最終講義(溝口教授)受講レポート

担当: 溝口勝

(2025.3.1)  受講者 183名(対面) 32名(オンライン)

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このページは、講義を単に受けっぱなしにせず、自分の考えを主体的に表現し、そのレポートを共有することで自分とは異なる視点もあることに気づかせるために作成しています。
受講生は自分のコメントやレポートがあることを確認してください。

最終講義で重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。

  1. 「国をなんとかしたい」というのが昔の東大にはあった。 でも、今はそういうのがなくなったのではないか。
  2. 先生の涙??。
  3. 凍土の温度と変化
  4. 興味のあることを突き詰めていくと、いつかそれが大きな武器になること。
  5. 楽しい・辛いは相対的なもの。(地水研→内閣府の経験より)
  6. 人との繋がりを大切にし、真摯に誠実に人生を生きた結果としてConnecting the dotsが実現した現場に立ち会えた。
  7. 研究者人生の振り返りを聴講しながら、同じ大学人後輩達へ、君達は何を残しましたか/残しますか、の問いかけのように感じられたこと
  8. 溝口先生、最終講義をありがとうございました。先生が土壌の凍結の研究を長年やってこられて、福島で土壌の除染を行う際に、「今まで土壌の凍結の研究をやってきたのは、このためだったと分かった(すべてが繋がったとおっしゃっていたような気もします)」とおっしゃっていたのが大変印象的でした。しかも、それは先生のわくわく度が最も高い時期に、起こった出来事でした。一般化できるかどうか分かりませんが、損得勘定抜きに自分の心に従って生きるとき、今までやってきたことが見事につながる瞬間というのはあるのではなかろうか、と思いました。
    (返信)逆です。原発事故後の土壌汚染問題で「今こそが自分の出番だ!」と思った瞬間にわくわく度が最大値になったのです。
  9. 目的的でない研究、人生。
    (返信)岩田さんは「なぜ研究をやるのですか?」という質問に「決まっているだろ、面白いからだ!」と答えていたそうです。その話を大学院生の時に聞いて「ああ、これだ!」と思い、研究の道に入ってみようと思いました。人生もたぶん同じ。面白く生きようとすることが大切なのだと思います。
  10. 人とのつながりの大切さを改めて感じました.
  11. 現場にいって当事者の話を聞くのが大事というのは研究でも仕事でも同じなんだなと思いました。
    (返信)研究でも仕事でも同じという気づきは修士研究にしっかりと取り組んだからこそ言えることです。指導教員冥利に尽きます。
  12. 「これは自分にしかできない」と思うことに飛びつくやる気や情熱。それを実現するために、基礎となる様々な知識を身に付けようと思える好奇心。
  13. 豪速球とコントロール
  14. 学生の頃に一緒にバカをやった友達は大事にした方が良い。
  15. これまでに自分が学んだ知見を如何に社会に役立てられるかを考え続けること。
  16. 雑用係の意義
  17. 天啓を受けられて「全てがつながった研究生活だ」と思われたことが本当に素晴らしいと思いました。人間は自分のために生き、最後は他人のために生きてこそなんだな、と思いました。
  18. 天啓
  19. 自分が関心・興味を持ったことを突き詰めること。
  20. 先生の現場主義を重んじている所や、研究者ではなく雑用係として業績を積み上げてきた所を重要視している点がとても良かったです。
  21. (苦しい状況であっても)余力を保持すること。これが一番重要と思いました。一定量の余力が多様性と発展性の基盤となっている、と感じました。
  22. 3時から拝聴しました。ご自身で教員人生を振り返り評価するところがさすが東大教授と思いましたが、様々なタイプがいらっしゃるようで。東大卒業から東大教授になられるまでや再生の会に行かれるまで、かなり多岐に渡り経験されたことに驚きました。それらを福島に行くための経験であったと、正にその通りなんだろうと思って伺いました。中々そのように感じることはありませんし、それを実行される人も多くないと思います。ラピュタや中島みゆきなど講義を柔らかく演出されるなど学生から慕われるのも分かりますし、相談されやすいのは学生にアンテナが向いているからかと思います。 私はそこそこの規模の服飾系大学で教員をしていました。数字が好きだったりご自分を好きだったりする教員が多く、そう言う方々の大半は研究しなくても昇格して行きます。派閥と言うやつでしょうか。溝口先生のような存在はきっと貴重でしょう。でも教え子に種は撒かれていると思います。楽しみですね。
  23. いい時も悪い時もせっせと働くこと
  24. 東大の教授だから言えること、自分が経験してきたからこそ言えること、行動を起こしたからこそ言えることがあり、『現場』の重要さを改めて実感致しました。
  25. 人脈を作ること
  26. 楽しく生きるということ。冒険するということ。
  27. シナリオ駆動型の研究手法の説明
  28. データは、とりあえず取っておく!何に使うかは、後から考えれば良いのだ!
  29. やる意味があるかはやってみないとわからない。対外的な意義を即席でも用意するなどとにかくやれる環境を作って、やる。すると後で思わぬところで役に立つ。かもしれない。
  30. 溝口先生が中島みゆきのファンだったこと。私も好きです。
  31. 土地にあった解決策を見つけたこと(除染について)
  32. 研究者はひとりでは生きていけない
  33. 飽くなき探求心
  34. 「やってみないとわからない。理屈上、そんなことがないと思っていても現場では何か起こるから面白い。それを次の計画などに活かすことこそ大切だ」
  35. 「1次データ」に価値があるという話がありましたが、「1次情報」と置き換えれば、自分の仕事にも当てはまると思いました。
  36. どんなときでも大事なことを見抜けるようアンテナの感度を磨いておくこと。
  37. 学生に学ぶ
  38. 埋めた汚染土のセシウムは動いてもおらず、理論値通りに減衰している。
  39. 土粒子表面の不凍水がないと霜柱は成長しない
  40. どのような状況であっても,目の前の事を楽しむ
  41. 農学栄えて農業滅ぶ → 農学使って農業再生
  42. 「きちんとした」データの重要性。分野を超えた研究者間の繋がり。
  43. 第0部の「MizoとTaikanトーク」で、溝口先生のご研究に対し、沖先生からのコメントや質問を聞けたこと。お二人の会話から、学際研究の楽しさ、大切さについて、新たな視点で学ぶことができました。
  44. いろいろあったので、とりあえず重要語句をメモ! 基礎学に立脚した現場主義、学生は良い教師(教育機関としての大学の重要性)、人間万事塞翁が馬、時代はめぐる。
  45. 対話型のやりとりがとても良かったとおもいます。
  46. ◯人間の感覚というのは、相対的なもので、他の環境がよく見えるもの。大学では挫折と失意の中、内閣府へ行けば、相対的にマシに見えて、これはいい環境だと思ってやる気を出して働いた。 ◯自分は豪速球投手だと思っていた。投げれば、それだけで、評価されると思っていた。しかし、内閣府への出向で、研究は構えたところにボールがいかないとダメなんだと気がついた。予算を取る時には公募要領に合わせた玉入れをするようになった。 ◯天啓について「神様はこの問題を解決させるために、今まで僕に関係のないことをさせていたんじゃないか。」

最終講義内容に関して質問があれば書いてください。

  1. ちどり は、溝口先生が退官された後も営業を続けるのでしょうか。
    (返信)私もあと1年は特任教授として残留するので、まだ続けてくれるようです。
  2. コメントです。これまでの人生でご経験なさったすべての仕事が有機的につながる人生に感動しました。素晴らしいご講義をお聞きできましたこと、誠にありがとうございました。
  3. 凍土を魚の冷凍技術に応用できそうかなと思って受講しておりました。
    (返信)土の中にできるアイスレンズ(氷晶)はゆっくりと凍る際に凍結面に水が集まりながら成長し地面を持ち上げるほどの圧力を生みます。これを凍上(とうじょう)といいます。凍上量は凍結速度と土壌水分の移動速度で決まります。同様に、魚でもゆっくりと凍らせると氷晶ができ細胞組織を破壊します。魚を急速冷凍をするのは氷晶を成長させないためだと思います。
  4. これからの日本の大学教育はどうあるべきか。
    (返信)教育という観点からいえば学生にもっと自由を与えるべきです。学生が自ら考え、活動し、失敗を経験できる場を提供するだけでよい。
  5. 人生わくわくグラフにわくわくしました。わくわくグラフの発想はどこから得たのですか。自分の半生を振り返る時に使いたいです。反省と誤変換されました。反省ばかりの半生のような感じがします。 自分は大学に向いていたのだろうかとありますが、向いているのではと思います。42年間警察官を務めて定年退職した父は、この仕事が向いていたか本当にやりたかった事かはまだ分からないと言っていました。定年まで勤め上げたのだから、向いていなければ無理だったろうと思いました。自分が向いているか否か、簡単なようで難しい答えなんでしょうか。あるいは、答えを求める事ではないのでしょうか。
    (返信)グラフの発想は「震度」から得ました。2011年の地震の震度が7でマグニチュードが9.0だったので最大値を8としてみましたwww 人生は1度きりなので向いているかどうかは自分でもわかるはずがないと思います。でも向かないと思った時点で自分で転職できる人はどちらが向いていたかは判断できるのでしょうか。
  6. 原発事故が起きる前、40代の頃のお話をもう少し聞きたかったです。
    (返信)「学会発表講演リスト」番号の60-175が40代です。今から思えば40代が一番いろんなことを試していたように思います。
  7. セシウムは糠に付くが白米にはほとんど付かない。飯舘村3酒の葡萄やホップ、その他農作物は?とふと思いました。
  8. 4月からは、どこに居られるのですか?東京ですか?
  9. アラスの土壌のマイクロポアの謎、遺跡出土の話。
  10. 「自分は大学に向いていたのだろうか?」の答えはどうだったのでしょうか?
  11. 講義内容というわけではないのですが,質問させて頂きます.溝口先生を見ていると,ご自身の判断・生き方に対する絶対的な自信を感じます(目の前の事を楽しんでおられるように感じます).そのように生きたいと感じますが,多くの人にとってはそうはできないのかなとも感じます.何かコツはございますか?
  12. スライド72の減衰曲線で,GM管のカウント数へのCs134とCs137の影響を7.3と2.7にしているのは,この測定器はベータ線は遮蔽して,ガンマ線のみをカウントしているためという理解で合っているでしょうか。
  13. 今の溝口先生のわくわく度を知りたいです。
  14. 最終講義もそうでしたが、いつもふざけ方(おちょくり方?)が絶妙で、いつもギリおこられないラインに落としてくるなと感服しています(中島みゆきはYouTubeにおこられてましたが笑)。おこられないラインの見極め方の極意をご教示ください。
  15. 花仙人について補足が欲しいです レッドカーペット エトセトラ。。。
    (返信)花仙人レッドカーペットエトセトラ
  16. みぞラボwebサイトは閉鎖せずにこれからも(永久に)残して欲しいです。最終講義の資料掲載、動画配信、その他さまざまな記事にいつまでもアクセスできると嬉しいです。

自由な意見や感想

  1. 「学生時代に散々バカをやった学年ほど、大人になって成長する」 会場にいた多くの人が「自分らのことだ」と思ったに違いなく,つまり,今日この東京大学は,過去に散々バカをやったバカな人々で埋め尽くされていたということになる。
    (返信)養老孟司さんのいうバカとは違って、ここに集まったバカはそのバカさ加減を知っているからこそ”壁"を造らずに人と繋がることを学んだ人々ばかりでした。
  2. Mizo's lawで印象的な言葉がたくさんありました。たとえば「富士山のように高みを目指すためには、裾野を広げなければならない」など。溝口先生語録として本や冊子の形にまとまるといいですね。 たお(田尾)様が話していた「組織のしがらみから解放されるとすごく元気になる」というのは、私も実際、組織を離れて実感しています。組織のしがらみから、本当に言うべきことを言わず、口を閉ざしてしまうことがいかに多いか。それが日本をだめにしている。すべての人が個人事業主の形で仕事をすれば、今よりずっといい国になるはずです。
  3. (1)先生のせっかく弦も張り替えたギターで、もっとリラックスした雰囲気の中で、もういちど、中島みゆきの生演奏をお聞きしたいです。ぜひとも、次の集まりがありましたら、よんでいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。(2)土壌水分の話ももっと勉強したいですので、今後ともどうかご指導くださいますよう、お願い申し上げます。大変、学ぶところの多い、楽しい講演会でございました。たいへんお疲れさまでございました。誠にありがとうございました!
  4. 最終講義参加者みなさんで集合写真をパチリとしましたので、、、 パチリも一期一会。これから最終パチリグループとして、ワイガヤできればなと思います。 テーマも自由、コメント、意見も自由、おちゃらけもあり。
  5. ご退官おめでとうございます!溝口先生が愛される理由を感じた、楽しい会でした!1部のMizo's lawで取り上げてくださったにもかかわらず、対面で出席できませんでしたが、ご紹介いただきありがとうございました。交流会では様々な出会いがあり、楽しかったです!
  6. 本当にありがとうございました。
  7. これからの”雑用”は、外から与えられたものではなく、ご自分で選び取った”雑用”とすることができます。体調管理に万全を期され、価値ある”雑用”で末長く世の中にインパクトを与えてくださるようお願いいたします。
    (返信)忙しい時には”雑用”でも手を抜かずに取り組むことで、それは後で"肥やし"になります。今思えばその"肥やし"のおかげで”雑用”をこなすのが上手くなったような気がします。
  8. 先生を通して出会えた素敵な人たちと再会できて、新しい出会いがあって、とても楽しいひと時でした。ありがとうございました。
  9. とても楽しかったです!
  10. 先生の人柄が伝わる感動的な講義でした。大学時代の講義はほぼ忘れてますが先生の最終講義は今後も記憶に残ると思います! こんなにみんなに愛される教授はなかなかいないだろうなと思いますし、愛される理由がよくわかる最終講義だったと思います。大変お疲れ様でした!!
  11. 最終講義、お疲れ様でした。溝口先生のワクワクしてきた研究人生のお話を、私も胸が踊る気持ちで聴講していました。「自分だけにしかできない」と思えることに突き進むエネルギーと、周りの方々と手を取り合えるユーモアやお人柄、そのバランスの良さが素晴らしく、私も見習いたいと思いました。福島からつながった貴重なご縁をありがたく思います。
  12. 1日、とても楽しませてもらいました。
  13. 溝口先生ありがとうございました!13年前と全然お変わりなくてびっくりしました!またぜひ一緒に飲んでください??
    (返信)昨年10月にふくしま再生の会報告会で「13年の活動を踏まえ、今見えてきたこと」という講演をしました。その時に13年で変わり果てた「驚愕の事実」を報告しました。報告資料 YouTube
  14. 人生の数年先を行く先生の最終講義は、自分の将来を考えるうえでも様々な学びがあったように思います。ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。
  15.  昔,職場で本業以外の仕事(雑用)が自分に回ってくることが多く,「何だかなあ。いいように使われてるなあ。まったく」と不満に思っていた時期がありました。でも,溝口先生が雑用と思われることでも笑顔で取り組んでいる姿を見たとき,こんなことで拗ねている自分はちっちゃいなと感じました。以来,職場の雑用はやらされているのではなく,自分じゃなきゃできないから頼まれる仕事なのだというふうにとらえることができるようになりました。 溝口先生とはよく一緒にお酒を飲みました。その所作と人柄に触れることでお酒だけでなく,いろんな物事を飲み込めるようになったのだと思います。 3/1はよい時間を過ごすことができました。参加して大正解でした。
  16. 当日は能登被災地視察で伺えず、ようやくYoutubeを拝聴しました。出られなくて本当に残念でしたが、こうして多くの方々に囲まれ豊かで彩りのある研究者生活を振り返られているのを動画でも拝見することができとても嬉しく思っています。先生は実際すごい人なのに常に飄々とされているのが今も昔も大好きでした。情熱的なのに淡白。本当に不思議な方です。先生が繋げたり与えたりしたご縁のひとつを私もおこぼれ的に頂きましたが、それに見合ったことをやってこれたかというと...残念ながら私の腕はとても短いようです。でも、いつか先生のように「あぁ、なるほど」と腑に落ちるような、そういう研究生活(もしくは人生)の締めくくりが自分なりにできたらいいな、と思ってがんばります。
  17. 剛速球とコントロール。はっとしました。そうだったのかと。官民問わず、組織ではこういう仕組みだったのに気づかされました。まだ組織人人生は続くので、意識します。 天啓の時に溝口先生とお会いしました。私も福島県出向で天啓を感じました。 被災者支援のはずが、被災者から多くの事を学ばせていただきました。逆に被災者にお世話になっていると言っても良いです。公務員の原点に立ち返ることもできました。 天啓を感じたら進みます。 データはとりあえずとっておけ。取らずに二の足を踏んで後悔したことあります。理由は後付けで良い、何と頼もしい言葉でしょうか。 面白いからやる、それ以上の理由はないですね。 教育機関としての大学の重要性…今まで意識していませんでした。就職のための大学という感覚を持っており、真面目に根本を考えたことがありませんでした。よいところに就職できれば大学は真面目に行かなくても、そもそも入学しなくても思っていました。 雑用大事です。目立つところだけやる調子の良いハリボテ野郎は苦手です。雑用やる人、意外といないです。気が付かないのでしょうか、それともバックレでしょうか。
  18. 雑務の重要さを再認識しました(今の自分の置かれた環境と重なることが多くあり、ハッとさせられました)
  19. 溝口先生について、これまで何も知らなかった、ということがよく分かりました(^^;)。溝口先生の奥深さを思い知った最終講義。ありがとうございました。
  20. 飯舘村はほんとに綺麗な所です。行きにくいのが難点ですが、故に綺麗なのかもと思います。 国内各所で震災やパンデミックを経て、土地土地の個性、復興ってどう言う形なのかなと考えます。 ホームページに掲載しなくて大丈夫です。ただの呟きです。
    (返信)でも大切な呟きなので編集長(溝口)権限で掲載しました。非公開をご希望の場合にはメールでお知らせください。
  21. 先生はどんな方とも軽々と雑談を楽しむがとっても上手い!と尊敬しておりました。今の大学関係者は必ずしもそうではなかったり!?もっと余分なこと無駄なことを楽しむ精神がある場所でありたいと思いました。
  22. すぐ目の前の実利を追い求めた研究ではなく、面白そうだからとコツコツと続けた基礎研究が活かせることがある。東大で、もっと若手研究者が、自由に面白そうだと思ったことを研究できる様な環境・予算が構築されると良いなと感じました。
  23. 学生さんらによる第1部があったり、写真レポートをすぐに作ってくださる方がいたり、たくさんの方々が溝口先生のために何かしたいと一致団結されているところに感銘を受けました。そのような素晴らしい先生にご連絡する機会(メールだけですが)を得られたことに感謝いたします。
  24. (HPで公開されたら恥ずかしいと思ってレポート1回目に書けませんでしたが先生のコメントを読んでやっぱり伝えたいと思ったので再提出です)研究は楽しかったですが、先生は天才だと思っていたからこそ当時自信がなく、先生と一緒に研究を続ける人生にも、どこか未練があった気もします。
    (返信)まるで合格点に足りなさそうなので締切前に再提出して何とか加算してもらって卒業しようとしているみたいですねwww
    >先生は天才だと思っていたからこそ当時自信がなく
    これは認識違いです。天才の定義にもよりますが、私は自分が天才だなんて思ったことはありません。小さい頃から自然や農村の環境に恵まれていただけです。ただ東大に来て誰も自分より農村の環境(人付き合いを含む)を知っている人がいないのではないか?逆にこれは自分にしかない(能)力なのかも知れないと思うようになりました。人はみな違った育ち方をして違った性格を持つようになります。その違いを自分の能力と思えるかどうかで人生が決まるように思います。 東大で出会った学生たちの方が自分より学問的に優秀だと思いました。それなのに博士課程に進学してその能力を研究に活かそうとしないのは大学の教育環境や博士を大切にしない日本の経済界が原因だと内閣府時代に気づき、大学の教育環境づくりに努力してきたつもりです。
  25. 研究の基本姿勢(まず現地に行ってみる、まずデータを取ってみる)を大切に大学院生活を過ごしたい。
  26. 一見バラバラに思える広い分野の広い知識が「農学を使って農業を再生する」というお考えのもと「美賢村構想」に集約する点を大変興味深く思いました。加えて「自分は大学に向いていたのだろうか」というタイトルが最近自分で思っていたことと重なりドキッとしました:笑。聴衆を引きつける講義、やはり先生はお話がお上手です。ありがとうございました。
  27. 今やっていることが、どんな成果に繋がるか見えていなくても、そのときそのとき、自分の心に素直になって、本当に興味関心のあることに取り組んでいけば、点と点が繋がり線となり、面となり、立体的になって広がっていく、ということを 溝口先生の人生を通して示して下さっていると感じました。 先生は、確固たる自信があって、突き進んできて今ここにいる、というわけではなく、ときに悩み迷いながら、進んでこられ、それでも自分のやりたいことに真っ直ぐに、全力で取り組んでいらっしゃった。 だからこそ、人望も厚く、素晴らしい成果も多く残し、今、ご自身のやってこられたこと全てに意味があったのだ、と納得されている。 とても素敵な人生を歩まれている、と心打たれました! 私も、悩み迷うことがあっても、自分がどうしたいか?に真っ直ぐ向き合って進んでいきたいと思います:) ユーモアにあふれ、学びも多かった、唯一無二の最終講義をありがとうございました! また飯舘村などでお会いできるのを楽しみにしております。
  28. 久しぶりにお会いできてとても嬉しかったです! 卒業して7年が経ちますが、変わらずエネルギッシュに人生を楽しんでおられ、私も元気をいただきました。 今は食品会社で勤務しておりますが、社内でラオスとの交流・支援プロジェクトを始動しています。 この時代、離れていてもできることもたくさんあると講義内で思い出すことができましたので、活動に繋げていきたいと思います。 改めまして貴重な機会をありがとうございました。 そして教授人生お疲れさまでした! これからも愉快な発見に溢れたストーリーの続きを見せていただけることを楽しみにしています。
  29. 溝口先生には、大変お世話になりました。特に、米国ワシントン大学のキャンベル先生を一緒に訪ねて行ったときの出来事は、良い思い出です。今後とも、ご活躍ください。
    (返信)2005 The Campbell Lectureですね。会場に居られたのはわかっていましたが、ご挨拶できずにすみませんでした。
  30. 何事にも前向きに現場で学ぶ姿勢を大切にしたいと思います。
  31. 溝口先生、退官おめでとうございます。 わくわくグラフのピーク時(東日本大震災後)に研究室に所属し、現場へ足を運ぶ重要性、新しいことはじめる大変・楽しさ(放射線濃度測定器の開発)を学ぶことができました。大学院の経験がいまの人生でも糧になっていることを感じています。 また、最終講義のタイトルへの回答として「溝口先生は大学に非常に向いていた」と思います(多くの人を巻き込み、新たなことを行うという意味でベンチャーキャピタルでの仕事も向いているかもしれません) 今後もより一層精力的にご活躍されることを楽しみにしています。
  32. とても楽しい講義でした。 「自分は大学に向いていたのだろうか?」のタイトルから、小学生の頃の演劇が高じて舞台俳優兼監督とかになっている先生を想像するのも楽しいですが、私たちの先生になってくださってよかったです。ありがとうございました。
  33. 会全体がまるでひとつのアート作品のようでした。そして懐かしい方々とも、またなぜか初対面の方とも昔馴染みのように交流を持てる場でもありました。先生の弾き語り、よかったです!とても楽しい時間でした。どうもありがとうございました。
  34. 歴史に無駄がないと感じました。お疲れ様でした。まだまだ続きますね。ご自愛を。
  35. ワクワク度のグラフを見て溝口先生は困難なことをいつも楽しそうにやられていたことを懐かしく思い出しました。先生のようにはなかなかうまくいかないことばかりですが、「あとはこのモデルをシベリアでも使えるようにすれば地球環境問題は僕が解決したようなもんだ」の精神に習って、今後も色々な課題にポジディブに取り組んで行きたいと思います。
  36. 向いていたかどうかの問い自体が無意味で、溝口先生がいらっしゃる間の東大は幸せだったと思います。
  37. 楽しく過ごさせて頂きました.先生の研究人生において,私が想定していたよりも凍土が占める割合が大きく,勝手に親近感を抱きました.
  38. 福島のための行動に頭の下がる思いでいました(私自身が福島出身で何かをしているわけではないので)。それが溝口さん自身が,自分のやってきたことを生かせることとして,楽しんでやっていることが最終講義で分かり,とてもすがすがしいものを感じました。
  39. 必要なデータのための必要なデバイスは自分で作り、自分で観測し、自分で自信を持ってデータを使う先生のスタイルは極めて重要だと思います。
    (返信)これが百姓(農家)の基本です。しかも身近なものを再利用してできるだけ安く。小学校低学年の頃近所にいた若い兄ちゃんが実践しているのをみて百姓ってすごいなぁ、と思いました。
  40. 第0部 10:00〜 の会場に、入室した途端、講堂がライブ会場になっていたのに驚きました。でも、あのとき、溝口先生の「ホームにて」の歌声とギター、当時の先生の思いを肉声で聞けたことによって、その後の講義内容や懇親会での会話などの理解が深まりました。最後の「時代」も良かったです。その時代の一証言をも聞けたように思われ、貴重な体験となりました。ありがとうございました。
  41. おつかれさまでした。ご卒業おめでとうございます。三重大最後の世代ですが、みぞさんの「どこにいっても楽しくやる」という教え(いきざま?)だけは実践できていると自負しています。今後ともどうぞよろしくご指導ください。
  42. 講談師として再デビュー 最終講義 田圃紙芝居 など 期待してます??

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Update by mizo (2025.3.28)