの国と地域の環境に対する考え方を理解すること。
  28. アトランティックサーモンをノルウェーでは消費していないというのは衝撃でした。
  29. アジア・アフリカと欧米のように地域で自然に対する捉え方が違うのは各地域のバックグラウンドに関係していて非常に興味深かったです。

Q2-2.松本教員の講義で重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。

  1. 和牛は日本古来のものだと思っていました。大変勉強になりました。
  2. 様々な地域の畜産の状況の相違
  3. 日本と海外の畜産現状
  4. 鳥インフルエンザなどの感染症の感染経路や対策
  5. 畜産業をその地域で初めて行うときは地域の特徴をよく考えてそれにあった家畜を導入すべきであるということがよく分かった。
  6. 畜産の難しさは多岐にわたっていることが理解できました(感想ですみません)
  7. 畜産に関しては何も知らなかったので、理解が深まりよかった(感想)
  8. 地域に適した牛の育成
  9. 食というのはその文化と非常に深く結びついていて、それは他人からとやかく言われるべきものではないのではないかという印象を受けた。
  10. 植物の場合は新しく開発された品種の方が病気への抵抗性等強い(そういうものが開発されてきた)ように思うのですが、動物の場合は在来種の方が感染症や環境耐性が強い?のはどういう違いなのでしょうか。
  11. 産乳・肥育の効率化とアニマルウェルフェアのバランス
  12. 国際協力学専攻なので、南スーダンの牛をめぐる文化や争いに関心を持った。これまで牛や豚なども一括に考えてしまっていたが、家畜の種類や家畜に対する人々の価値観なども踏まえて世界を見ると面白そうだなと感じた。関心のなかった分野であっても詳しく見ていくことは重要だと思った。
  13. 効率的な牛肉や牛乳の生産のために、濃厚飼料を与えるなどの生産の効率化が図られているが、それを求めるあまり生命の営みが阻害されないようにすること。
  14. 牛肉の生産性向上を挙げるために乗り越えなければならない壁
  15. 牛を資源としてとらえる日本のような国だけでなく、スーダンのように慣習と根付いた価値を持っている国もあるということに驚いた。宗教観なども踏まえれば、単純に生産や環境、経済などといった視点だけでは議論することは出来ず、社会的な視点も包括して問題を捉えることの重要性を改めて感じた。
  16. 牛の種類の多様化と地域性
  17. 牛にはいろいろな種類がおり,アジアの在来種は環境に適応しているが生産性があまり高くない
  18. 牛、豚などの家畜化による変化
  19. 各地の畜産の現状の理解は大切
  20. ベトナムの牛肉事情
  21. それぞれの地域の気候や文化に合わせた経済動物の飼育方法の多様性
  22. スーパーテクノロジーによりエネルギの利用効率の改善だけではなく感染症や環境耐性が強い畜産になるも期待できるではないかと思います。
  23. コブウシなど、様々な品種の牛がいることに驚きを感じた。 また、アメリカなどの飼育形態も興味深かった。
  24. この分野を学ぶのが初めてだったのでどの話も面白かったです。 用途によって牛の体型が違ったり、地域によっては水牛が食肉として使われていたり。
  25. アジア・アフリカでは在来種の価値を上げるために北方種と交配させること

Q2-4.総合討論「農業と資源」で取り上げてほしいテーマを書いてください。

  1. 林業と漁業の関わり.「漁師が木を植える」という話を聞いたことがあるが効果があるのか?
  2. 捕鯨はこれからどうなるか
  3. 必要だけれど利益が上がらないことについて政府が補助金をどれくらい突っ込むのがいいのか、補助金を出したところで担い手は増えるのか、他に策はあるのか。 ↑なかなか新しい木に更新されていかない林業や、中山間地域等の条件不利地での農業、どちらも木材生産や食料生産の観点では利益を得られないかもしれないですが、涵養機能や景観・生態系の保全といった多面的な機能を有する点では必要性をとても感じます。現行の森林環境税や日本型直接支払いで対策としては十分なのでしょうか?
  4. 日本の林業をどうしたら維持できるのか?
  5. 日本の木材利用は需要こそあるものの、搬出運搬が重労働でネックとなり、国産木材の利用が増えないとのことでしたが、木材利用を盛んに行なっている途上国での労働環境はどのようになっているのでしょうか。
  6. 日本の経済成長に必要なこと
  7. 畜産は環境負荷が大きく(牛のメタンガスや飼料として多くの穀物を必要とする)、気候変動等へのアクションとして、肉食を減らす・やめる動きが盛んですが、完全に止めるべきなのでしょうか。メタンガスや糞をエネルギーに変えたり、人間の食べ残しを与えたりして、うまく資源循環に貢献している部分もあると思います。先生方はどう考えますか? 日本は自然と共生、欧米では自然を切り離して考えてきた、経済効率を求めるという話からは、日本の方が動物を大事に扱っていそうな気もするのですが、アニマルウェルフェアについては欧米の方が広まっていて、日本の方が経済性を優先しているような印象も受けます。なぜなのでしょうか?アニマルウェルフェアってどこまで追求するべきなのでしょうか。
  8. 地球環境と混ぜて農業に関して知りたい
  9. 知恵と科学の組み合わせのバランス? 日本のボトムアップで環境ごと管理する漁業管理は優れているのかなという印象を持った一方で、欧米のように魚種ごとの管理やうまく機械等の科学を組み合わせることでより良い資源管理ができるとも思います。八木先生の授業では前者の話が多かったように感じたので、後者の話について、どんなことを取り入れられそうかとか、逆に日本に取り入れるべきではないといったことがあれば知りたいです。
  10. 先進的な木材資源の活用促進に必要なこと
  11. 先ほどの経済性を優先するか雇用を優先するか、ブランド化、差別化以外の方法についてもまとめて議論して欲しい。
  12. 食肉のこれ以上の消費を支援するべきなのか。飼料に使う穀物を食料難の国に支援する方向で進めたほうがいいのではないか。
  13. 在来種に外来の遺伝子を掛け合わせると感染症に弱くなるとのことでしたが、逐一ワクチンを打っていくというのは費用や労働力の面から実現的ではないのでしょうか。牛の感染症対策について掛け合わせ以外の面からも議論いただきたいです。
  14. 雇用と経済性の両立問題につき、引き続き議論を掘り下げたいです。
  15. 環境による資源の変化
  16. 感染症に強い家畜の重要性について
  17. 疫病関連
  18. どうしたら林業でハイリスクローリターンな現状を打破できるか 漁業の振興と養殖業の推進どちらの方が優先順位が高いか(今回の講義とは少しずれますが、、、)
  19. どうしたら日本が森林をより活用するようになるか

Q2-5.講義の感想

  1. 林業、水産業、畜産業とあまり自分では詳しくない分野だったが、どの授業も興味深かった。ただ、昨日の講義でも感じたことだったが、どれも経済性との兼ね合いで中々一筋縄ではいかないことに歯がゆさを感じたと同時に私たちは、自分たちの生活のあり方を一度見直すべきなのかな、と思った。私は経済に関して詳しくないが、資本主義は、目先の利益に囚われてしまいがちで、長期的な目線で見ることを難しくするのではないかと思う。また、農業経済系の教授が総合討論に参加してもらえたら、もっと面白い議論になりそうだと思う。
  2. 林業、漁業、動物資源といった様々な視点から国際的に農業をとらえることができて大変有意義であった。
  3. 林業、漁業、畜産業それぞれの現状と直面している課題が詳しく聞けて面白かったです。
  4. 様々な分野のお話が聞けて刺激的でした。 "
  5. 本日もご講義いただきどうもありがとうございました。 講師の方々が総合討論で沢山のコメントをくださったのは良かったのですが、最初の松本先生からのグループディスカッションの話が長く、他の漁業や林業の話が短くなってしまったのが少し残念でした。 松本先生の質問にあった南スーダンの問題についてですが、確かに紛争は避けるべきものです。ですが、「牛の略奪」という行為自体は部族の文化であり、教育等で矯正してしまって良いものなのでしょうか?「誰も取り残さない」のであれば、彼らの文化も「取り残す」べきではないように感じました。綺麗事ですが、文化を変容させる以外に紛争を止める手立てはないのでしょうか?あと、完全にタイミングを逃して聞きそびれてしまったのですが、日本の定置網漁業は、網に入った魚を根こそぎ採ってしまうから諸外国から非難されているという話を聞いたことがあります。(個人的にはトロール漁業の方がどうなんだと思ったりします。)目合いを変えればそんなに根こそぎ採っていく漁業ではないと思ったりもするのですが、実際のところ定置網漁業は環境負荷が高いようなものなのでしょうか?ご意見をいただければと思います。 "
  6. 本日の講義はこれまで全く知らなかった分野の話であったため、とても参考になった。また、一つのモノを深く見ることで新たな関心が広がることがわかった。国際協力学専攻だと資源に付随する問題や人に注目することが多いが、資源自体に注目することはあまりなかった。しかし、その資源の特性やその地域での重要性などを知ることで新たな視点から物事を考えることができるとわかった。
  7. 不燃性の木材の開発、鉄よりも強いポテンシャルを持つなど、木材の新たな活用可能性の話を伺えて、興味深かったです。また、「木を切らなすぎる」ことにも負の側面があることを学び、森林と人間がどのように共生していくべきか、考えさせられる内容でした。
  8. 八木先生の,資本主義は一次産業と相性が悪いのではないかといった話が面白かったです.宇沢弘文を読んでみようと思いました.
  9. 日本では伝統的に資源循環型の漁業が行われていたということを学びましたが、これは日本の強みにできるのではないか、と感じました。
  10. 畜産と一口に言っても、様々な難しさがあることが理解でしました。
  11. 耐久性や燃えにくさといった木の機能性に驚いた。
  12. 総合討論で各分野の専門の方の話を聞くことができ大変有意義でした。
  13. 戦後の国内林業が補助金ありきで経営されていたことに驚きを感じた。かつては、ちゃんとした木材需要があって、国内林業が成り立っていたものと勘違いしていた。
  14. 先生方のポジションを取ったお話を聞くということが普段なかなかないので(授業では中立的)、とても刺激になりました。
  15. 森林、漁業、動物という全然違う分野ではあるものの、昨日の議論も含めて共通するような話題(経済性を優先するかどうか)もあり、とてもおもしろかったです。森林、漁業に関しては日本の江戸時代の話が出てきてそこからの流れで現代の話がありましたが、動物についてもそういう話を聞いてみたかったなと思いました。自分でもいろいろ調べてみたいと思います。楽しかったです。ありがとうございました。
  16. 思っていたよりも海外と日本の漁業が異なっていて、驚きました。
  17. 昨日と違ったブレークアウトルーム利用して、学生同士議論できてよかったです。
  18. 最後の総合討論の時間を終えて、私にとっては昨日より難しい内容だったが、グループディスカッションも織り交ぜながら、現状を理解することが出来て大変勉強になった。畜産や木材、漁業について色々知りたいことが出てきたので、今日の講義をきっかけに自分でさらに知識を増やしていきたい。
  19. 今日の講義では特に宗教や人権等の課題が絡む議題が多く、やや難しく感じました。ただ昨日と同様、経済優先の方策がはたして正しいのかという問いを考えさせられる内容で、産官学連携を進め、偏った結論を出さないようにすることが大切だと思いました。
  20. 今回の自分のテーマは、生産視点というよりも管理維持という視点が大きかった。 生産面に注目するだけでは限界があることを感じ取った。Ostromではないが、いかに地域がその文化を継承しやすい環境を作るかが重要だと感じた。
  21. 工学系の材料を参考としているので、全く違う分野の勉強は楽しかったです
  22. とてもためになりました
  23. さまざまな種類からの資源利用に関して、現状の把握ができたように思います。やはり日本にいるだけでは、アジアの他の国の一次産業について知ることが難しいように思いました。私は、農業に関する研究はしていないのですが、自分の専門の博物学・形態学の側面で、牛の多様性を写真とともに見られたのが興味深かったです。このような多様な種類をぜひ保存していってほしいとは思いますが、その国の状況や効率性を考えると、いなくなってしまう品種も多いだろうなと感じます。
  24. ありがとうございました。様々な分野について知見が深まりました。
  25. 今回のコロナウイルス により林業、畜産業、漁業にもどのような影響が今後出てくるかが気になりました。
  26. 今回は一問一答といった感じであった。 また、松本先生をグループで話し合ったが、なかなか抽象的で大きな問題に対して解決策を考え出すのは誠に難しい。 実存する問題に対しては深い深い理解が必要だと痛感した。
  27. 2日目は全体を通してグループでのディスカッションの時間が設けられており、自分の考えを整理し、またメンバーの意見を共有することができて有意義でした。自分自身が、ある一面だけを捉えて物事を論じるといった癖があるのをこの2日間で感じられ、また自分の知覚していなかったような考え方も見えて、途上国での食料や産業面での課題といった議論の向上に繋がっていると思います。明日もよろしくお願いします。
  28. 林業・漁業・畜産の各分野について、先生方からかみ砕いてお考えが伺えて、大変参考になり、また考えさせられました。日本の第一次産業は、「産業」としては様々な問題点を内包しながらも、伝統に根差した「日本の良さ」とともに、維持発展させていくことの重要性を改めて認識しました。また、世界的に見ても、食の問題は、人類の存在に関わる根源的な問題であり、国・地域の実情に則しながらも、地球全体の問題として取り上げられることも、併せて必要だと改めて実感しました。

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Update by mizo (2020.6.11)