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東京大学全学自由研究ゼミナール

週刊・福島復興知学講義(2024)

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講義日程

  1. 4月11日:秋光先生(ガイダンス)、松尾先生(放射線基礎)
  2. 4月18日:溝口先生(講義資料
  3. 4月25日:張政遠先生
  4. 5月2日:池上彰先生
  5. 5月9日:早野龍五先生
  6. 5月16日:開沼博先生
  7. 5月23日:関谷直也先生
  8. 6月6日:万福裕造先生
  9. 6月13日:田野井慶太朗先生
  10. 6月20日:川端邦明先生
  11. 6月27日:窪田亜矢先生
  12. 7月4日:土屋武司先生
  13. 7月11日:総合討論

受講後アンケート(出席カード)

毎回受講後に答えてください。(出席の確認に利用します) 過去の回答例(2023, 2022, 2021, 2020

この講義(福島復興知講義)の存在をどこで知りましたか?

  1. シラバス
  2. 去年(1年生)のときにシラバスで知った。
  3. シラバス
  4. シラバス
  5. 2024年度Sセメスターのシラバス
  6. シラバス
  7. 時間割表にあった授業の中で興味があるものを探していて見つけた
  8. utasのシラバス
  9. シラバスから。詳細を述べると、所属しているサークルの有志数名で毎年、福島県広野町に行き、地域の方と交流したり秋光先生と博物館に行ったりしているとの話を聞いていた。私自身はその会に参加したことはなかったが、先輩から秋光先生のお人柄や知見が素晴らしいことを聞いて印象に残っており、主題科目をどれにするか迷ってシラバスを眺めているときに、秋光先生のお名前を拝見し、興味をもった。
  10. シラバスを見ていて知りました。
  11. シラバスで
  12. シラバス
  13. シラバス
  14. UTASで主題科目の一覧を見ていたら目に留まりました。
  15. シラバス
  16. シラバス
  17. 大学のシラバス
  18. シラバス
  19. 大学シラバス
  20. シラバスで見て知りました。
  21. シラバス

この講義(福島復興知講義)を受講する理由(期待)書いてください。

  1. 原子力に対する理解を深めるため。また、災害の多い日本という国に住む上で、復興の全容やプロセスを知るべきであると考えているから。
  2. 去年のAセメスターにおいて田野井先生の放射線環境科学の授業をとっていました。その授業もオムニバス形式で溝口先生にも講義をしていただき大変興味深い話をされていたので、さらに深い入り込んだ学習もしたいと考えています。
  3. 以前福島原子力発電所に関わる授業を受けたことがあり、もっと深く学びたいと思ったため。今後原子力技術とどう関わっていくべきかが気になるところです。
  4. 中学三年生の冬休みに、学校の有志とふくしまホープツーリズムに参加したのが、僕が福島、震災、ひいては学校の外の世界に興味を持つきっかけでした。その後高校生の時にも福島を訪れ、「1/10Fukushimaをきいてみる」という映画に出演させていただいたり、高校のある神戸の、阪神淡路大震災についての学生語り部活動の立ち上げに関わったりしました。しかし、福島に出会ってからずっと抱いていた、「どこまでいってもただの『よそ者』で『第三者』である自分には、何ができるのだろうか」という問いの答えは未だ出ていません。大学でもこの問いについて考え続けたいと思い、この講義を受講させていただきます。また、これまで2度福島に行ったのに、1度も原子力発電所の見学が出来ていないので、夏休みの研修にも期待しています。
  5. 大震災が頻発する中で、その復興対策と現状について興味があるからです。
  6. 宮城県で実際に被災経験のある人間として東日本大震災のことをもっと知っておきたい。
  7. 日本に生まれて災害と共に生きることは不可避であり、未来に向けて少しでも過去の犠牲を無駄にしないためにも福島での復興をケーススタディとして学びたいと考えたから
  8. 九州生まれの自分にとって東日本大震災と福島原発についてのさまざまな事象は画面を通してしか見たことがなかったため、今回の授業を通してよりリアリティを持ってさまざまな角度から深め実際に見ることでより深く捉えたいから
  9. 祖父母が福島県中心部に住んでおり、私自身は住んだことはないものの、両親が福島に移住することになったため、福島に対する関心が高まっていた。また、私自身は転勤族で土地に対するアイデンティティや愛着というものがどうにも希薄であることに悩んでいたが、先日たまたま福島のローカルニュースを見ていた際に、双葉町出身の23歳の方が震災からずっと故郷に帰れずにいたが、やっと故郷にもどることに一歩近づいた、という旨の内容が放送されており、13年離れていた故郷に、それでも戻りたいと思う気持ちを、理解して共感できるようになりたい、と考えている。
  10. 東日本大震災についてずっと学びたいと考えており、この講義は福島での事故や現状について学ぶために最適な講義だと感じたから。
  11. 正月に大地震が発生したこともあり、震災とその後の復興についてしっかりと学ぶたいと思ったから。
  12. 自分自身福島市出身で原発や放射能の影響を身近に感じていたので、せっかくだから話を聞いてみようかなと思ったから。
  13. 福島の復興について、特に地域の人の話を聞く観点からも取り組んでみたいと思ったから
  14. 将来工学部都市工学科に進学したいと考えており、この講義を通じて震災復興の現状の課題を知り1つの事例として学びたいため。
  15. 震災があった当時は小学生にもなっておらず記憶が曖昧だが、自分のなかで衝撃的な出来事として残っていて、核の部分で駆動力になっている気がする。自分にとっての震災とは何か、を深掘りしてみたいし、世界にとっての震災とは何か、そこから学べることは何か、にも興味がある。
  16. 春休みにあてもなく東北地方を旅していた時ふと浪江町に降り立ったのだが、そこで震災のことについて考えさせられ、この機会に再考しようと思ったため。
  17. 令和6年能登半島地震からの復興に向けた知見を得るため。
  18. 福島県浪江町などを訪問し衝撃を受け、その復興について興味を持ったから
  19. 令和6年能登半島地震の復興に向けた知見を得るため。
  20. 私は3.11当時外国に住んでいて、地震も体験していないしニュースをテレビで見ただけで、当時のことも知らなければ今どうなっているかも知らないなということに気づき、もっと知識をつける必要性を感じたため受講しようと思いました。
  21. 高校の時にディベートで福島について勉強して興味を持った。
  22. 復興の現状を知りたかった

4月11日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

  1. (1)放射能についての知識を情報の受け手側がある程度認識するべきだと感じました。
  2. 放射線は自然状態でも必ず浴びているものであり、ゼロにすることを目指すのは、ずれているということ。恐怖を感じる出来事には陰謀論が付きまとうが知ることで変わるのではないかと思った。
  3. 原発事故の経緯と復興、放射線に関する基礎知識 放射線に関して、人々はなんとなく危険なもの、というイメージを持っているが、自然の中にも存在し、どれだけの量を被曝すれば人体に有害なのか、というような詳しい知識は普及していないように感じている。特に物理的、化学的な説明は難しいだろうが、人々の原子力に対するイメージは、原爆などによって危険な面のみが強調され、どのように安全性を確保して、どのように有効に活用するか、といった部分はあまり理解されてないように感じた。私は文系の学生ではあるが、高校で化学基礎を選択したり、大学で文科生向けの物質科学を選択したりしてこの辺りに関する基礎的な知識を習得してはいたが、これらの知識をどうやってより多くの人々に分かりやすく、かつ誤解のない形で理解してもらうか、といったことは難しい問題であるだろうと推察される。
  4. (1)科学的な放射線の人体への影響
    (2)講師陣の方々が暖かく学生を迎え入れてくださり、学ぼうという気持ちが強くなりました。これからよろしくお願いいたします。
  5. 放射線についての正しい知識を広く知らしめることが被災地への風評被害を取り払うために必要だと感じた。
  6. (1)当たり前のことですが、まずは正しい知識をみにつけないと始まらないなと思いました。
    (2) 2/26に、東大の他のプログラムで発電所敷地内を見学させていただきました。再度の見学でも効果はあるでしょうか。また発電所以外の場所で何をするか、できるかも気になります
  7. 2011年当時のようにはあまり報道されない避難区域などの最新の情報を知ること。
  8. 正しい知識を正しく伝えることが重要。
  9. 1.放射線の化学的原理
  10. リスク管理の方法を透明化すること。
  11. 未参加

4月18日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

  1. 人が住める環境を取り戻すだけでなく、その後の社会の再建まで含めての復興であるということ。
  2. 学者の研究と国の施策のスピードのずれ:福島県の広い範囲の除染をする必要がある国は大きなスケールで動いているため、学者が考えついた方法が優れているものであっても現実的にはすぐに採用できない 高校地理の学習では表土が流出することによる悪影響が強調されていたので、表土を除染で剥ぎ取った後の土壌の回復が現実的にはどれほどの期間費用で可能なのか気になった
  3. (1)除染作業が終わっても、真の意味での復興は終わらず、住民が再び幸せになれるように、という視点が重要だと思いました。
    (2)土壌以外の除染はどうしたのだろう?と思いました。
  4. (1)表土剥ぎ取り式について地方と都市のメディアでは報じ方が異なり、地方の方が現場に近いこともありより詳細に正確に伝えているような気がした。このテーマに限らず福島の問題はメディアによって捉え方が異なったり、バイアスがかかっている可能性があることに留意しないといけないと感じた。(2)ユーモアも交えながら講義をされていて、楽しみながら講義を受けられた。
  5. (1)復興の定義 内的な復興と、外的なものがあり、はっきりとした定義はなく、その定義は自分で探して行くもの。
    (2)先生の今までの人生について伺い、私は最近何かしないと、という気持ちに束縛されて少しきつかったので、なるようになるな、自分の好きなことをその時々やることは大事だな、自分を持つことが大事だな、と感じて勇気が出た。 また、飯館村での研究は、汚染土という、ニュースでよく聞くことの裏側の情報が知れて、貴重な経験となった。また、高齢の方ばかり住んでいて、若者が村に住んでいないという課題は全然考えたことがなかったので、どうやったら若者も再び暮らせる環境ができるのか考えていきたいと感じた。
  6. (1)復興には、それまで地域社会が抱えていた課題を数十年後を見据えて解決していく未来志向が欠かせないことが重要だと思った。
    (2)現在日本は少子高齢社会であり、人口減少が今後数十年継続すると見込まれていることからも、被災後に、成長を前提とした従来の社会プランを復活させることは難しいと思った。しかし、災害からの復興というのは、成長ができないからと悲観することではなく、今までの集権的な社会計画では軽視されてきた農業や地域文化を見直す契機でもあると思った。
  7. (1)科学への信頼の問題が重要だと感じました。特にポスト真実と言われる今、科学よりも直感的なことや感情が影響力を持つことが多いのでどのように科学を用いて判明したことについて人々の信頼を得ることができるかということを考えていく必要があると思いました。
  8. (1)よいものが必ず採用されるわけではないというのは難しいことだと思った。支持率と面目を気にする政府が過程を無視し前例のないものを忌避するのは理解できるが。
    (2)除染作業を行った際下流民からの批判があったとおっしゃっていました。論理的には理解できてもいいようのない不安がぬぐえない放射線汚染について正しく理解し安心してもらうには何が最善なのでしょうか。
  9. 今まで経験したことがない事態が起こった時こそ、研究の場であれこれするだけではなく実際に現場に行って調査することで、実態の把握や現実的な解決策の考案ができるということ。またエセ科学に惑わされないような科学的知識を身に付けることの重要性。
  10. 福島に戻るかどうかで悩んでいるが、「意外と何とかなる」のではないかという考えを持つことが出来た。
  11. 放射性物質の残存する土を地中に埋めることでも農業に悪影響をもたらすことなく作物を育てられるという事実は、直感に大きく反するためここで生の研究者から話を聞かない限り知れなかったことであり、科学的事実を中立に学ぶことの大切さを実感した。一方で、住民感情というものも復興には科学的エビデンスと同様に大切なものであり、それによって先生の計画が頓挫したという話はやるせない気持ちになった。
  12. これからの被災地がどうなっていくのか、そこで生きてきた人々が寿命を迎えていく中で、私たちのような若者ができることは何か、考えていくことが必要だと思った。
  13. 実際に現地に赴いて活動することの大切さを知った。
  14. 一度避難した被災者が放射能の不安がある中で故郷に帰ることのハードルの高さをあらためて認識できた
  15. (1)最後に少し述べられていたが、この研究が次に同じようなことが起きた時に有効活用されてほしいというのは非常に重要な考えであると感じた。それとともにいろいろな情報を知ることが将来の不測の事態に対応できる力になればいいなと感じた。
    (2)今回の授業を通して汚染土の除染方法について知ることができた。セシウムが表層に吸着して浸透しないという話を耳にしたことがあったがその一次ソースにあたることができて非常に感動した。話し方がとてもわかりやすく魅力的だった。
  16. 「エリート」とされる東大教授が、自分の体を動かして現地に赴き、土を触って福島の復興に取り組んでいると知れてとてもよかった。私もそのように在りたいと思う。
  17. (1)学問分野で開拓された最新の知見が存在するのに行政の前例主義のせいで活かせないのは非常に歯痒く感じた。いくら科学的に正しいと証明されていても、人々の感情を乗り越えることができないことは多いと思うので、その点で科学を生かせる方策を考えるべきだと思う。 (2) 先々週回には出席しておりましたが、コメント記入を失念してしまいました。
  18. 道路や建物、インフラを整備すればそれで復興は終わりだという発想は被災者に寄り添っていないものであり、被災者が元通りの生活を送れるという意味での真の復興には果てしない時間が生じるということ。

4月25日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

  1. (1)実際に現場に訪れて、被災者の声に耳を傾けることが必要で「復興」や「震災」について抽象的にただ議論するだけではいけない。
    (2)双葉町の「原子力広報塔」の画像を見て、大震災前に国が信奉していた「原発神話」の遺構のようなものをまじまじと見させられたように感じた。また故郷に残るかどうかの議論は自分で考える良い機会だった。
  2. (1)巡礼という観点から、被災地に赴いた現地での体験や、取り組んでおられた哲学の面からの活動はとても興味深かった。実際に足を運ぶことでわかる被災地の雰囲気や、声も震災について考える上で、とても重要だと感じた。
    (2)故郷から離れることと、戻ることのメリットデメリットの話は、とても考えさせられるものだった。東日本大震災の時は、多くの人が内陸に集団移住する必要があったし、今後の大災害で、津波の危険性もある中で、故郷を災害により離れることを強いられる人が多く生まれると思う。だからこそ、故郷を離れないといけなくなることは、すべての人にありうることだし、故郷での経験や、故郷に対する気持ちによって、故郷に戻りたい気持ちの度合いは異なってくると感じた。
  3. ディスカッションにて、東京圏出身と地方出身で地元愛に差があることを感じました。恐らくは地元を離れたことがあるかないかが原因だとは思います。前者は、被災地に残るかを損得で、後者は損得よりも結局のところ地元愛を含む感情論で決める傾向があるのではないのかとおもいました。
  4. (1)震災があって故郷が被害を受けた際にどのように行動するかは非常に判断が難しいと思った。被害を受けたとき自分が今の状態だったら帰省して何か手助けするかもしれないと思ったが、子どもの時だったら、あるいは自分が子どもの親だったら普通の生活をしたい(あるいはさせたい)と思って迷わず離れるだろうなと思った。また自分の生活基盤への被害が甚大だった場合は一からそれを作り直すよりも避難したほうがいいと判断して故郷を離れるかもしれない。このように故郷を離れることに関しては様々な要因が影響してその判断を決定するのであり、それを考えると一概に残ったほうがいい、離れたほうがいいとは言えないのではないかと思った。
    (2)特にありません。僕も被災地に実際に行ってみたいと思っていたので、被災地巡礼のお話は非常に刺激的でした。
  5. 復興について実際のリアルタイムの経験を通して聞くことでリアリティを持って実感することができた
  6. 復興は基本的には街に人が戻ることを考えがちであるが戻らない方が被災者本人のためになることもあるというのは頭になかった。実際経済的なメリットだけではない地元を離れるメリットも話し合いの中で見つかった。
  7. 復興というと技術的な話が主で人文科学、特に哲学にできることは少ないように一見思えるが、被災者の声に耳を傾け、人々が語れる場を作るなどの取り組みができるということ。
  8. 被災地の神社や災害の跡が残る建物を「記憶装置」と先生は述べられていたが、その言葉は、あたかも痕跡を外付けハードディスクのような無機質なものに捉えてしまうので、あまり適切ではないように思われる。個人的には、「歴史性」を踏まえて考察したいと思う。主体が読み解くための単なる遺物ではなく、その歴史的遺産の方から我々に語りかけてくるような(多くは沈黙のうちに)なにかを通じて、我々にさまざまな感情を想起させてくれるものであると考えられるからである。
  9. (1)被災地に残るか、離れるかのディスカッションにおいて、年齢や性別など様々な組み合わせがそれぞれ選択に大きな影響を及ぼしているのだと感じた。被災地住民として一括りにしてしまう節が自分にはあったが、様々な状況と需要があることを理解することが重要だと思う。
  10. (1)何事にも長所と短所がある。被災後は精神的負荷から感情的な判断に陥る可能性があるが、そのような時だからこそ、あらゆる選択肢にメリットとデメリットの両方があることを意識しつつ、判断を下す必要があると思った。そのためには、周りに相談することで、様々な意見を踏まえることが重要だと思った。 (2)被災地から移住するか止まるかの問題は、正解を決めるのが難しい。それは、被災地にとどまるメリットは主に精神的なものだが、被災地から移住するメリットは経済的なものであり、精神的効用を金銭に換算するのが難しい以上、同じ基準で比較するのは難しいからだと思った。
  11. 町を元通りにさえすれば住民は元住んでいた家に戻る、というのは短絡的な発想であり、住民にとっては町に戻らないという選択肢も視野に入れているということは、関東に住んでいる人が地方に住む人に対する偏見との差が生じていると思いました。
  12. 復興というと工学的な観点から住める環境を整えることと心のケアということを考えていたが、哲学的な見地からの考えは新鮮で面白かった。
  13. 自分の出自が片田舎であり、そこから離れたくない人を多く見てきた。そのような人たちがその地を離れるということに対して経済的なメリットが多くディスカッションでは挙げられたが、彼らは出たくて出るわけではなく苦渋の決断を下した人もいることを考えれば、経済的ではない、その葛藤を分析する新たな目が必要だと思った。
  14. (1)最後の質問で、我々の班では「在学中は戻らず、卒業後に戻る」といったことを考えつつも、そもそも選択肢がない人たちのことを考えて決めかねていましたが、他の班を見るとかなりあっさり「戻る、戻らない」といったことを決めていて驚きました。東大生という時点で、選択の自由がかなり認められた環境に過ごしている人たちなのだなの自らの立ち位置を再認識しました。
  15. 哲学的な視点から見る復興知学はとても興味深かったです。被災者ではない自分が、被災地に行ってできることとして、記憶装置を訪れるという行為によって忘却されていることを蘇らせる巡礼という形があるのだと知ることができました。
  16. 今までは持続可能なエネルギーとして「CO2を排出しない」という観点から再生可能エネルギーばかり考えていた。しかし原子力発電の過程で排出される汚染物質が環境に及ぼす影響も考えて、持続可能なエネルギーを考えるべきなのだと気がついた。

5月2日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

5月9日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

  1. (1)池上先生の経験をもとに、リスクコミュニケーションに関して、身近な話題から学ぶことができて、とても貴重な学びとなった。人の話を聞く重要性、相手の立場になることの重要性を感じた。大学では、難しい内容を扱うため、人に伝えるときに、難しい言葉を使ってしまうが、相手に伝わる言葉を使うことや、わかりやすく噛み砕くことが重要だと感じた。コミュニケーションのやり方一つが、他の人の行動や、社会を悪い方向に変えることにつながってしまうのだと思った。偉そうにすることが、コミュニケーションの難しさを生み出していると思った。 (2)最近の時事問題から、コミュニケーション方法について、幅広く学ぶことができました。ありがとうございました。
  2. (1)何か話すとき、話す相手によって話し方や構成等を変化させて対応することが大切。 (2)池上先生が原稿などもほとんど見ずに、止まることなく話されていたのが印象的でした。貴重な意見や解説が聞けて大変有意義な時間でした。
  3. 「安全」と「安心」の違いについて、前々から疑問に思っていたので納得しました。安全だけでなく心理的な安心も保障する必要があるというのは大事な視点だと思います。
  4. 日本の政治家を論じる際に、説得から共感という大きな流れが提示されたこと。近年のよいとされるリーダーは人々を引っ張る役割ではなく寄り添える人物だ、専門家の独占的知識を背景とした権威が低下している、といった話題を聞くことはあったが、どちらも根底として立場が上のものが下のものを教え導くという構図が崩れていることを表しているように感じた
  5. あんまり面白くなかった。さすがに福島と関連ない内容が多かったし、質問にもちゃんと答えてないと思われる。欺瞞。

5月16日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

5月23日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

6月6日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

6月13日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

6月20日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

6月27日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

7月4日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

7月11日の講義で (1)重要だと思ったことを 1 つ挙げてください。 (2)質問や意見があれば書いてください

復興知ツアー(8月25-27日予定)の資料


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Update by mizo (2024.4.20)