福島復興知westツアー(2025年1月18-19日)

引率教員

溝口勝(東大)、杉野弘明(山口大)、羅貞一(関西学院大学)
  1. 福島復興知学・フィールド学習のしおり
  2. 見学直後の感想フォーム

このツアーに参加する動機や期待

  1. 地域復興のために行っている溝口先生のご活動を学ぶために
  2. 西日本の大学生(学部生)の方々は、東日本大震災が発生した際に小学生低学年で、おぼろげながらに記憶があるくらいということで、彼ら・彼女らが福島の現場に行き、何をどのように着目して、そこでの経験がどのようなものなのか、一緒にツアーに参加することで見届けたいと考え、参加させて頂きました。また、異なる大学間での交流を飯舘村でできるというのも楽しみなところです。どうぞよろしくお願いいたします。
  3. 震災当時5歳と、記憶の曖昧な時期であったため、現地で震災の被害がどのようなものであったのかを知ることが出来る機会を得ることができると思ったから。また、普段体験できない農業を体験出来ることに期待している
  4. 農業や資料館への訪問など、自分がしたことない経験をしたかったので参加を決めました。また、日本がどんな国が説明できるようになるために、福島がどんな場所か知りたかったのも大きな理由です。さらに、福島は距離の関係で自分で行くのが難しい場所にあります。そこで、この機会が福島に行くのに最適だったのでぜひ勉強させて頂きたいと思い参加しました。
  5. 短い時間ですが、新しい場所での未体験を楽しみにしています。
  6. 初の福島に行き、震災などの様子を見たい。
  7. 以前から福島県に興味があり、今回のツアーを知って参加してみたいと強く感じたからです。さまざま体験や学びを新たな人たちとできることを期待しています。
  8. 福島の東日本大震災から、復興への取り組みなどを始め、この街の歴史や文化などを知り、これからの街づくりについて興味がありました。 現地の方や他の大学の方と交流することで考えや想いを深めていきたいです。
  9. 私は山口県を活性化させてより豊かにするには安く大量の電気を生産する原子力発電が必要だと考えている、今回のツアーに参加して原子力発電をより深く学び、地元山口県の将来をより多角的に考えたい。
  10. 特に農学フィールドワークに興味があり、学部で学んだ知識を実践できる貴重な機会だと感じたため。
  11. フィールドワークに興味があった。 東北に行く機会がなく、また震災に関してもいろんな知識が得られ、より新鮮に学べると思ったから。
  12. 廣住先生に声をかけられたため参加した。他大学の学生との交流の中で刺激を得て、視野を広げたい。
  13. この先、南海トラフなどの大きな災害があった時対応できるように、災害を受けると土壌がどのような影響を受け、その対策などがあれば知りたい。東北地方に行ったことがないから。ゼミの先生に紹介してもらえたから。
  14. 震災で大きな被害が出た福島の今が知りたい
  15. 福島の今の現状と現地の方の思いを知りたい
  16. 情報としては知っていても現地に行かないと知ることのできない経験をすることで、自らの糧としたい
  17. 私の家は農家で、他の場所での農業のやり方に興味があったから。
  18. 冬の福島で生活する人々の強さや温かさに触れながら、災害復興までの歴史を学びたい。
  19. フィールド調査を通して多くの人と出会い、体験し、土地や地域への理解を深めるため。新たな視点を得て、視野を広がるため。
  20. 福島県出身者で、自主避難の経験があります。また、災害研究にも携わっているので、是非勉強させていただきたいです。
  21. 災害ボランティアに何度か参加するなかで災害復興に関心を持った。飯館村で学んだことをボランティア仲間に伝えたい。
  22. 防災や災害復興に関心があり、これらの知見を深めたい。
  23. 以前から福島県に興味があり、参加したいと感じたからです。
  24. 福島の出身者であり、避難の経験があるため、飯館村にも関心があった。

問11:伝承館で一番印象に残ったことを5分以内で一言書いてください。

  1. 最後の通路に展示されていた写真が一番印象に残った。幼稚園にいて連絡がつかない息子を瓦礫の中で探し回る母親や、家族の遺体を目の前にして泣き崩れる姿など、震災が人々に与えた影響について心にグッときた。
  2. 災害発生前の福島の写真の展示が、その地に住む人々の生活や文化をありありと想起させるものであったため、失われたものの尊さを感じた。
  3. 崩壊した巨大な照明器具
  4. 津波の被害もさることながら、見えない放射能の恐ろしさというものがより大きかったのだと感じた
  5. 最近まで立ち入ることの出来ない場所があったというのとが印象的だった。放射線が漏れたこともあり、より復興が遅れているということ。
  6. 実際のモノを自分の目で見たことで災害の怖さを感じた。
  7. 震災関連の写真が展示されているブースで、親が救出されてから62時間後(...だったかは定かではない)に救出された赤ちゃんの成長を辿った写真が展示されていたこと。
  8. 1番印象に残ったのは、最後の出口付近にある写真です。亡くなった子供の衣服の匂いを嗅いでいる親の写真があったことです。他のにも写真はとてもインパクトがあるものばかりでした。
  9. さまざまな資料を見せていただいた中で、東日本大震災を受けて海外の子供達から送られてきた励ましの手紙が一番印象に残りました。遠い国からの手紙もあり、励まされた人も多くいると思います。私たちも日本だけでなく世界の人たちと協力し合い、励まし合いをすることができる社会を作っていけたら良いなと感じました。
  10. 災害の持つ恐ろしさ、津波がおそってきて、住んでいた場所がなくなって、大事な人を失うことがどれほど辛いのかということが胸に刺さった
  11. 双葉病院患者の避難所への移動の際、長時間のバス移送で体力を奪われて、バスの中で座ったまま亡くなった人もいるという資料が印象に残った。そのような方がいるなんて、テレビの報道ではされていなかったので驚いた。 "
  12. 原子力発電の爆発時の放射性物質の単位量放出を予測することは可能であったが、実際の被害より小さな数値を発表してしまったことが市民の複数回に及ぶ避難と混乱をもたらした。 事前に避難場所を確認すること、行政からの正しい情報提供が欠けていたことで、避難問題が長引いた。世間からの関心が一時的なものに留まり、ボランティアの手が遠のくことが問題だったと考える。"
  13. 写真とモノに圧倒されました。私の知らないはずの人、だけれども知っている災害で苦しんでいた人たちの姿や遺品を見るたびに、様々な自分の経験もよみがえりました。
  14. 震災の教訓を学び、後世にも伝えていきたい。
  15. 伝承館で一番印象に残ったのは、住民語り部の方のお話です。東京電力関係者には80km圏内への避難指示が出されていたにもかかわらず、周辺住民には何の情報もなく被曝してしまったこと、そして「すぐに帰れる」と言われて避難したものの、いつ戻れるのか見通しが立たないことなど、国・東電・自治体の対応に、今も疑問と怒りを感じているというお話でした。「本当に復興していると言えるのか」「誰のための復興なのか」という言葉が、特に強く心に残りました。
  16. 被災者が前に進んでいたり、弔っている方々の写真が強く印象に残りました。写真から被災者の方々の心情が溢れ出てきているように感じてどんな展示よりも鮮明に覚えています。
  17. 災害の規模、発電所の事故が起きた当時の関係者および周囲の人間の反応や対応、被災者を映し出した写真に心を動かされました。
  18. 屋外展示されていたは津波被害を受けた自動車
  19. 伝承館の研究員の方々が行われてきた研究成果を、研究発表という形でポスターにしてしまうと、皆さんが行われてきた経験や成果があまり伝わっていないのではないかと感じてしまった。語り、という意味では、研究員の方々の語りも聞いてみたいし、そこに大事なものがあると考えました。

問12:廃炉資料館で一番印象に残ったことを5分以内で一言書いてください。

  1. 地震が起きて津波が来てもなお、原子力発電の事故対応に全力を尽くす映像が一番印象に残った。電力会社ばかりが謝罪をしていたが、私たちもその電力で支えられていたし、建設を許可した国の責任でもあると思う。そう思うと人ごとではないと考えた。どのように廃炉にしていくのか私たちもよく見ていく必要があると思う。
  2. 今でも数千もの人が原発で働いており、(関連産業を含めるとさらに)多くの人がこの地で復興に携わっていることに驚くと共に、それでもまだまだ復興できていない現状は大きな課題であると感じた。
  3. 東電の真摯な姿勢
  4. 人は失敗がないと慢心、またはさらなる対策ができないのだと感じた
  5. 原子力発電所が水素爆発を起こしたというのは授業でやったが、詳しいことは知らなかったのでどのような過程で水素爆発を起こし、放射線が漏れたのかよく理解できた。
  6. 燃料デブリの取り出しには壮大な時間がかかることがわかりました。
  7. 一号機の爆風で二号機の上のところが開き、そこからガスが漏れ出たため二号機の爆発が防げたということ。
  8. 福島第一原発の事故が起きた流れをされたことです。私は静岡に住んでいたので、ただ単に発電所が爆発したんだと思っていました。現地に行って、なぜ爆発したのかそもそも爆発するものはなんだったのか知ることができました。また東京電力の今後の取り組み廃炉にしていくという具体的なことも聞くことができたことが印象的です。
  9. 廃炉資料館では映像での説明を受けることが多く、文字で見るだけでは理解することが難しいことも理解を深めることができたのでよかったです。また、放射線についてよく理解をできていなかったのですが、どのようなことが地震の後に起こったのか、なぜ大量の放射線が放出されてしまったのかを知ることができたので大きな学びになりました。
  10. 原発の廃炉作業というのはとてつもない時間と労力がかかるのかということ
  11. 原発の堆積物である燃料デブリがまだ全然取り除けていないということに驚いた。あと何年で取り除けるのかといった見通しを東京電力はたてているのか、疑問に思った。
  12. 事故当時、命を顧みず現場で緊急対応を行った東京電力職員には胸を打たれた。しかし一方で、事故前に指摘された悲惨な結果を安易に受け入れず、大震災までおよそ3年間津波の対策をしなかった東京電力には同情する気になれない。また、燃料デブリの取り出しにも時間がかかりすぎており、故郷に戻ることを希望する市民の気持ちを遠ざけている。危機管理のあり方について重要な教訓を与えらた。
  13. だいぶ、複雑な気持ちになったというのが正直なところです。飯館村などの原子力災害の被害者たちは、あの展示に何を思うのか、深く考えさせられました。
  14. 重要なことであるのに、廃棄については学んだ記憶はなく貴重な機会になったと感じる。
  15. 廃炉資料館で一番印象に残ったのは、外部ではなかなか見られない東京電力の原子力災害に対する謝罪の言葉でした。しかし、その謝罪が誰に向けられたものなのかが曖昧で、被災した福島住民に対するものなのか、それとも一般的な国民に向けたものなのか、明確ではありませんでした。
  16. 事故が起こったあとも原子炉で働いていた方が必死に現状悪化を抑えてくれていたことと、電源ケーブルを200mも伸ばして冷却をしていたことが印象に残りました。
  17. 核燃料の模型、企業の反省・努力、とにかく東京電力が反省し「事故で終わらさない」という姿勢をとり続けていることがひしひしと伝わりました
  18. 全体を通して、原発事故というものは謝罪だけで済むことではないと強く感じた。
  19. 今回のツアーの流れが、伝承館→廃炉資料館の流れとなっていたので、館の運営者の違いがより明確に分かり、そこからスタッフの方々の来館者への対応や話し方が気になり始めました。実現可能性が低いかもしれませんが、例えば、富岡町で語り部をしてくださっている方に館のスタッフになって頂いたりなどができると、また伝わることや仕方が変わるのではないかと考えていました。

問21:宿泊施設についての感想を書いてください。

  1. 良い意味で値段にそぐわない、隅々まで綺麗で快適だった。はじめ想像していた施設の100倍良かった。
  2. 綺麗な上に広く、宿泊するのがたった1日だけなのが非常に惜しかった
  3. 温泉や食堂は広くて話しながら作業ができたし、まわりがとても静かで朝外に出ると気持ちがスッキリしました。いい環境にあると思います。
  4. ユニットバスじゃなかったのでテンションが上がりました。星観察ができなくて残念です。
  5. 初めて会った他大学の学生や先生と交流ができ、みんなでご飯を食べながらたくさんの話が聞けたので嬉しかったです。
  6. めちゃくちゃ綺麗で、新築のよき香りがした。 "
  7. 自分の想像していたより、はるかに綺麗でホテルのようでした。 あのような、食堂もとても楽しかったです。"
  8. 大人数で泊まったのですがお部屋がとても広く、隅々まで清潔感があったのでとても快適でした。また、温泉の雰囲気もよくゆっくり暖まることができたのでよかったです。農業体験も初めてで、農業の楽しさや大変さも学ぶことができました。また訪れたいと思いました。
  9. 綺麗で、快適でした
  10. 木で造られた建物で広くて私の好きなタイプの宿泊施設で快適だった。
  11. 福島フィールドワーク、農業体験をするためのアクセスには都合が良い場所にあり、部屋の機能も充実していた。窓から見える雪景色が綺麗で星空観察も楽しむことができた。せっかくの非日常な美しい環境に囲まれた地であったので、雪や星を見ることに特化した、例えば、ガラスドームの下に大きなこたつのような造りにしても面白いと発想した。
  12. とてもきれいで、大浴場も大変気持ちよく素晴らしい施設だと思いました。
  13. 農業体験をすると500円代という安さで泊まれることが衝撃だった。設備にも特に不満もなかった。
  14. 大変、ありがたい宿泊施設で、農業体験で割引されることは、もちろん、一般的に宿泊しても、とても素晴らしい施設である。現代人にとって欠かせないネット環境も不便なしに整えている。山の中に、これほど素敵なホテル・旅館があることは信じられないほどで、本当に素晴らしい滞在だった。
  15. 部屋も木目調で綺麗でしたし、水道水が美味しかったです。ああいう施設にまた泊まりたいです。
  16. とても清潔で落ち着いて宿泊出来ました。値段も驚きの安さでした。
  17. 設備も整っており、開設されて間もないということもあるが、自然に囲まれとてもいい環境だと感じた。
  18. 炊事場が一つしかない(シンクが一つしかない)が、一方で空間として広くいろいろな居方ができる、ということが大人数でワイワイとするための一つの装置として働いていて、それぞれの交流が進んだと感じました。荷物などを置かせて頂けたので、農業実習活動のために着替えや長靴などをきちんと持ってこれたり、大変助かりました。

問22:農作業体験で一番印象に残ったことを5分以内で一言書いてください。

  1. 私のイメージよりハイテクで興味深かった。将来農業にチャレンジしたい。
  2. 複数人で限られた区間だけの作業だったため楽しくやれたが、これを少人数で広範囲するとなると体力だけではなく、精神面的にも疲弊しそうだと感じた
  3. 多くのカメラを設置していることが印象に残った。人口が少ない地域だからこそ猿対策等で協力し合ってその中で村を維持しているというのに深く考えさせられた。
  4. 上手くいくか分からないのに1本1本丁寧に剪定をしている姿が印象的だった。
  5. みんなで役割分担をしながら農業を体験できたことが楽しかったです。
  6. 農業体験をした畑で収穫したブドウで、合計2000Lのワインができるということ。 "
  7. 1番は雪の降っている農家の元へ訪れられたということです。 私は雪の降る地域で農家をやっている方のところへは初めて行きました。雪だと寒いし、雪も降っているので農業にはあまり適していないと思い育てられるものがない思っていました。ですが雪の季節に屋根無しで外で栽培できるということに驚きました。"
  8. ブドウの剪定は初めてだったのですが、どの部分を残すのか考えていたよりも複雑で驚きました。今回は一部しか体験することができなかったですが、農業の楽しさも知ることができたのでよかったです。ブドウ以外の作物も体験してみたいなと思いました。
  9. 正解を探していくのはすごく大変
  10. ぶどうの枝をあんなに切ってしまうことに驚いた。
  11. 枝の剪定の仕組みを知った。寒さのなかでぶどうの枝やつるを成長させる生命の力強さを実感しながらみんなでする農業の楽しさに気づかされた。過疎地域では農地にカメラを設置するなど、テクノロジーを駆使して人間のの負担を減らす取り組みは急務だと再認識した。同時に、それらの活動を若い世代が手伝い知識を提供する場を全国的に展開する必要を感じた。
  12. 雪の中で葡萄の木(蔓?)に初めて触れ、剪定をする作業は、大変貴重な経験になりました。バッサリと剪定されても実を結ぶ植物の力強さが印象に残りました。
  13. このような体験をすることはなかなかないため、よかったと思う。足が霜焼けになりそうなくらい寒かった。
  14. 農作業は、今の学生にとって慣れない作業だったにもかかわらず、皆さんが熱心に参加してくれたことに大変感銘を受けました。また、自分たちで設置したカメラの映像をいつでもリアルタイムで確認できることは、ツアーへの関心が一回で終わらず、継続的に持続するという意味で、非常に大きな意義があると感じました。
  15. wifiの範囲がめちゃくちゃ広くてデータをもの凄くとっていたことです。
  16. 想像よりもデジタル化が進んでいることに驚きました。雪が積もっていると移動すること自体が大変だと思い知りました。
  17. 農業というものに絶対の正解はなく、感覚や経験を頼りに活動されていることが印象に残った。
  18. 農作業体験の中には、写真や文章ではどうしても感じることができず、山口の皆さんにどうしてもお伝えできない要素がたくさんあるなという気付きを改めて得るに至りました。わざわざ足を運ぶこと、移動すること、現地で経験をすること、の意味の大きさを伝えることができる大きな教材がここにはあるなというのが、一番感じたことです。

問23:図図倉庫で一番印象に残ったことを5分以内で一言書いてください。

  1. マイナスからゼロにするだけでなく、そこからプラスにしようとされているのが、まさに災害レジリエンスの考え方だと感じた。
  2. 地域の人々と協力することで、図図倉庫が現在のなり、これからも発展していくのだと感じた
  3. 復活の為に地域みんなで協力していたこと。苦手な作業は得意な人にまかせて、デザインはみんなで協力し、地域の人から外部の人を巻き込んで復興していく取り組みは南海トラフが起こった時の対応にも使えるとおもった。
  4. 鉱石を使いX線が目で見えるということが感動的だった。
  5. デザイン×研究など文系と理系を組み合わせることがどれほど重要なのかがわかりました。
  6. 「土のバイキング」という表現がおもしろくて素敵だと思った。
  7. 放射線を現した小さな機械です。 原理は飛行機雲と一緒と言っていました。
  8. 地域の方々と一緒に作っている場所だなと思いました。初めのホームセンターとは違うかたちにはなっているけれど、図図倉庫ができたことで福島の人だけではなく多くの人が訪れる場所になっていて素敵な場所だなと感じました。レジンと地域の葉でできたドアもとても綺麗でした。
  9. ワークスペースとしてだけではなく飯舘村について知ってもらえるという展示をしているのは画期的
  10. 理系の研究×芸術の融合で1つのものを完成させるのがおもしろいと思った。
  11. コメリの廃倉庫のような形から、小学校のモノや古びれた倉庫を感じさせながら、農学・アートの融合で改装を重ね、町おこしに取り組む斬新な発想に強く引き付けられた。宇宙の起源から福島の土壌の変化に至るまで学ぶ壮大でユニークなコンセプトは、どこでもできるのに他の地で見たことがなかったため、新たなインスピレーションを与えられた。
  12. 奥の展示が印象に残りました。飯館村の土を起点に、芸術と学術が結び付けられているてんで関心しました。人新世という概念を体現しているようだと考えました。
  13. 復興にむけてのこのような動きが多くあることを考えると、復興は十分可能なことだと感じた一方、いまだに復興は終わっていないことから難しさも理解できた。
  14. 2023年11月に訪問した時と比べて、地域住民との協力・コミュニケーションを深めながら、主体的にコンテンツを生み出している姿です。特に、田尾さんの説明は分かりやすく、一連の流れで理解できた点が素晴らしかったんです。
  15. 理解が難しい放射線の説明をわかりやすく視覚化して説明されていたことと、ストーリーを作りながら運営していた点です。
  16. 外の看板のデザインが、さまざまな人の共生を表しているということや、地域住民で創り出している空間だという印象が残っています。
  17. 放射能に関しても詳しく展示されており、ほかの資料館とは別の視点から原発について考えることができ、地球の誕生から復興について考えるというコンセプトが印象に残っている。
  18. 矢野さんの図図倉庫内の装置を用いた説明ツアー。特にその始まりを象徴する扉。毎回同じではなく、その都度参加者の皆さんに対して開かれる話が、図図倉庫を一周ぐるっと回ることで始まって、紡がれていく流れがとても印象的でした。そこにはこれまでのプロジェクトの匂いと、これからのプロジェクトの匂いが混じって、とてもワクワクする仕掛けを感じました。

問24:までい館についての感想を書いてください。

  1. イルミネーションがとても綺麗だった。お昼はたくさんの人がいて活気であったのが少し驚きだった。
  2. 福島のお土産や食べ物も沢山あり、セブンもあるため旅の途中の買い物をするにはピッタリだと思った
  3. 地域の特産や農産物からその地域の特色がわかる。このような施設(道の駅)はこれからもツアーの為に積極的に行くべきだなと思った。
  4. 夜のイルミネーションがきれかった。ちょっとした観光地になっていていいと思った。
  5. 福島のお土産が買えてよかったです!
  6. トイレがすごくオシャレだった。
  7. ご当地のものばかりでとても楽しかったです。
  8. までい館の前に焼き芋屋さんがあって、夜中に立ち寄った際には熱々の焼き芋が食べることができてとてもおいしかったです。お店の方もとても暖かく、明るい方々でまた訪れたいと思いました。までい館の中は様々なお土産品があってとても楽しかったです。
  9. 魅力的な展示が多数でした
  10. おみやげがたくさんあって楽しかった。
  11. 夜に訪れた時は裏庭の雪とイルミネーションに感動させられた。土日のみ福島に通う人や地域の人が集う憩いの場のようだった。田舎の道の駅というような感じを超越した、必要なものが揃い、人々が交流できるほっこりする場所だった。
  12. イルミネーションを含め、非常に奇麗な施設だと思いました。もう少し「飯館村」の特産をピックアップしていただけると嬉しいと思いました。(会津や相馬のお土産とごっちゃになっていたような気がします。)
  13. 油パンがおいしかった。
  14. 飯舘村においては、オアシスのような存在であると思う。
  15. 革の小さいネックレスが可愛くて買いました!お土産のジャンルが多くて好きでした。
  16. ずんだ餅美味しかったです。あとほんの少しゆっくりしたかった
  17. 木造の温かい雰囲気で、夜はイルミネーションもきれいで全体的に落ち着く雰囲気だった。
  18. 夜のまでい館の裏がピカピカに光っていて、人の活動を感じる一方で、それでなくても良いかもという感想を持ちました。ライトにその現場を任せてしまい過ぎているように感じてしまって、飯舘村でなくても良いことなのかもしれないという考えと、逆に闇や暗さを活かしたものも考えられないかと思考を巡らせていました。

問25:車での移動時に考えたことを書いてください。

  1. また来るかどうかも分からないからちょっとした光景でも目に焼き付けておこう
  2. 街のどんなところに、田舎への影響など何があるのか窓の外を眺めながら移動していた。
  3. 請戸小学校から廃炉資料館の移動中通行止めになってる道が沢山見られてまだ復旧していないということを改めて知った。
  4. 福島の復興はまだまだ全然進んでいないのにニュースなどに取り入れられない現状にもどかしさを感じた。
  5. 廣住先生が描く萌え系マンガが気になる。 会ったら聞いてみよう。
  6. 福島は雪が積もっていて、長靴が必要なのかどうか考えていました。
  7. このようなツアーに参加させていただくのが初めてだったので、これからどんなことがあるのかなとドキドキとワクワクでいっぱいでした。
  8. 本当の意味での復興とはなんなのだろうか
  9. な先生と福島の現状や原発のこと、韓国の文化や政治のことなどお話をたくさんして、すごくおもしろかった。福島の景色を見ながら、知識も取り入れられて移動時間が学ぶ時間になったことが嬉しかった。
  10. 福島の復興中のエリアを訪れると考えると、工事中で立ち入り禁止区域が多いのかと予想していたが違った。震災の被害を詳しく学んだからこそ、今回通った道も新しく移住して来たり、福島を捨てられない人々の支援の賜物だと気づくことができた。福島のために、高齢化する日本の地方復興のために、前向きに生きる人たちの姿勢から学ぶことは多かった。脱サラしてまで、田舎で新しいことに挑戦するのも一種の格好いい生き方だと気づかされた。
  11. 特に印象に残ったのは富岡の廃炉資料館→宿泊施設の移動です。富岡〜双葉まで、車窓に映る家々に、ほとんど灯りがついておらず、南相馬に入りようやく家の灯が灯る。車窓に言いようのない気持ちがこみ上げました。
  12. 一面雪という状態に九州、山口にいるとなかなか遭遇しないので新鮮だった。特に事故があった場所なんだとひしひしと感じるほどの跡は残っておらず、生活は普通どおりできているのだろうと思った。
  13. 移動中は、何より学生たちを安全に帰らせることを第一に考え、安全運転を心がた。初対面の学生同士が少しでも早く打ち解けられるように、車内で会話が弾むような雰囲気作りを意識した。また、今回のツアーの目的や訪問先について説明したり、原子力災害と福島の復興についても説明した。学生たちが今回の研修で多くのことを学び、感じ取ってくれることを願っていた。
  14. 福島の事故のことを理解しきることは難しいと考えました。事実を知ることは出来ますが「わかる」と言えることはずっことないと思います。
  15. 自身の傲慢さについて
  16. 福島原発付近を通過した際、ほとんどが空き家でお店も建物だけ残っている状態なのを教えていただき、自分はどこか別の世界に入ってしまったような感覚になった。ほとんど人がおらず、制限が解除されても住民が戻ってこないという現状を目の当たりにし、言葉が出なかった。その光景を見た正直な感想としては「町が死んでいる」と感じた。しかし、それだけ災害がもたらした影響は凄まじいものだったのだと感じた。災害の被害だけではなく、空き家の強盗や、野生動物に荒らされてしまうなどの2次被害なども起こっていしまうということも課題もあることを知った。
  17. 自分は慣れてしまっていたのであまり感じていなかったのですが、福島市から浜通りに抜ける際の標高の高低差を感じている同乗者の方が多く、朝の元気な時間帯(あまり車内で眠らない時間帯)にこの高低差を体で感じてもらうのも、福島の地理を体感してもらいながら、なぜ長泥のあそこが長らく帰還困難区域になっていたかなどの話もできて良かったです。

問26:その他、ツアーに参加して考えたことを自由に書いてください。

  1. 将来地方に移住してチャレンジしたい。
  2. テレビで見るのと実際に見るのでは、良くも悪くも見た時の感じ方が全く異なるということが理解できた
  3. 正直、このツアーに参加するまでは福島はもう完全に復興したと思っていた。テレビで報道されなくなったからもう大丈夫と。しかし、少し街の外れに行くと更地が広がっていたり、人口が戻ってこずに減ってしまった村など実際に見ると心にくるものがあった。しかし、色々な活動で立ち直りつつある村を見ると人の繋がりの強さは凄いなと感じた。このことは南海トラフなどの震災が起こったあとの立ち直りにも活用できると思う。テレビで終わったから大丈夫ではなく、実際に自分の目で見ることが大切だと思った。関係ないで終わらず、何ができるのか考えていきたい。
  4. このツアーに参加して、福島の現状をしれた。沢山のことを知るためにはこういったツアーに参加することが大切だということを知った。また、参加することで他の人とも交流が広がりいい勉強になったと思う。
  5. とても充実したプログラムで楽しい2日間でした。人生でもう味わえないような体験ができ、東日本大震災や福島第一原発事故を考え直すきっかけになりました。本当に貴重な2日間をありがとうございました。
  6. 短い間だったが、自分の大学にはあまりいないような雰囲気の方々と一緒に活動ができ、よい刺激になった。
  7. 初めて福島に行きました。 最初に福島駅に着いた時には震災があったなど思いもしなく、忘れていました。最初に行った居酒屋もとても良い人たちばかりで福島の方たちは人間的に良い人なのか。思いました。 溝口先生がおっしゃっていたように、テレビでは最近は復興に関しては何もやっていなくわたしの頭にはそれほどいませんでした。たしかに、震災直後などは当たり前のようにテレビで報道されて復興の状況が分かりました。ですが今ではゼロと言っていいほど進捗状況が分かりません。一年に一回追悼式など行われるのをテレビ見て大変だったなと思っていました。 ですが今回訪れてみて、小学校の周りは何もなくまだ、以前の福島でないことは私にも分かりました。 大変だったんだな。ではなく今も復興に向けてまだまだ大変 ということは持続しているんだということを知ることができました。 福島の再生をしようとしている人たちは高齢の方ばかりになってしまって、我々若者が必要だということも、知ることができました。 わたしの目標は人の10倍ほどお金を稼ぎ今回いたNPO法人の方などにそのままお金を渡し使って頂くことです。それで少しでも早く復興、発展になって貰えばと思います。 それを実現する為若いからとりあえずなんとかなるという言葉を信じてつき進みたいと思います。 今回は経営者の方も来られて刺激的なツアーでした。 人生で一度は訪れみたかった東日本にこれてとてもうれしかったです。 自分の子供がある程度の歳になり、普通の生活に慣れて来たなと思ったら色々と学ばせに連れて来たいという目標もできました。 もちろん今の自分にとってもプラスになることがありました。 2日間楽しく学ぶことができました。 お世話になりました。 ありがとうございました。
  8. ツアーでは学ぶことも多かったですが、同じ大学の人や他の大学の人との新たな出会いもあり、とても良い機会なりました。参加することができてよかったです。
  9. ご飯を食べているときにゲストの方と話す機会があって、その方の今までの人生や仕事について聞けておもしろかった。なかなか普段大人とじっくり話す機会がないので良い経験だった。他の大学の学生や山口大学の他の学部の学生とも関わることができて、いろんな話が聞けて学びになったし楽しかった。
  10. 震災当時の請戸小学校の生徒と私は同じ世代であったため、同じ歳の同じ国の人が遭っていることを実際に見ることができて、凄く感慨深かった。
  11. 様々な方々と福島を歩き、再度、福島の原子力災害を考える良い機会になりました。今回を経て、自分の震災との向き合い方もしっかりと定まってきたように思います。本当に良い機会をありがとうございました。
  12. 他大学の生徒とツアーに参加することは貴重な経験であると感じた。さらに今回の旅の費用の大半を大学側が受け持ってくれており、学ぶ機会を設けてくださったことに感謝している。
  13.  今回、貴重な機会を与えてくださった溝口先生に心から感謝申し上げます。1泊2日という短い時間でしたが、本当に充実したWESTフィールド学習ツアーとなりました。福島原発事故の現状や地域復興の進捗状況を目の当たりにすることができ、大変貴重な経験となりました。特に、地域の復興のために尽力されている住民の方々のお話を伺えたことは、大きな学びとなりました。生の声に触れることで、復興に向けた取り組みの現状や課題、そして人々の思いを深く理解することができました。また、今回のツアーが円滑に進むよう、AからZまで献身的にサポートしてくださった杉野先生にも深く感謝いたします。先生のご尽力のおかげで、私たちは安心して研修に集中することができたと思います。  学生たちの純粋な眼差しや新しいことに対する熱意に触れることができ、私自身も楽しく、そして多くのことを学ぶことができました。今後とも、よろしくお願いします。
  14. 福島ってアクティブで面白い人がいて、そういう方たちをもっと知りたいと思いました。山口でしか出来ないことはなにかまだわかりませんが距離が離れているからこそ出来ることがあるという考えを吸収しました。
  15. とても有意義な体験ができました。僕がまだ生まれて間もない頃にあった地震の余波がまだ残っているということを知れてよかったです。
  16. 復興に関しては見た目では進んでいるように感じても当事者の人達からすると時間がたっても解決できないものがあり、自分が今まで考えていたものよりも想像をはるかに超えて深刻なものだということに気づかされた。同時に、自分が原発や災害について甘く考えていただけではなく、知っていると誤解していたということに気づいた。
  17. 西日本は福島から遠いところにありますが、日本の原発事故とそれに関する問題は全国的な問題であるからこそ、無関心でいられない、いてはいけない地域だと考えます。そんな中で、積極的に足を運んでみようと考えた学生の多くの皆さんが現地で自分の目で見て、足で立って、いろいろと考えてくれたことがお話しをする中で感じられた二日間でした。ホープツーリズムと言う言葉がありますが、今回のツアーは特にツアーの目的として希望という言葉が使われてもいないし、意図もされていないけれども、多くの未来に対する希望を感じました。それは現地の方々のものはもちろんですが、参加者側の意識の変化や未来に対する考え方に影響があったことに起因すると考えます。

問31:自分以外の意見を読んで、さらに考えたことがあれば書いてください。(帰宅した後)

  1. 移動中は災害に関してだけでなく、あらゆる場面で考えることが多かった。2日間でしたが本当に貴重な体験ばかりで、今の年齢でこのような経験ができてよかったです。 常に復興について考え続けるのは難しいですがふとした時に考えてみて忘れないということが重要だと感じました。
  2. 自分たちが福島に行くことで福島にどんなメリットがあるかわかりませんが、まだ関心を持っている人がいるということを伝えることはできるのかなと考えました。 考えたことを整理して、後日noteに書こうと思います。 https://note.com/kosei_7194 素晴らしい機会を提供して下さりありがとうございました!!!自分で福島のことを調べて考えることがなかったのでとても貴重な機会でした!!
  3. 身体的な経験に関する記述、驚きや楽しさなど心情的な経験に関する記述の両方がしっかり示されていることで、自分ももっとそういった記述がしたいと考えました。また、廃炉資料館に関して「謝罪が誰に向けられたものなのかが曖昧」という記述が、これまで自分が何度も来館して抱えていたモヤモヤの種を言語化してくれていて、この曖昧性は何に起因するのか、そしてこの曖昧性が生み出してしまうものは良いものなのかどうか、ここからまた探求ができそうだと考えました。
  4. 「参加動機」欄にて、良くも悪くも「よく知らない場所」として捉えられている「福島」が、実際に訪れ知り触れ合うことで、後段の欄ではより身近になり等身大の姿で触れられてゆく過程が見えるように思う。やはり、フィールドワークの重要性はこういった地点にあるのではないかと感じた。
  5. 貴重な機会をありがとうございます。このツアーで学んだことを僕たちの参加者のメンバー以外にも共有していきたいと考えています。また,同じ大学の人や他の大学の人との交流もとてもよかったと思います。また,このような機会があれば参加したいと思います。
  6. 溝口先生、羅先生、杉野先生、このたびは貴重な2日間の学びの機会をいただき、本当にありがとうございました。当時私は小学生で、東日本大震災や福島第一原発事故の記憶があまり鮮明ではありませんでしたが、今回現地を訪れ、自分の目でその状況を直接見ることで、非常に多くのことを学ぶことができました。また、他学部や他大学の方々と交流する機会をいただき、普段の大学生活では得られないような貴重な体験ができ、このツアーに参加して本当に良かったです。今後は現在の福島の状況を多くの方々に伝えていこうと思います。福島復興知学WESTツアーに参加したみなさん、本当にありがとうございました。
  7. たとえ震災に見舞われようとも、たとえ放射線に体を貫かれようとも、自分たちの居場所を必死に守ろうとした人たちがそこにいたんだなと。感傷的になる時間はあまりありませんでしたが、ツアーを通じて擬似体験した震災の過酷さ、感じた人々の鼓動は今でも私の内で篝火を灯しています。
  8. 帰宅後、復興において自分がどのような役割を果たせるかについて考えていた。 ツアー参加者の皆さんそれぞれが異なる専攻分野を持つなか、活動中の会話や活動後の感想から多くの視点や知見を得ることができた。私自身も皆さんへ何かしらの価値を提供できていれば幸いだが、これを実現するためにも日頃の勉強を怠らんと決意した。 私が大学で学んでいる社会福祉・社会起業は復興との関わりも深い。今後大学での学習において常に復興という視点を持ち、地域課題に対して具体的な成果を挙げられるよう取り組んでいきたい。


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Update by mizo (2025.1.25)